【巻き爪になったら】巻き爪になってしまったら普段の生活で何に気をつければいい?

今まで巻き爪に無縁だった人が急に巻き爪になってしまうこともある?

 

「普段履くのはスニーカーやヒールの低いパンプスで、今までは巻き爪に無縁だったのに・・・40歳を目前に巻き爪になりかけているのを発見しました。」

 

トラブルが無ければ気にされることのない存在である爪。

しかし一度剥がれたり大きな怪我をしたりすると、途端に毎日の生活の中で気がかりになる存在でもあります。

その中でも巻き爪は、徐々に進行する可能性のある爪の病気で、自覚した時には痛みや違和感を伴っている場合がほとんどです。

 

巻き爪を発症原因は様々で、運動不足が続いてなる人もいれば、妊娠を機になる人もいます。昔から言われているような、ヒールの高い靴を頻繁に履く人がなるものという説は、ごく一部の原因に過ぎません。

 

そこで巻き爪になりやすい人となりにくい人の違いや、普段の生活の中で気をつけた方が良いことについて考えておきたいと思います。

 

 

巻き爪になりやすい人となりにくい人の違い

 

①生まれつきの爪や指の形

 

体型や体質が千差万別であるように、爪や指の形も違っています。巻き爪になりやすい・なりにくい、の違いはまず爪が指に対してどのように生えているかによって変わってきます。

爪の幅が広い、あるいは伸びる白い部分が指に深くかかっていないタイプの人は、皮膚に対する爪の巻く力が分散されやすい傾向にあるので、比較的巻き爪になりにくいと言えそうです。

 

反対に、爪の幅が狭くて白い部分が指に深くかかっているタイプの人は、深爪もしやすくなってしまいますし巻く力が狭い範囲で働きやすくなるので、巻き爪になりやすいということになります。あくまでも「どちらかと言うとなりやすい」程度の目安ですが、自分の特徴を知っておくことで巻き爪を未然に防ぐケアをすることができるでしょう。

 

→巻き爪になりやすい爪の形の人は・・・

巻き爪予防の第一歩は深爪をしないことです。深爪をしても爪の白い部分が指の外側で始まっていれば問題ないのですが、白い部分が指にかかっている人は指の長さと同じぐらいの爪の長さにしておくことで、周りの皮膚が盛り上がって食い込むのを予防することができます。切り方は仕上がりが緩やかな四角になるように、スクエアカットにするのがコツです。

 

②爪が分厚さや硬さの違い

 

爪は本来、何も負荷がかからない状態が続くと内側に巻く力が働いてしまうのですが、爪が薄くて柔らかいタイプの人はその内側に巻く力も弱く、比較的巻き爪になりにくいと言われています。

赤ちゃんや幼児の爪を見るとわかるように、多少巻いていたとしても爪も柔らかいので指から爪にかかる負荷の方が上回り、よっぽどのことがない限り幼少期に巻き爪が悪化することはありません。

 

反対に、爪が分厚くて硬いタイプの人は巻き込む力も増してしまうので、巻き爪になりやすいということがわかります。もともとの爪の質が分厚い人もいますが、加齢や体重の増加などにより後天的に爪の質が変化することが多いので、自分は大丈夫と思っていたら巻き爪になっていたということが起こり得るのはそのためです。

 

→巻き爪になりやすい爪の質の人は・・・

爪を少しヤスリなどで削って磨いておくと、分厚い爪も綺麗に整えることができます。薄く整えた分、巻く力も弱まり見た目も清潔感が増して一石二鳥です。どのぐらい削ればいいのかわからない時は、ネイルサロンでプロのケアを受けてみるのも良いでしょう。ネイルアートをしなくても地爪を整えるコースがあり、男性でも対応可能なサロンも多いです。

 

③歩き方や重心の違い

爪の形や質によっても巻き爪になりやすいかどうかは違ってきますが、一番大きく左右されるのは足が地面にどのように着地しているかというポイントです。

なぜなら巻き爪は、爪が地面と指の間に挟まって押さえつけられても進行しますし、指が地面に着地しなさ過ぎても進行する、大変デリケートなバランスの中にあるからです。

 

これは特に足の指で発生する巻き爪と足の着地の関係ですが、自分の足の指がどのように地面に触れているか考えたことはありますか?直立した時に、親指が外側もしくは内側に倒れている人は要注意。倒れている側にある爪が地面に押されて、巻き爪になりやすい状態と言えます。

 

他にも、足の指が曲がって地面から浮いている人や、外反母趾で人さし指に親指が乗るほど掛かっている人は、爪に適切な負荷がかからず巻き爪になりやすいタイプとういうことになります。

 

→巻き爪になりやすい立ち方の人は・・・

足の指を曲げ伸ばしした時に、手の指のように全ての指が機能しているかどうかをまず確認します。地面にきちんと着地できていない足の指は、多くも場合握る力が低下しているものです。まずは足の握力を向上することから始めていきましょう。

 

そして、曲げた時も伸ばした時も他の指とぶつからないか、あるいは関節で変な方向に曲がっていないか見ておきましょう。万が一、指を曲げた時に痛みを感じたり、そもそも曲げることができなかったりする場合は、巻き爪の前に治すべき外反母趾やその他の関節に関する疾患にかかっている可能性もあります。早めに専門機関を受診しておきましょう。

 

 

巻き爪になってしまった時、普段の生活で何に気をつければいい?

