【寒い時期は要注意!】巻き爪と冷えの関係

巻き爪は冬でも進行する?

 

「紫外線にさらされたり、ネイルアートをしたりする夏場と比べたら、冬は巻き爪が悪化しにくいように思うのですが・・・」

 

秋から冬にかけて爪は露出されず、靴下やストッキングなどで保護されている安心感から、爪の健康への意識は薄れがちですが、見えない時期だからこそ巻き爪の改善をしていきたいところ。

 

寒くなると悩みの種になるのが「冷え」ですが、皆さんの冷え性対策にどんなことをしていますか?

 

巻き爪は、靴や歩き方、生活習慣やスポーツの趣味などに深い関係があると言われていますが、実は冬に極度の冷え性から巻き爪になる人や悪化する人がいることはあまり知られていません。冷えから手足の末端に血流が届かず、爪に必要な栄養素が足りずに爪が硬くなり巻きやすくなるのが主な原因です。

 

夏のように爪が人目につかないために治療が後回しになり、見えないからセルフケアでなんとかしようとするケースが増えるようですが、取り返しのつかないほど悪化する前に根本的解決をしておきたいものです。

 

 

寒い時期に巻き爪が悪化するのはどうして?

 

①冷えが続くと毛細血管が休みがちになるから

 

顔の皮膚や手と同じように、冷えていると毛細血管から末端への栄養が行き届かず、皮膚や爪が乾燥してゴワゴワしてしまいます。一時的な冷えであれば温めればまた血管は正常に作動します。しかし慢性的に冷えていると血管そのものが衰えてしまい、必要な栄養素と老廃物の入れ替えが血液の中で行われにくくなり、細胞の活動がエコモードに。

 

結果、血管が冷えている場所の新陳代謝が滞り、新陳代謝が滞った場所がまた冷える悪循環になります。この状態ではどんなに保湿しても細胞自体の保水力がありませんから、乾燥が止まらないというわけです。爪の栄養は付け根の爪母から発せられているので、爪母が乾燥していてはそこから成長する爪も乾燥して、分厚く、ゴワゴワした巻き爪になりやすい性質を持っていることを意味します。

→対処法

 

温めるようにすることは勿論大事ですが、さらに毛細血管を刺激するように先端までマッサージしましょう。指の付け根から先端へ血流を促すようにマッサージしていきます。手も足と同様にしておくと、健康な爪の成長を促す効果を期待できるでしょう。その際にクリームやオイルなどを使用すると保湿もできて一石二鳥です。

 

②冷えで指先が縮こまっているから

 

暖かい場所で裸足のまま過ごしている時と、寒い場所で靴を履いて過ごしている時では、断然裸足の方が足の指先までしっかり使って地面を掴んでいる感触があるものではないでしょうか?

指先までしっかり使うことで、指先へ適度な圧力がかかり、爪が巻く力と相反する作用が働きます。

 

しかし、冷えている時は指が靴の中で縮こまってしっかり使うことができず、爪が巻く力が上回ってしまう現象が起きやすくなるのです。この現象は冷えていない人でも、浮き指になっていると同じ環境になりやすいです。

 

→対処法

原理としては浮き指の対処法を実践すれば、指先が縮こまるのを防ぐことに繋がります。

五本指ソックスでも足の指先まで意識するのにとても効果がありますが、浮き指用の指パッドを取り入れてみるのも方法の一つです。足の指先が縮こまっていると、踵と足の平の2点しか地面に着地していないので安定感も悪く指先への刺激がなくなってしまいます。きちんと地面に着地する習慣をつけて、冷えと浮き指の改善を心がけましょう。

 

③冷えで貧血が悪化しているから

 

血行不良による栄養不足も深刻ですが、血中のヘモグロビンの量が減少して貧血になると、爪の質に影響があることがわかっています。一番多いのは爪が反り返ってしまう「スプーンネイル」ですが、貧血の人の爪は概して薄く弱い性質になりがちであり、割れやすい側面を持っています。

 

いつも爪が二枚爪になって途中から割れてしまう人などは要注意。ただ割れるだけではなく、割れたつめの端が皮膚に刺さると炎症を起こして陥入爪になってしまうことがあります。爪は分厚く硬くなっている時だけが巻き爪の危険性が高まるわけではなく、薄く弱くなっている時でも気をつけなければならないのです。

 

→対処法

貧血の予防には食生活の改善が第一ですが、人によって吸収しやすい体質の人もいれば、排出しがちな体質の人もいます。鉄分だけ摂取してもビタミン類が不足していると上手に吸収できませんし、良かれと思っている食べ合わせが鉄分を吸収させにくくしている場合もあります。

そこで普段の食生活に、鉄分のサプリメントを追加するのは効率よく貧血を防ぐのに効果的です。

 

自分がどのぐらい貧血かわからない場合は、専門機関を受診することをおすすめします。重度の貧血には鉄剤を処方されるのが一般的です。

 

 

巻き爪を悪化させないための冷え対策とは?

 

一にも二にも入浴!

