【できるならなりたくない!】巻き爪を予防するには?

爪の異変にいち早く気付く

 

実は日本人の10人に1人が発症していると言われている巻き爪ですが、ひとつの原因ではなく、いくつかの現象が重なって爪が弧を描くように巻いてくるのが特徴です。

 

急になるのではなく、月日を重ねることで、だんだんと変化していくので、発症に気づくのが遅れ、長い間放置してしまって、気づいた時には痛みを発症し、細菌に感染して手術をしなければならない状態になっていることもある注意が必要なやっかいな爪の変形です。

 

異常に気づいたら早急に対処することが重要です。そして、症状がそれ以上重くならないように予防措置をすることが必要となります。

 

「もしかして巻き爪になりかけているのでは…」と思い当たる方は、

早めの予防措置をおすすめします。

 

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巻き爪の予防について

 

巻き爪を予防するには、現在の状態を見て、方法は慎重に選択する必要があります。

 

巻き爪になる理由は遺伝的なものから後天的なものまで様々ですが、

まだ今現在巻き爪の症状は出ていないが、両親が巻き爪であるから自分もなりやすいのではないかと気になったり、立ち仕事が多く先の細い靴を一日中履いているので、今のうちから自分でできることはして予防しておきたいという方。

 

また、今現在既に巻き爪の症状が出てしまっていて、なんとか重症化は防ぎたいという方。

 

その方の現在の症状と予防の段階によって対処方法は当然違ってきます。

 

日常生活で自分で気を付けられる予防方法について

 

まだ、巻き爪の症状は出ていないけれど、今のうちから気を付けて予防しておきたいという方の予防方法はこちらです。

 

①正しい靴選び

 

男性女性を問わず、足先に体重の負荷のかかる先の細い靴はお薦めできません。足の指が靴の中でしっかり開く空間のある靴を選ぶことが大切です。体重の負荷が、足の裏全体に広がる状態になることが重要です。

 

②正しい爪の切り方

 

深爪をすると、外力が加わった時に爪の周辺の皮膚に負荷がかかり充血したり、血流が悪くなり巻き爪の原因になります。できるだけ爪の白い部分を1mm程度残してきることが予防につながります。また、スクエアオフと呼ばれる真一文字に切る切り方が巻き爪予防として優れていると言われています。

 

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深爪とは逆に、爪の伸ばし過ぎもよくありません。伸ばし続けることで、爪は自然に巻いてくる習性があるからです。

 

③歩き方に気をつける

 

実はあまり知られていないことなのですが、正しい歩き方をすることで、巻き爪の予防ができるということをご存知ですか。歩き方が間違っていると、巻き爪が引き起こされる確率があがります。

足のつま先にできるだけ負担をかけないように、背中を反ったり猫背にならないように気をつけて、お腹の部分に少し力を入れて膝は伸ばしたまま踵から地面に着地し、地面をつま先で蹴るように進むように歩きます。こうして歩くことにより、つま先への負担を軽減し、結果的に巻き爪の予防につながります。

 

④ツボ刺激で

 

巻き爪の予防に効くと言われているツボはいくつか存在します。足の指の血流を良くし、巻き爪の予防にもつながるという1つめのツボは、背骨にあります。へその真後ろの部分から左右に少し離れた場所に位置し、親指で刺激することで、血流がスムーズになり、少しずつ巻き爪の解消に役立つというものです。

2つめのツボは、足の裏の土踏まずの湧泉というツボです。同様に、血流を良くすることで予防に役立ちます。

 

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症状の重症化を防ぐ目的の装具を使った予防

 

既に巻き爪の症状がでているため悪化を防ぎたい、症状を軽くしたいという方のための、市販のグッズで手軽にできる予防方法はこちらです。

 

①巻き爪ブロックで予防

 

巻き爪を予防する装具は色々と販売されていますが、約8割のユーザーが、違いを自覚しているのが、巻き爪ブロックです。巻き爪ブロックは特殊なバネを爪に装着するだけの簡単なもので、価格も約3千円と比較的安価です。バネの力によって爪を上へと持ち上げ、爪の両端が皮膚の肉に食い込むのを防いでくれるというものです。手軽にできて、即効性の効果を感じることができるのが魅力ですが、長続きさせることが重要となります。

 

②インソール使用で

 

インソールとは靴の中に入れる中敷きのことですが、これを自分に合わせて作ることで、骨格のバランスを良くし、巻き爪によって引き起こされている痛みを軽減させたり、指が靴の中で圧迫されたりすることを防いだりします。インソール使用の目的は、あくまで靴の中での足の指の配置位置に余裕を持たせ、圧迫や体重の偏った負担を防ぐことです。それが結果的に巻き爪の悪化を防ぐことにつながります。

 

③巻き爪ゲルテクト

 

この巻き爪ゲルテクトは、特殊なゲルが巻き爪によって皮膚に食い込む衝撃を和らげ、痛みを軽減させてくれるという優れた製品です。また、ゲルによって爪を上へ押し上げる為、湾曲した爪を上へと少しずつ補正してくれます。ただ、医師の監修のもとに作られたサポーターのため、ドラッグストアでは販売されていないと思われますが、通販で一部取り扱いがあるので利用されるのも一案です。2個で約千五百円程度と安価な為、定期利用に適していると言えます。巻き爪の湾曲が進行した方が使用されても湾曲が改善できないことがあるので、そのような方には、巻き爪ブロックがおすすめです。

 

④ドクターショールを使用する

 

ドクターショールとは、爪に装着するクリップのようなものです。装着方法はとても簡単でクリップを爪に差し込むだけというものです。クリップの中央部分を起点として爪全体を持ち上げて巻き爪を改善しようというものです。クリップが爪を持ち上げることで、爪が皮膚に食い込むのを防ぐ為、痛みを軽減させられます。装着してから比較的短期間に改善が見られると言われていますが、矯正力が弱いと感じる人もいることも事実です。湾曲の度合いが激しい方は、巻き爪ブロックを使用する方がいいかもしれません。また、ドクターショールは、爪の表面に装着するクリップですので、激しく動くと外れてしまう可能性があり、その場合はクリップを覆うようにテープを巻く必要がありますが、湿気によって爪に衛生上悪影響がでる場合もあるので注意が必要です。

 

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予防していても症状が進んできたり痛みが出た場合

 

普段から気を付けて予防していたつもりなのに、症状が進んでいるような気がしたり、痛みが出た場合は、専門機関での早めの受診をおすすめします。

 

症状が出始めた場合は、予防というよりもどちらかというと矯正の段階になります。勿論、今の段階の症状以上の悪化を予防することにもつながります。

気になる方はHPをご覧ください。

巻き爪バナー決定

 

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