【紫外線が爪にダメージを与えている?】夏の巻き爪ケア

こんなお悩み相談をいただきました

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先日、こんなお悩みをいただきました。

 

【夏の巻き爪が気になります】

夏が近づくと、海でサーフィンやボディボードをしたり野外でキャンプをしたり、プールで泳いだりと、外にいる時間が増えるのですが、同時に巻き爪が進行しているように感じます。

巻き爪が季節によって進行することはありますか?

もしも関係があるのであれば、夏はどのように過ごすのが良いでしょうか?

できれば巻き爪の治療をしながら、今まで通りのレジャーや趣味も楽しみたいです。

ご回答をよろしくお願いします。

 

ご質問ありがとうございます。季節ごとに爪の質が変化していると感じている方は意外と多く、夏は汗をかく分保湿するのを怠りがちなので爪や肌にトラブルを抱える方は少なくありません

 

このように、夏に屋外で過ごすことが多い方の爪のトラブルは、どのようなメカニズムで起こっているのか詳しくお話していきましょう。

 

夏に巻き爪が進行する人の特徴

①紫外線対策が万全ではない

 

顔や体には日焼け止めを使うのに、爪は意外と無防備に紫外線に晒されています。

爪にも紫外線対策が必要だということはあまり知られていません

しかし爪も髪の毛と同じ死んだ角質層であり、タンパク質から成っているので、紫外線のダメージを受けると乾燥し、傷つき、潤いを保つことができなくなり、縮みやすくなります。

痛んだ髪の毛がチリチリに縮みやすくなるのと同じ原理です。

爪が縮むということは、適度なカーブを保っていられなくなるので、巻く方向へ湾曲していくようになります。これが紫外線の影響から進行する巻き爪の正体です。

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②水の中で過ごす時間が長い

 

質問者様のように、プールや海の中で過ごす時間が長いと、皮膚と同じように爪もふやけるという現象が起こっています。

しかし水から出た後の皮膚や爪は瞬く間に乾燥し、ふやけた分突っ張るように縮んでいきます。

適度な入浴程度の時間であれば、そこまでふやけるということはありませんが、マリンスポーツなどを頻繁に楽しみたい方は、水から上がった後の爪や肌の保湿は、是非取り入れたいケアの一つです。ボディクリームなどを爪の先まで塗り込むだけでも、爪の保湿の面ではかなりの違いが出てくるはずです。

 

③保湿が十分ではない

ハンドクリームをつける習慣はあっても、爪の栄養剤をつけることが習慣になっているという方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。

爪の周りの皮膚が硬くなってゴワついているときは、爪の保湿が十分でない時です。

お顔と同様に、水分を閉じ込めるには爪用のオイル美容液が有効です。

ハンドクリームの後に、爪の根元1本1本にオイルを垂らしていき、時間をおいて擦り込みます。

そうすることでハンドクリームの潤いをコーティングすることになり、爪の潤いが長持ちします。

 

④ダイエットなどで必要以上に食事制限をしている

 

汗をかく季節になると、体内のミネラルなどの栄養素も流れ出てしまいやすくなります。

また暑くなるにつれてファッションも薄着になる機会が多く、ダイエットを意識して短期間で体重を落とそうと考えられる方も多いのではないでしょうか。

そのような場合に、お菓子やジュースなどの糖分を制限するのは問題ありませんが、野菜やタンパク質まで制限してしまうと、体に必要な栄養が足りなくなり細胞分裂が正常に行われず、皮膚の新陳代謝が低下してしまいます。

そうなると、爪や髪のように角質層の集合体である組織に保水力のある細胞が届かなくなり、乾燥して硬い爪になります。

乾燥して硬くなった爪はどんどん厚みが増し、巻き込む力がかかりやすくなり、巻き爪が進行する結果となるのです。

 

 

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巻き爪の主な症状

 

ステープル型

その名前の通りホッチキスの針のように、爪の両端または片方の端が皮膚を畳み込むように巻いている状態です。

皮膚へ食い込む範囲が広がると痛みを伴います。

家庭用の爪切りで切るのは困難な爪の厚みになるので、専用ニッパーなどで角度を変えて切っていかないと、爪に日々が入ったり切り口が尖ったりします。

 

