【太ったことが原因?】巻き爪と肥満の関係

太ると足はどう変わる?

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巻き爪になる原因は1つではなく、歩き方や遺伝、ネイルや乾燥など人によってちがってくるものですが、急激な体重の増加によって巻き爪が悪化するケースもあります。

肥満の人に巻き爪が多いとは一概には言えませんが、肥満になって運動不足になり巻き爪になることも、逆に巻き爪の痛みで運動不足になり肥満になることもあります。

他にも太ってから靴のサイズを見直さなかったことで、靴が爪を圧迫して巻き爪が加速しているパターンもあります。

どちらの場合も、運動、靴、体重のコントロールが巻き爪改善のためには必須の項目となります。

 

自分だけでは何から手を付ければ良いのかわからないのもよくわかりますし、結局のところ何から始めるべきなのかわからないということが皆さん共通していらっしゃるように思います。

 

当院にも様々なお悩みを抱えた方が数多くいらっしゃいます。

先日、このようなお悩み相談をいただきました。

 

【この1年で10キロ近く太ったのですが、巻き爪が悪化したのは関係ありますか?】

 

職場内で異動があり、外回りが多かった部署からデスクワーク中心の部署に変わりました。

今までは特に運動をしなくても10000歩は歩いていたのに、異動してからは5分の1ぐらいに減ったのが太った主な要因のように思います。

食事の量は変わらず食べており、もともと普通の量しか食べていないはずなので、食事を減らすという選択肢はできれば選びたくありません。

 

太ったことでスーツのサイズが上がって買い換えましたが、靴も変えなければなりませんか?

というのも、太ったことと関係があるのかわからないのですが、巻き爪が悪化してきました。

外回りの時に買った靴で割と高価なものだったので、手放したくないのですが、実際多少はキツく感じているのも気になっています。

 

靴を変えるだけでも巻き爪は改善されますか?

もしくはダイエットをすれば巻き爪は改善されるのでしょうか?

よろしくお願いします。

 

ご質問ありがとうございます。

 

まずは太ると足のサイズは変わるかどうかという観点から考えると、確かに変わります。

2~3キロの体重の変化で足のサイズが大きく変わることはほとんどありませんが、10キロ以上の体重の変化では足の幅や踵の厚みなどはかなり変化します。

太り方によっても足の変化には違いがあり、浮腫みやすい人だと幅広タイプの靴か、リハビリに使用するようなサンダルタイプしか入らなくなることもあるほどです。

 

質問者様の場合は運動不足による体重の増加のようですので、靴がキツくなって爪が圧迫されるようになったことと、運動不足で爪の巻く力の方が勝ってしまい、巻き爪が加速したことが考えられます。

改善策としては、適正な体重に戻すことも必要ですが、まずは今の体型の足に合う靴に変えることが最優先ですね。

太ると足が大きくなるというのは少しイメージが違い、肉付きが良くなることから今までは合っていたメーカーの靴が合わなくなるイメージです。

縦方向に足が大きくなるという意味ではありませんので、ただ一回り靴を大きくすれば解決する問題ではありません。

一回り靴のサイズを大きく変えるだけだと脱げやすくなり何も解決しないので気をつけましょう。

 

巻き爪と肥満はどんな関係があるの?

きつい靴を履いている時と同じ強さの圧迫を受ける

上述したように、太ることによって靴がフィットする場所は変わってくるというお話とも関連があるのですが、太ってからも靴を変えないでいることで先の狭い靴を履いている時と同様の現象が起こることになります。

特に足の幅が大きく変わってくるわけですが、お手元に柔らかい靴や室内履きがありましたらお試しいただきたいのが、靴の幅が横に広がると形が崩れて引っ張られ、つま先が狭くなるという実験です。

巻き爪は親指の爪だけに起こるわけではありませんし、長期的につま先が圧迫される靴を

履き続けるのは爪のためにも血行のためにも良いとは言えませんね。

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運動不足もしくは、筋肉の使い方が変わる

慢性的な肥満になるとちょっとした距離でも出歩くのが躊躇われることはありませんか?

最寄りのコンビニやスーパーに車を出す・・・電車の駅に向かうにも自転車を使う・・・その5分や10分の歩行の積み重ねが爪にとっては必要な圧力となります。

ゆっくりでも良いので足の平全体を使って、姿勢良く、しなやかに歩くことを心がけましょう。

自分の体重を膝が支えきれなくなり、足の外側に重心がかかることで膝を痛めることもあります。

歩行時に使うのが望ましい筋肉は内転筋という、内股にある筋肉です。

お相撲さんがあれだけの体重を支えられるのもトレーニングがあってこそですし、四股を踏む運動は内転筋の強化に非常に効果があります。

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睡眠の質が低下し基礎代謝や新陳代謝が滞りやすくなる

全ての肥満に当てはまるというわけではありませんが、内臓の周りに脂肪がつくいわゆる内脂肪型の肥満では、睡眠時無呼吸症候群などにより体内の酸素が低下し、細胞の生まれ変わりに必要な新陳代謝が滞りがちになります。

新陳代謝が低下すると何もしなくても消費される基礎代謝が下がるのはもちろん、皮膚や角層の入れ替わりが一定の周期で行われず肌や髪の毛、爪などが分厚くガサガサになりやすくなります。

一定の周期で潤いのある細胞がターンオーバーを繰り返すことで、みずみずしい肌や艶のある髪の毛、健康的な爪が保たれているのです。

爪が分厚く乾燥すると、巻く力が強くなり巻き爪が悪化するというデータもあります。

そのために、食事や運動も大切ですが質の良い深い睡眠も大切な要素となります。

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基礎代謝を上げておくことで太りにくい体質を手に入れることにも繋がりますし、爪にかかる負担や爪の質にも影響を与えているということを忘れてはいけません。

また太っている人が必ず巻き爪になるということではなく、太ったことで巻き爪を発症した人は巻き爪になりやすい習慣と太りやすい習慣の中に共通点が隠れていると考えるヒントになり得るのです。

 

専門機関で巻き爪の受診をするなら?

