【自分でもできる?】巻き爪の痛みを和らげる方法

巻き爪の痛みを和らげたい方へ

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先日、こんなお悩み相談をいただきました。

 

【巻き爪の痛みを自分で和らげたいです】

 

仕事柄、ある程度ヒールの高さのある靴で立っていたり歩いていたりする時間が長く、足の親指の巻き爪の痛みが夕方から夜になるにつれて酷くなっていきます。

痛みがある時はヒールのない靴を履いてもおさまらないことが多く、毎日が憂鬱です。

 

巻き爪の治療に行きたいのですが、なかなか時間が合わず医療機関などを受診するタイミングがありません。

できれば自分で治療・・・とまではいかなくても、せめて痛みを和らげる方法はありませんか?

 

 

ご質問ありがとうございます。

最近では、女性に限らず男性の方も巻き爪に悩まれている方が増えていて、仕事が忙しいとなかなか医療機関などを受診する時間がないというお話を伺います。

できれば早めに治してしまいたい巻き爪ですが、セルフケアで完治を目指すことができるのは自覚症状が始まる前のごくごく軽度の巻き爪で、痛みなどの症状が出てきている段階での自然治癒やセルフケアによる完治は難しいと言われています。

 

しかし、治療を開始できるまでは何とか自分で痛みを和らげながら過ごすしかありません。

そこで今回は、巻き爪の諸症状や原因、自分でもできるケアなどについてお話していきたいと思います。

 

巻き爪の諸症状

 

巻き爪には自覚症状もなく始まっている軽度から、歩くと痛みがあり巻き込みが進んでいる中度、歩いている時に関係なく常に痛みを伴うかなり進行した重度の巻き爪まで段階があります。

セルフケアで巻き爪を食い止められたり、痛みを緩和できたりするのはあくまでも軽度~中度の巻き爪です。

中度から重度まで進行してしまっている場合は、セルフケアにより炎症を起こしている部分が化膿してしまう危険性もありますので、医療機関にて治療することを優先しましょう。

 

では自分がどのタイプの巻き爪なのか把握してみましょう。

 

ホッチキス型

 

ホッチキスをガチャンとした時のように、爪の両端もしくは片方の端が皮膚を巻きこんでいる状態です。

皮膚を巻き込む爪が丸まるほど痛みを伴います。

家庭用の爪切りで切るのは困難な爪の角度になるので、小さいハサミのような形状の専用ニッパーなどで角度を変えて切っていかないと、爪にヒビが入ったり切り口が尖って残ったりして皮膚に食い込みやすくなります。

 

半月型

 

爪の両端または片方の端が、爪の曲線に沿ってゆるやかなカーブ状に巻き込んでいる状態です。

初期の段階では爪の幅が狭くなったように感じる程度で、巻き爪になっている自覚症状はほとんどありません。

爪の幅が狭くなることから綺麗に見えて、巻き爪に気づくどころか喜んでいる女性も多いので、爪の幅が狭くなったと感じたらその後の爪の状態に注意しましょう。

徐々に進行すると端が爪の曲線に沿って食い込んでいくので、痛みを感じるようになります。

 

トランペット型

 

爪本来のカーブではなく、明らかに爪の下の皮膚を巻き込んで、爪がトランペット状に筒状になっている巻き爪です。

寝たきりの高齢者や運動不足の方によく見られる巻き爪の種類で、爪が地面からの圧力を感じる機会が少なく、本来持っている「丸まろう」とする力が勝っている環境に長くあると、徐々に湾曲が進んでいきます。

巻き込んだ爪の中で皮膚が化膿し、場合によっては激痛を伴います。

セルフケアでの完治は難しいので専門機関での治療となりますが、治療後も歩行などによる爪への地面からの刺激がないと再発してしまうこともありますので、治療後の生活習慣が大切になります。

 

折り返し型

 

トランペット型ととてもよく似ている巻き爪です。

トランペット型が筒状になっていくように、折り返し型も「の」の字を描くように渦状に皮膚を巻き込んでいきます。

爪の両端に矯正器具を引っ掛ける矯正方法で治療することが多いですが、トランペット型同様に治療後も再発しやすいことから、長期的な目線で治療と回復に臨みたいですね。

 