半月型

爪の両端または片方の端が、爪の曲線に沿ってゆるやかなカーブ状に巻き込んでいる状態です。

初期の段階では巻き込んでいないために、巻き爪になっているとは気づきにくいです。

この段階だと爪の幅が狭くなり、カーブがきゅっとなって見えることから、巻き爪の初期段階とは言え逆に綺麗に見えることもあります。

徐々に進行すると、爪が伸びる方向に食い込んでいくので、痛みを伴います。

この初期の場合、爪の切り方をスクエアオフカットにするだけで、効果のある方もいらっしゃいます。

 

トランペット型

爪の途中から先端に向かって爪が皮膚を巻き込みながらすぼまっている症状です。

寝たきりの高齢者によく見られる巻き爪の種類で、歩行などによる地面からの圧力を感じない爪が、本来持っている「丸まろう」とする力の方が勝ってしまうと、徐々に湾曲が進んでいきます。

不自然なほど巻き込みが進行するので、その中で皮膚は化膿し、激痛を伴います。

矯正による治療方法も可能ですが、治療後にも歩行や運動などによる爪への適度な圧力が見込めない場合、再発する可能性もあります。術後のケアを大切にしましょう。

 

ピンサー型

爪が「の」の字のように皮膚を巻き込みながら食い込む症状です。

トランペット型は爪の途中からでしたが、この種類は爪の付け根から渦巻のように巻き込んでいるので、当然痛みを伴います。

爪の両端に引っ掛けるタイプの矯正方法を取ることが多く、トランペット型同様に術後の再発防止について考えておきたい巻き爪のひとつです。

セルフケアで改善することはまずない重症化した巻き爪と言えます。

 

陥入爪

爪が伸びる進行方向に、皮膚に食い込みながら伸びていく巻き爪の一種です。

他の巻き爪が横方向にかかる湾曲の角度によるものだったのに対し、陥入爪は縦方向にめり込んでいくタイプの巻き爪です。

たいていの場合、深爪の習慣から爪が伸びる時に周りの肉の方が優位になっていることから食い込んでしまうことが多いです。

食い込む部分が少なければ赤く炎症を起こす程度で済みますが、悪化すると肉芽という炎症を起こした状態が恒常化し、常に足の指に痛みを感じている状態になってしまいます。

 

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病院での治療方法

 

まず、巻き爪で病院へ行くかどうか判断に困った時は、出血をしているかどうか、化膿している所があるかどうか、明らかに痛みがあるかどうか、これらの状態になっているかどうかを判断します。

巻き爪といえども爪の病気ですので、歩行に差し支えるほど悪化することも考慮し、早めに受診しましょう。皮膚科や整形外科などで診てもらえることがほとんどです。

 

病院での治療方法は大きく2つの方向性に分けられます。

それは爪の幅を狭くするか、プレートなどで矯正をするかという方向です。たいてい巻き爪の状態によって判断され、場合によっては局部麻酔が使用され、術後に痛みが残ることもあります。

 

フェノール法

爪の幅を狭くして巻いている部分を切除する方法としてはフェノール法が一般的です。

炎症を起こしやすい爪の一部を縦方向に取り除き、その根元の爪母をフェノールという薬剤で殺してしまい、その殺した幅の分はこれから爪が生えてこないようにする方法です。

この方法は特に陥入爪の治療に用いられることが多く、化膿している皮膚に爪が食い込まないようになるので、一時は巻き爪が解消したかに見えます。

しかし、爪の幅が狭くなっても爪本来の巻き込む力が弱まるわけではないので、再発する可能性もあります。そうなると、再発するたびに爪の幅をどんどん狭くすることになり、最終的には完全に爪母を殺し、その指には爪が生えてこないように治療することになりかねません。

可能な限り、爪を残した治療をお考えの方には適さない方法です。

 

プレート矯正法

巻き爪の治療の中では比較的ポピュラーな治療法です。

爪の表面に金属や強度のあるプラスティック素材で作られた真っすぐなプレートを貼り、その反動を利用して巻き爪を矯正する方法です。矯正力は爪の端に引っ掛けたり穴を開けたりするワイヤー法の方が強いのですが、プレート矯正法の利点は爪の長さが十分になくても治療を開始できるところにあります。