 

専門機関でなければできない施術もあります。

特に巻き爪の中でも陥入爪のように、爪の端がトゲ上に皮膚に刺さって炎症を起こしたり腫れて肉芽になったりしている場合、専門機関にて爪を取り出して炎症止めの塗り薬や抗生物質の飲み薬を処方してもらわないと快方に向かうことができないからです。

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爪と皮膚は常に接触していますし、いつも靴下や靴で通気性が遮断されている部分で、一度バイ菌が入ってしまうと治りにくい箇所なのです。

自分で行うコットンパッキングやテーピング、矯正なども皮膚が炎症を起こしていないということが前提となります。

当院でも、皮膚に化膿や炎症がないことが施術可能かどうかの項目に挙げられます。

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので、靴下やストッキングを着用する時も邪魔になりませんし、チタンワイヤーの中にゴミが入る心配もありません。

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

太って巻き爪が悪化した気がするなんて恥ずかしくて言いにくかったのですが、妊娠を期に巻き爪が悪化することもあるほど体重と巻き爪は関係があるということを聞き、早めに相談して良かったと思いました。

 

施術自体も短時間で終わりましたし、毎週のように通う必要もないようなので安心しました。また爪が伸びて矯正の器具を取り換える頃に通院する予定です。

 

急激に太ったのが運動不足と糖分の摂り過ぎであることまで自覚できて、これからは自分の食生活を見直したいです。コーヒーやジュース、炭酸飲料に含まれる糖分がこんなにも太りやすい体質を作る土台となっていたことには気づいていませんでした。

飲み物を変えるだけで浮腫みが取れて自分でもスッキリした気がします。

 

靴も百貨店のシューフィッターがいるようなお店で測定してもらい、今までいかに間違った靴選びをしてきたかよくわかりました。

巻き爪は痛いですが、巻き爪になって知ることができたこともたくさんあるので、これを機に足や身体の健康についてもう少しきちんと向き合っていきたいと思います。

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

太ったら入らなくなった洋服を買い替えるように、足も体重とともに変化しており靴を買い替える必要があります。

質問者様は今後もし痩せられたら、その時にはまた足を計測して靴を選び直すということも忘れずにいただきたいですね。

また、歩くという行為は何より爪へ適度な圧力をかけるために必要な運動です。

爪には本来内側に巻く力が備わっているので、その力が地面からの圧力を上回ることで巻き爪は悪化していきます。

その歩き方も、ただダラダラ歩いても効果は少なく、着地から離地までを足全体を使ってしなやかに足の指先まで踏ん張る工程が大切です。

踏ん張ることで地面からの圧力を十分に発揮することができるというわけです。

 

太ったことが原因?巻き爪と肥満の関係  まとめ

 

体重の増減は日々繰り返し起こっていますし、多少であれば普通のことですから神経質に体重管理をする必要はないでしょう。

体重のことばかりにとらわれて、美味しいご飯や楽しいお酒、スイーツの時間などが楽しめなくなるのは精神衛生上あまりよくありません。

 

今回注目していただきたかったのはあくまでも急激な体重の増加が起こった場合、靴が盲点になりやすいというポイントなのです。

足自体は大きくなるわけではないために、洋服のように買い替えるという意識が薄く後回しにされがちな靴が、巻き爪を悪化させる可能性があるということがおわかりいただけましたでしょうか。

 

また太りやすい体質の人の傾向として、靴が常に爪を圧迫している可能性がある、歩き方が変わり足の平全体を使うことができていない、睡眠の質が低下して肌や爪の新陳代謝が乱れているなどの項目が挙げられ、これらが巻き爪と密接に関係していることにも触れてきました。

基礎代謝を上げれば、睡眠時の代謝も上がり眠っている時にもカロリーを消費することになるので、太りにくい体質を手に入れる近道となることでしょう。

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質問者様のように、異動や転職により運動量が激減して体重が増えた場合、まず見直していただきたいのはご飯の量よりも水分から摂取している糖分です。ジュースや加糖のコーヒーや紅茶、お酒もカクテルや日本酒の糖分には気をつけたいですね。水分で摂取する糖分は、主食のお米やパン、麺類よりも吸収が早く体に蓄積されやすいのです。

また空腹時はより吸収が早いので血糖値をコントロールすることも肥満を回避するためには非常に有効な方法です。過剰な糖分は体内のカルシウムの働きを低下させるので、体型の面から見ても健康な爪を育む面から見ても取り過ぎは防ぎたいものです。

 

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

また巻き爪とは関係ないかと思われるようなことが原因になっていることがありますので、気になる症状のある方はお気軽にご相談くださいね。

 

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