どんな冷え性対策においても最優先は全身浴です。たとえ短時間の入浴でも、シャワーで済ませるより入浴する方が冷え取りにも疲労回復にも効果が高まります。また入浴後の徐々に体温が下がっていく過程で睡眠をとると、安眠できることがわかってきました。

冷えて寝付けない人は、お休み前にサッと入浴をしてから布団に入ると、睡眠の質の改善に繋がります。

細胞の新陳代謝は睡眠中が一番活発になりますので、冷え性を解消しながら細胞を活性化させて、質の良い爪を育みましょう。

 

3ヵ所の「首」を温める

人間には、末端へ繋がる関節の要所に「首」、「手首」、「足首」があります。運動機能を司るだけではなく、毛細血管の分岐点になっている場所でもあります。そのため、3カ所の首を温めるだけでも、末端まで保温効果が持続し、冷えの改善に繋がります。

全身で厚着をしてしまうと身動きに制限が出て、かえって運動不足を招いてしまうので、ネックウォーマーやレッグウォーマーで部分的に温めて、他の部分は適度な運動により体温を高めるのが効率よく代謝の良い体質を身につけるのに役立ちます。

 

血行が良く栄養が行き届いている爪は、ピンクの部分の血色も良くなり、美しい手元や足元を演出できることでしょう。

 

体の内側から温める

夏でも冷たい飲み物より常温の飲み物の方が体への吸収率も高まり、効率の良い水分補給ができると言われていますが、寒い時期は体温より高めの水分補給をして内臓から温めておきたいところ。暖房が入り出すと、ついつい暖かい中でアイスクリームやアイスコーヒーを楽しみたくなるものですが、寒い時期には体を温めようとして内脂肪がつきやすくなるので、冷たいものを取り入れると内脂肪を蓄えるスピードが加速します。

 

脂肪はリンパや血流の流れを阻害してしまうので、疲れや老廃物が溜まりやすくなり、皮膚をはじめ髪の毛や爪などでも活発な新陳代謝が行われにくくなってしまうのです。

 

筋力をつける

男性より女性に冷え性の割合が高めなのは、筋肉量と体温がダイレクトに関連しているからです。

そのため、冷え性を改善するには、筋肉をつけて体内に熱源を確保できれば、実は一番近道とも言えます。しかしながら筋肉量を増やすには、体内のタンパク質が筋肉を構築できるだけ豊富にあり、そこに適切なトレーニングがなされないと難しいことから、最低限今ある筋肉を劣化させないように意識したいですね。

 

爪を作り出すにも筋肉量を維持するにも、良質なタンパク質は欠かせませんので、冷え性対策と健康的な爪の土台作りは大変近い場所にあるということがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

また、インベントプラスは従来の金属製のワイヤーよりも嵩張らないのが特徴であり、装着したままでもスポーツを行っていただくことも可能です。特殊なワイヤーの上からコーティングも施すことで、従来の生活の妨げになることはまずありません。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

夏でも冷房で冷え性に悩まされ、秋から冬にかけては当然手足が凍りつき、考えてみれば1年中冷え性と付き合っているような体質です。また貧血で定期的に立ちくらみや頭痛なども起きるので、いわゆる虚弱体質に当てはまるのだと自分では思っていました。

 

ところが、巻き爪が悪化したのを機に施術を受けてみたところ、なんと足の指が浮いているということも指摘され、とても驚きました。自分の足の指の着地は横から見たことがなかったので、おかしいとも思わなかったのです。

 

これではいくら運動しても足の先まで温まらないですし、冷え性が改善されない原因がわかり納得しました。浮き指を改善していかない限り、巻き爪を矯正しても再発する可能性が残ってしまうとのことで、これからは巻き爪の施術と一緒に浮き指を治していき、冷え性やむくみの起きない循環する体作りをしていきたいです。

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

巻き爪と一緒に外反母趾や浮き指靴を発症しているケースは大変多いのですが、それが冷え性や貧血と関係があるとはなかなか繋がらないようで、体質のせいだと諦めてしまっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

冷えていることで毛細血管がうまく働かずに栄養が行き渡らず、不要になった老廃物などが滞留することで新陳代謝が阻害され、さらに冷えやすくなるのが冷え性の悪循環であり、その環境ではいくら体に良いとされる食生活を送っていても健康な爪は育ちません。

 

そもそもの冷え性の原因がどこにあるのかを突き止め、それを改善していくことで冷えの解消が促され、巻き爪が悪化しにくい土台作りへと繋がっていくのです。

 

 

寒い時期は要注意!巻き爪と冷えの関係  まとめ

 

今回は、冷えと巻き爪の関係について考えてきました。

 

暑い季節も、紫外線や細菌の繁殖など爪にとって負担の大きい時期になりますが、寒くなると冷えという大敵が現れます。冷えは血行不良になるだけではなく、そこから毛細血管の働きが鈍ることで新しい細胞の形成がスピードダウンし、さらに冷えやすくなるということがわかりました。体の実に90%近くが毛細血管なのですから、その働きが鈍ることで起きる弊害については、言うまでもありません。

 

また冷え性の女性の多くが貧血で悩まされており、その原因が足元の骨格に由来している可能性についても指摘してきました。巻き爪や浮き指、外反母趾は知らず知らずのうちに進行するものであり、その分完治するには時間を要するものです。しかしそのままにしておくと、冷え性や貧血から抵抗力や弱まり、他の病気を引き起こす危険性もあります。

 

このように巻き爪の改善を機に、体全体の健康について考え直すきっかけになってくれると良いですね。

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

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