あまりにも進行した巻き爪ではプレートが外れやすくなってしまうので、軽度から中度までの巻き爪には大変有効な手段となります。

この方法は、ワイヤー法を導入するための爪を伸ばす段階にも用いられることがあります。

 

超弾性ワイヤー法(マチワイヤー)

形状記憶合金から作られたマチワイヤーを使用した矯正の方法です。

爪が伸びる白い部分の先端両端に小さな穴を開け、そこにワイヤーを通します。直線に戻ろうとするワイヤーの反動力を利用した矯正方法で、ある程度の長さがあれば施術可能です。

ワイヤー自体の強度もあり、しっかり固定ができる矯正法なので、中度から重度まで進行した巻き爪にも用いられることが多いです。

穴を開けるのに十分な爪を伸ばす前の段階で、プレート矯正法が一時的に導入されることもあります。

 

 

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サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるお客様一人ひとりに合わせたカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までを丁寧に行っております。特筆すべきはインベントプラスという特許を取得した技術を導入しているところです。

この巻き爪の矯正方法は、従来使用されてきたワイヤー法よりも爪への負担が大幅に削減され、痛みも少なく、1回の施術でその効果を明らかに実感していただける施術内容となっています

まだこの方法を導入している専門機関が少ないので、全国的には知名度はこれからですが、巻き爪の画期的な矯正方法として注目されている技術です。

 

巻き爪は、爪自体の治療も大切ですが、治療を受けられている方の生活習慣や姿勢、職業、年齢なども大きく関わってきます。

その方に合わせた適切な指導を行っていくことで、巻き爪の治療と同時に再発の防止に取り組んでまいりたいと考えております。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

夏になると何故か爪に痛みを感じることが続いていて、自覚はなかったのですが巻き爪になりかけていることを教えてもらいました。

今回接骨院で巻き爪の治療を受けるというところが、正直はじめは不安でした。

でも、治療時間も短く、施術後からすぐに悩みであった痛みが緩和され、驚きました。

季節によって爪の状態が変化していたのも、長年の趣味であるアウトドアなレジャーにより、爪がかなりの紫外線に晒されてきたことに関係があるとわかり、大変勉強になりました。

これからも好きなことを楽しんでいきたいので、自分でも爪をしっかり保湿と保護をしながら、正しいお手入れをしていきたいです。

 

 

詳しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

サキュレでは、巻き爪の治療はもちろん、巻き爪に関する適切なアドバイスをしていけるように、日々新たな知識を更新しています。

巻き爪はもう、手術なしでも完治を目指すことのできる爪の病気と認識されるようになってきました。

なるべく本来の爪を残しながら、再発のないように治療していくことが大切です。

 

紫外線による爪のダメージと巻き爪の関係 まとめ

 

一見巻き爪とは関係が無さそうに見える、紫外線や乾燥と巻き爪の関係についてお話してきました。

今や当たり前になりつつある紫外線対策。

爪にまで気を配っているという方はまだまだ少ないのではないでしょうか。

十分に保湿をした上で紫外線対策を行い、爪のキューティクルが破壊されて巻き爪を助長しないように気をつけましょう。

 

また爪はたんぱく質から成り立っており、体中に十分な栄養素が行き渡った後にやっと爪にも栄養が届けられるため、過度の食事制限などをしていると爪が縮みやすくなります。

健康的な爪は健康的な食生活にも深く関係があるのです。

だんだんと薄着になるこの季節、短期間でダイエットをしようと無理な減量を試みると、爪にもその影響が良くない形で現れてしまいますので気をつけましょう。

 

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接骨院サキュレでは、最新の技術による巻き爪の矯正を行っております。

巻き爪は治療そのものも大切ですが、治療後の歩き方や巻き爪によって歪んでしまった骨格を整えることも重要になってきます。爪の健康と体の健康を一緒に考えていきませんか?

長く巻き爪を治療してきたけれど思うような結果が得られなかった方、巻き爪になりかけているのが気になっている方、まずはお気軽にご相談ください。

 

気になる方はHPをご覧ください。

 

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