【治療したい…けど!】巻き爪治療に保険は適用されるの?

保険が適用される巻き爪の治療方法もある?

 

「知り合いに聞いたら巻き爪の治療には保険が適用されないのは本当ですか?」

 

巻き爪の治療に保険が適用されないというのは、半分正解で半分は不正解と言えます。

 

というのは、その治療が爪の矯正だけなのか、局部麻酔も使用するような皮膚にまで及ぶような治療になるのかによって適用の有無が違ってくるからです。

では保険が適用される治療がその人にとってベストなのか、適用されるから治療費がかなり抑えられるのか?というとまたそれは違う話になってしまいます。

 

巻き爪に関する正確な知識と同じぐらい、巻き爪の治療と保険適用の現実は正しく周知されていないのが実情です。鍼灸や整骨でも保険が適用される・されないの情報が正しく行き渡っていないように、保険の線引きの理解はとても難しいものがありますね。

 

実際にサキュレでは、巻き爪の矯正であるインベントプラスの施術には保険は適用されません。

それではさらに詳しく見ていきましょう。

 

保険が適用される巻き爪の治療方法

 

①フェノール法

爪の幅を細くして、巻いている部分だけを切除する方法です。

爪の根元に局部麻酔をして、爪を縦方向に切除していき、細くしたい部分の根元にフェノールという薬剤を塗布して爪が生えてこないようにします。

 

1日で手術も終わりますし、麻酔が切れた後も痛み止めを処方してもらえるので、あとは炎症止めを2週間程飲み続ければ治療としてはいったん完了です。

 

保険が適用される治療方法ですので、受診する専門機関によって費用のバラつきはありますが10000円前後~15000円程度に考えておけば良いでしょう。手術にかかる時間も20分~30分程度で、入院の必要もありません。

 

デメリットとしては、局部麻酔の注射が痛いこと。そして爪の幅が明らかに不自然に細くなるということに加えて、爪の幅を細くしたからといってもう2度と巻き爪にならない保証はないということです。術後すぐは問題ありませんが、周りの皮膚が盛り上がってきて、爪がその皮膚と一体化するとまた巻き爪になる可能性はあります。この治療を繰り返していくと最終的には切り取る爪がなくなり、気づけば爪母完全除去という方法しか残されていないなんて結論にもなり兼ねません。

 

② 鬼塚式

 

原理としてはフェノール法と同じですが、その手法が爪を切除した後に末節骨の骨髄まで切除する点。切除した側の爪と皮膚を縫い付けるなどの課程が加わります。

抜糸もしなければならないので、治療期間としては元の生活に完全に戻るまでは1ヵ月~2ヵ月は想定しておいた方が良いでしょう。

フェノール法よりも格段に痛みを伴うため、両足の巻き爪にこの治療方法を取り入れる時は入院することもあるほどです。

 

この昔の治療方法を導入している専門機関はもうかなり減っており、爪の幅を細くするならフェノール法の方が一般的な方法と言えます。

デメリットとしてはフェノール法と同じ用に巻き爪が再発する可能性が残ってしまうことと、何よりも術後にかなりの痛みが残ることです。そして治療期間が長く、巻き爪の治療で1~2ヵ月も違和感が残ることもあるというのが最大のデメリットではないでしょうか。

 

③爪母完全切除

 

爪の根元にある半月型の白い部分を切除して、もう2度と爪が生えてこないようにする方法です。

巻き爪になる心配が一生ありませんので、部分的に生えてこないようにするよりも、手っ取り早くて良いと考える人もいるかもしれませんが、爪は体重を支える・走る・歩くなどの運動に関わる体重のコントロール全てを最終的に担っている場所ですので、この先もスポーツをしたい人には適さない方法となります。

逆に、糖尿病で足の先の感覚が痺れていて巻き爪が今後も悪化しやすい人、寝たきりの高齢者や爪白癬の治療を行うことができないと判断された人などには、とても有効な治療法で費用は15000円~200000程度でしょう。

 

デメリットとしては、局部麻酔が痛いこと、術後も定期的に通院の必要があること、術後3週間ほどは絶対安静にして普段の生活が送れなくなることなどが挙げられます。

爪がなくなって皮膚だけになりますので、まだまだネイルを楽しみたい!という人にもあまりおすすめできませんね。どんな治療方法も施しようがないほどに悪化した巻き爪治療の最終手段と考えておいた方が良いでしょう。

 

保険が適用されない巻き爪の治療方法

 

①プレート法

 

プラスチックや特殊な金属のプレートを爪の表面に張り付けて、プレートが元に戻ろうとする反動を利用して矯正を行っていく方法です。保険は適用されませんが、1回の施術は5000円~8000円ほどが相場で、適用されなくてもそこまで費用が高いと感じることはないでしょう。

施術にかかる時間も10分~15分程度で、麻酔などもしないのでその場で終わりです。

軽度の巻き爪の矯正に適しており、それよりも進んだ中度や重度の巻き爪には矯正力が足りないので、外れやすくなったり治療期間が長引いたりします。

 

