初回の爪の状態はこんな感じでした。

爪が皮膚に当たってしまっており、痛みが出ている状態でした。

この爪の場合は、刺さっている爪の部分をカットしてワイヤーで爪の変形をとっていけば痛みがなくなるが、爪だけ施術しても、また再発してしまう原因がありました。

富永さんの場合は２つ原因がありました。

それは・・・

『足のアーチ』　

『歩き方』

でした。

なぜこの２点が重要かというと・・・

まずは、足のアーチは内側のタテアーチ。外側タテアーチ。横アーチの３種類のアーチで構成されています。

このアーチという言葉は聞いたことがあると思いますが役割は簡単にまとめると歩く時の衝撃を吸収してくれる作用があります。

それが、富永さんの場合はアーチが不足してしまっている。つまり『偏平足』の状態だったために、歩くと足に衝撃が加わってしまい爪にストレスがかかるので、また爪が巻いてしまう。

次に歩き方。

本来は、３点歩行と言われる歩き方をしなければなりません。順番で言うと歩く時の重心が踵から薬指。薬指から親指側にいくのが正しいと解剖学的に言われています。

それが富永さんの場合は２点歩行と言って踵に重心をかけるまでは良いですが、次の薬指側にいかず、親指側に重心がいってしまう歩き方でした。

これをしてしまうと体重が親指にのってしまいそのストレスによって再び爪が巻いてしまう。

以前も病院で施術をしていましたが、再び巻いてしまうのは「アーチ」と「歩き方」の、この２点まで正しく出来ていなかったためでした。

そのため、痛みだけ取りたい場合はワイヤー交換と爪のカットをすれば２回くらいで大丈夫。再発まで防ぐにはこの２点も矯正しないといけないので６回はかかると説明し、富永さんもまた再発するのは嫌だ。

とのことだったので、６回来てもらうことになりました。

初回の施術は、フルマラソンのこともあるので痛みをとっていくことをメインで施術をおこないました。

初回の施術で、歩いても痛みはないと言ってました。

ここまでは良いが、大事なのは前みたいに再発しないことなので、足のアーチを作っていくこと。

歩き方も修正が必要なので次回は２週間後にこの２点を改善するべく来院してもらう事にしました。

２週間後に足のアーチが出やすくなるエクササイズをお伝えしました。また、歩き方を富永さんにもチェックしてもらうために、動画をとりました。

そこで自分のフォームをみてもらい修正もおこなっていきました。

２回目の施術。３回目の施術も毎回１ヶ月に１回ワイヤー交換の施術間隔で来てもらいました。

２回目の施術の時には痛みが全くなく、フルマラソンも無事に完走できたとのことでした。

４回目の施術もワイヤー交換した後、再発しない為に歩き方をチェックしました。

大分安定はしてきましたが、出来ていないところもあるのでその部分を指導させてもらいました。

爪の状態は１回目の施術の時から、もう痛みは出ていない。とのこと。

再発しないための足のアーチが形成。歩き方もしっかりと３点歩行が出来ていて、爪に負担もかかっていない為、爪が巻いてしまう要素がなくなったために卒業しました。

Q：いままでどのような症状や痛みで苦しんでいましたか？出来るだけ詳しく教えて下さい。

両足、親指の巻き爪で悩んでいました。日が経つにつれて、痛みが増してきて辛かったです。　

最初は皮膚科で施術をしてもらいましたが、終了後はすぐにまた痛みが出てきました。　

運動などはなるべく避けていました。

Q：その症状に対して今までどのように対処していましたか？

とにかく我慢をしていました。時々、皮膚に爪の間に綿をつめたり痛みを和らげる応急処置をしていました。

Q：実際施術を受けてみてどうでしたか？変化があれば教えて下さい。

１回目の施術後からすぐに痛みが激減しました！施術以外にも歩き方、家で出来るトレーニング方法も教えて頂き、最終施術のときにはほとんど痛みはありませんでした。　

また運動も始め、マラソンにも挑戦しました！気持ちもとても楽になりました。

Q：もし勧めるとしたらどんな人にすすめたいですか？

巻き爪になりかけている人。長年、巻き爪で悩んでいる人。　

症状が出ている人、全員にすすめたいです。もっと早く来ればよかったです！

※富永さん患者さんの声を書いていただきご協力ありがとうございました。(^^♪