陥入爪(かんにゅうそう)

 

爪が伸びる方向に皮膚を巻き込む巻タイプです。

他の巻き爪が、爪の端が横方向に巻き込むものだったのに対し、陥入爪は縦方向にめり込んでいくイメージです。

陥入爪になっている方の多くに深爪の習慣があり、爪が伸びる速度より周りの皮膚が爪のないところを侵食する速度の方が早くなってしまい、爪が伸びる頃には皮膚にめりこもうとします。

これを防ごうとしてますます深爪になるという悪循環が起こり、陥入爪のスパイラルに陥ります。

軽度であれば炎症を起こす程度で済みますが、進行すると肉芽という炎症を起こしてジュクジュクした赤い腫瘍が治らなくなり、やがて激痛を感じるようになります。

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原因とセルフケアによる解決方法

 

巻き爪になる原因としましては、質問者様のようにヒールの高い靴を長時間履いて爪を圧迫したことにより発症するというケースが大変多いです。

その他にも巻き爪を発症する原因としましては、以下のものが挙げられます。

足に靴が合っていない

 

女性だけでなく、男性の場合も足に靴が合っていなくて巻き爪になることがあります。

靴は足の幅に合わせて選ぶようにして、指先は靴で圧迫されない程度に余裕のあるものを選びましょう。

靴の中で足の指がしっかりと地面を掴む運動ができるぐらいが理想てきです。巻き爪になるのは親指とは限りませんので、他の指と爪がぶつかっている時は要注意です。

 

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深爪をする習慣がある

 

深爪は陥入爪になるリスクが高くなります。

爪の両端を切り過ぎると、爪が伸びる時に皮膚とぶつかり常に深爪をしていないと痛くなることから、最初に爪を伸ばし始める時が肝心です。

深爪の習慣をやめて、爪の両端をある程度残しておくことで、深爪が再発する可能性を低下させることができます。

 

歩く時間が足りない

 

爪には常に丸まろうとする力が働いているので、歩行などにより地面から爪に向かってかかる圧力が足りない状態が続くと、巻き爪になりやすい傾向にあります。

ランニングを毎日するのは大変ですが、歩くことであれば気楽に続けることができます。

適度なウォーキングは巻き爪の治療後にも大切なケアの一つとなりますので、日頃から習慣付けておきたいですね。

 

では、軽度の巻き爪を発症した際のセルフケアはどのようなものがあるのでしょうか。

巻き爪を解消する方法ではなく、痛みを軽減させる方法に特化して考えていきましょう。

 

では、軽度の巻き爪を発症した際のセルフケアはどのようなものがあるのでしょうか。

巻き爪を解消する方法ではなく、痛みを軽減させる方法に特化して考えていきましょう。

 

コットンやティッシュを詰める

 

一番身近なものを使ってできる痛みを軽減させる方法です。

巻き込んでしまう爪と皮膚の間に小さく切って丸めたコットンかティッシュなどを詰めます。

軽度の場合、これだけでも皮膚と爪の接触を避けられるので、応急処置として大変有効です。

既に炎症を起こして傷口などが見られる場合は、コットンやティッシュなどを詰めてしまうと傷口にバイ菌が入る危険性がありますので、自己判断で処置をするのは控えましょう。

 

テーピングする

 

巻いている爪の側の皮膚をテープで引っ張り、爪と間隔を開ける方法です。

皮膚にテープを貼る際は、スタート位置を巻き爪のすぐ横の皮膚に貼り、引っ張りながららせん状に足の指を一周して指の付け根に向かってテーピングします。

テーピングを貼りっぱなしにせずに、一日に一回は取り替えます。

この方法では爪自体を矯正する力はありませんので、あくまでも痛みを和らげる方法としての一例です。

 

爪を薄くする

 

爪が厚ければ厚いほど巻き込む力も強くなるので、その圧力を和らげるためにヤスリなどで爪を薄く整えます。

爪切りに付いているヤスリだと荒いですし渕まで届かないので、ネイルケア用品として販売されている細かいヤスリを使いながら滑らかに薄くするようにします。

あまり薄くし過ぎると、弱くなって爪が割れて爪を伸ばすところからやり直しなので、適度な薄さにするのがコツです。

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病院での治療方法

 