 

①温める

巻き爪になっている場所は、爪が食い込んで血行が悪くなっているのも原因の一つではありますが、冷えやすい場所で起こることが多いです。それは爪の成長に関係しているのですが、血行が良好で温かい場所では、新陳代謝が活発で常に新しく柔軟性のある爪が生まれ変わっているのに対し、冷えている場所では十分な栄養が届かずに爪も古い角質が残りがちになります。

 

一時的に冷えている程度なら問題ありませんが、万年冷え性に悩まされていて巻き爪もあるという人は、温めて代謝を活発に維持することが巻き爪の進行を遅らせることに繋がります。カイロや入浴などももちろん有効ですし、体が温まるぐらいの有酸素運動を続けるのも効果的です。

 

②保湿する

爪は皮膚とは違い、生えてきた後に水分を足すというのが難しい組織です。そのため、生えてくる時の環境にとても左右されます。そこで心がけたいのが、爪の周りの保湿です。ささくれになりやすい人や爪に縦筋が入りやすい人は、爪の根元の「爪母」を常に保湿するようにしましょう。

水仕事で常に乾燥と隣り合わせにあると、手の爪も巻き爪になるリスクを抱えています。冬は特に夏場以上のケアをプラスアルファしておきたいところです。

 

保湿の後は、手袋や5本指ソックスなどで潤いを保護することをおすすめします。靴下を履いて寝る習慣のない人であれば、フットカバーなどで部分的に潤いを閉じ込めておくのも効果的です。

 

③バランスの良い食生活を心がける

爪や髪の毛は、内臓や皮膚の細胞に比べると後回しにされます。そのためしっかりと栄養が足りていないと、保水力のある艶やかな爪が成長できません。爪の状態で体調がわかると言われているように、体調を大きく崩した時の爪に段差が残っていたり、爪母が弱っていると爪に線が入ってしまったりすることが多いのはそのためです。

 

大豆や魚、鶏肉、豚肉、牛肉などのタンパク質をしっかり摂取して、健康的な爪を育みましょう。

タンパク質が栄養素に変換されるためにはビタミン群も重要な役割を果たします。色々な食材からバランスよく栄養を取ることが大切です。

 

④すぐ深爪しない

巻き爪の初期段階で多いのが、すぐに短く切り落として悪化してしまうパターンです。

心理的には、爪が引っ掛かるようになってきたから切るというのは理解できますが、ケアとしては真逆で引っかからないところまで伸ばすのが正解です。

皮膚の上で巻き込みやすい爪も、皮膚の外側まで伸びると指に押されて改善されることがあります。初期段階の巻き爪に気づいたら、まず指にかかる程度まで伸ばしておきましょう。

巻き爪の矯正をする時にも、爪の長さがある程度あった方が定着させやすいです。

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

また、インベントプラスは従来の金属製のワイヤーよりも嵩張らないのが特徴であり、装着したままでもスポーツを行っていただくことも可能です。特殊なワイヤーの上からコーティングも施すことで、従来の生活の妨げになることはまずありません。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

今までと何も生活スタイルは変わっていないですし、靴も足に負担のかかるようなものは履いていないはずだったのに、急に巻き爪の症状が出てとても焦りました。

処置としては短時間で終わり、巻き爪としては軽度だったようで安心しました。

 

そこで詳しくお話を聞いてみたところ、どうやら年齢的な要素が大きいことがわかりました。確かに足の爪だけでなく手の爪も、年々硬くなってきていることは感じており、巻き爪まではいかなくても手の爪を切る時の力加減が昔よりも必要になってきていると思います。

足の爪はもっと硬くなっているのを実感しており、普通の爪切りで皮膚と爪の間に爪切りを入れて力を込めるのがだんだん困難に感じてきているほどです。

 

まさかその爪の質の変化が巻き爪の原因になっているとは、自分では気づきもしませんでした。これからは、寝る前の手の保湿と一緒に足のケアも続けていきたいと思います。

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

明らかな原因もないのに急に巻き爪になったら・・・焦りますよね。窮屈な靴を止める、深爪をやめるなど、明らかな原因がわかっていれば防げるものの、何も心当たりが無いとなると不安になってしまうものです。

 

ただ安心していただきたいのは、加齢によって変化した爪の質はある程度の心がけで食い止められるという点です。もともとの土台は健康な爪であったのですから、少しケアを取り入れるだけでも巻き爪を改善できる余地があります。初期段階で矯正の処置をしておき、あとは普段の生活の中で少しだけ爪にも意識を向けていただくだけで、再発を防止するのも難しいことではありません。

 

 

巻き爪になってしまったら 普段の生活で何に気をつければいい?  まとめ

 

今回は、巻き爪になりやすい人となりにくに人の違いと、気をつけるべき普段の生活について考えてきました。

 

小さい頃よりも大人になってから巻き爪に悩まされる人が増えるのは、爪の質や形とも大いに関係があり、それは加齢とともに確実にリスクが高まっていく理由の一つです。ちょっとした日頃の生活の中で爪に良い習慣を身につけておけば、悪化することなく改善できる巻き爪についておわかりいただけたのではないでしょうか。

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

 

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