デメリットとしては、プレートを爪に貼り付ける状態が続かない生活環境の人だと、外れやすいことがある点です。サーフィンやプールなど水に入る機会が多い人や、水に触ることが多い仕事に従事している人の手の巻き爪矯正にはあまり適しているとは言えません。

 

 

②マチワイヤー法

 

形状記憶合金のワイヤーを使い、爪の両端に穴を開けて爪を持ち上げる矯正方法です。保険も適用されませんし、1ヵ所10000円ほど施術費用がかかりますので、他の治療方法に比べると高く感じるかもしれません。

しかしプレート法とは違い、爪の長ささえあれば重度の巻き爪の矯正にも適用できますので、その矯正力の高さと、一度装着すると外れにくい固定方法には定評があります。

一度の施術時間は5分~10分程度で、装着した瞬間から巻き爪の痛みから解放されます。

爪が伸びてワイヤーの取り換えをしなければならないタイミングが通院の目安です。だいたい2ヵ月に1度程度の通院で、軽度の人であれば3回程付け替える頃には巻き爪が矯正され終わっているでしょう。

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありませんし、穴を開ける必要がないので爪が伸びるのを待つ必要もありません。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

専門機関で行う巻き爪の矯正と同じように保険は適用されません。ただし、キャンペーン期間やタイミングによっては、初回がかなりお得に受けられる特典も用意しておりますので、来院の前にホームページや電話などでお気軽にお問い合わせください。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

巻き爪の矯正は保険が適用されないというのを聞いて、保険が適用される治療の方が良いのではないかと漠然と感じて、爪を切除する手術を受けようと考えていました。

 

しかし、相談するだけなら!と思い直してサキュレさんに駆け込んだところ、爪を無くさないで良かった・・・というのが正直な感想です。矯正をしてもらった瞬間から痛みも違和感もなくなりましたし、私の巻き爪は、爪を全摘しなければならないほど悪化もしていないし、半年ぐらい矯正を続けて正しい歩き方を意識すればよっぽど大丈夫だと判断していただけたからです。

 

確かに、爪の幅を狭くしたり爪が生えてこないようにしたりする手術なら1回の手術で終わりますし、5000円から15000円ぐらいで終わるので費用も矯正するよりは安いのかもしれません。でも今後あと30年、40年爪が無い不自然な指を見るのはどうなんだろうと思ってしまいます。

 

巻き爪の矯正は初回お試し価格で施術していただけたので、思っていたより抑えられましたし、毎月通わなくても良さそうなので、今ある爪を大事にしながら改善していくことに決めました!

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

実際にこのように相談をしていただける機会があると、その人その人の巻き爪の状態やその原因、最適な治療法などを提案させていただけるのですが、知らずに保険が適用される治療の中だけで選択をしようとされている人はかなり多いのではないかと推測されます。

 

もちろん、医学的な見地からの治療法ですので、体に害があるということは一切ないでしょう。

 

しかし後から、そんな治療法もあったのか!それなら爪を温存したかった!と後悔される人がいないよう、わたしたちは巻き爪の情報を発信したいと考えるのです。しかも、最近では皮膚科や整形外科でも巻き爪のメインの治療法は温存する方法であり、専門機関を受診しても民間の巻き爪治療を行っている院で受診しても、提案されることがほとんど変わらなくなってきているという部分は非常に良い傾向だと感じています。

 

そして当然そういった専門機関でも、爪を温存して矯正する場合は保険が適用されませんので、結局はどの材質を使った矯正方法を選ぶか?どんな時間帯に、どこに通うのが一番通いやすいか?などの要素も最終的には選択肢の判断基準になってくるのです。

 

 

治療したい・・・けど!巻き爪治療に保険は適用されるの?  まとめ

 

今回は、巻き爪には保険が適用される治療方法とされない治療方法があり、その線引きがどこにあるのかという点について触れながら、どんな巻き爪にどんな治療方法がふさわしいのかを考えてきました。

 

実際におすすめしたいのは、軽度から中度でセルフケアでは悪化してしまうぐらいの巻き爪なら矯正を。かなり進んでしまった重度の巻き爪で、爪の幅が細くなったり爪が全部なくなったりしても良ければ爪母完全除去を。炎症が進行して化膿から肉芽腫にまでなっているのであればレーザー治療を。大まかにはそういった区別をしておくのが良いでしょう。

 

これらの方法の中で、麻酔が必要な治療は保険が適用され、矯正には保険が適用されません。

 

人によっては中度の巻き爪で矯正して温存すれば元の健康な状態に戻れるのに、保険が適用されないから大掛かりな手術をしたいと望むこともあるかもしれません。もちろん、寝たきりで通院も大変だから爪が今後一切生えてこないようにしておくのがメリットになる場合もあるでしょう。このように矯正が最優先だと一概には言えないこともありますが、爪が体の中で果たしている需要な役割を考えると、費用や保険の面だけで温存式治療方法を敬遠するのは勿体ない判断だということがおわかりいただけるのではないでしょうか?

 

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

 

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