フェノール法

 

爪の幅を狭くすることで、巻いている部分を切除する方法です。

巻いている爪の端を縦方向に取り除き、その根元の「爪母」をフェノールという薬剤で殺し、爪の幅そのものを狭くします。

気をつけなければならないのは、爪の幅が狭くなったからといって巻き込む力が弱まるわけではないので、狭い中でまた巻き爪が再発する可能性があるという点です。

プレート矯正法

 

爪の表面に薄い金属やプラスティック素材の真っすぐなプレートを貼り、そのプレートが元に戻ろうとする反動を利用して巻き爪を矯正する方法です。

この方法のメリットは、爪の長さが十分になくても治療を開始できるというところです。

ワイヤー法を導入するために穴を開ける爪が足りない場合、まずプレート矯正法をして爪を伸ばす段階を踏むこともあります。

 

市販されている巻き爪ブロックは、このプレート矯正法をバネに応用した原理となっています。

軽度であれば、十分に巻き爪を解消できる可能性があります。

 

超弾性ワイヤー法

 

形状記憶合金の素材で作られたマチワイヤーの反動力を利用する矯正方法です。

伸びている爪の白い部分の先端両端に小さな穴を開け、両方にワイヤーを通します。穴を開けるために十分な爪の長さがあれば施術可能です。

ワイヤー自体も強く、長期間固定したままにできる矯正法なので、自分では矯正できない中度から重度の進行した巻き爪治療に用いることができます。

 

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サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。また矯正方法としては、インベントプラスという特許を取得した技術を導入し、画期的な治療を提案しております。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

巻き爪は、爪の治療が終わった後も大切な過程です。

 

医療機関にて治療が終わった後、足の骨格のバランスなど崩れたままウォーキングを続けても、体重が全身にバランスよく分散されなくて腰痛や肩こりになることもありますし、足をしっかりと使えず爪への刺激が足りずに巻き爪を再発することもあります。

その場合は巻き爪の治療とともに全身の骨格を調整する整体の施術を取り入れることで、再発の予防にも効果があると考えられます。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

自分ではそこまで進行していると思っていなかった巻き爪ですが、赤くなっている時点で進行し始めていることを知り、気をつけければならないと思いました。

施術していただいた後は驚くほどすぐに痛みが解消され、また靴やサンダルを履く時にも邪魔にならないのでとても快適です。

足の痛みをかばって歩いていたからか、O脚で猫背気味になってきている点も調整していただけたのが、巻き爪の治療を整骨院で行ってもらった良い点でした。

 

これからは、爪にも姿勢にも気をつけて再発しないように過ごしていきたいです!

 

 

詳しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

サキュレでは、巻き爪の治療とアフターケアについて、日々研究を重ねております。

なるべく爪を残しながら、手術をせず、矯正と爪のケアを重視して、再発しない巻き爪治療を全身の状態を見ながら提案していきたいと考えております。

 

自分でもできる?巻き爪の痛みを和らげる方法 まとめ

 

今回は、巻き爪になりやすい習慣と、自分でもできる痛みの解消方法についてお話ししてきました。

巻き爪を発症する原因は一つではなく、様々なことが積み重なって爪に現れることがわかってきました。

そして、一度巻き爪を発症してしまうと、早めにケアしない限り進行してしまうので、発見は早いに越したことはありません。爪の端が赤くなっている段階で、巻き爪が始まっている可能性があるからです。

 

どうしてもすぐに治療を始めることができない場合は、爪と皮膚が接触しないように間にクッションを入れたり、皮膚と爪を引き離すようにテーピングしたりする方法もあります。

しかしこれらは、巻き爪により傷などができていない場合のみに行うことができるセルフケアですので、爪と皮膚の状態によっては行えないこともあるということを理解しておきましょう。

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接骨院サキュレでは、最新の技術による巻き爪の矯正を行っております。

巻き爪は治療そのものも大切ですが、治療後の歩き方や巻き爪によって歪んでしまった骨格を整えることも重要になってきます。爪の健康と体の健康を一緒に考えていきませんか?

長く巻き爪を治療してきたけれど思うような結果が得られなかった方、巻き爪になりかけているのが気になっている方、まずはお気軽にご相談ください。

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