【切り方に注意!】深爪と爪の切り方について

こんなお悩み相談をされました

1

 

先日、こんなご相談をいただきました。

 

【いつも、深爪をしてしまいます】

 

私は爪を長いままにしておくことが苦手で、少しでも白い部分が見えるとすぐに切りたくなってしまい、その結果いつも深く切り過ぎてしまいます。

爪が長いと仕事や家事に支障が出るので伸ばしたくはありません。

でも、爪を切り過ぎると痛みが出ることがあります。

周囲から「深爪は良くないよ。」と言われることが多いのですが、今までずっと爪を短く切るようにしてきたので、どのように爪を切ればいいのか分かりません。

また、もともと巻き爪になりやすいタイプなのですが、最近巻き爪が悪化しているように感じます。

深爪を繰り返していると具体的に何が問題なのでしょうか?

巻き爪や爪の切り方と関係があるのでしょうか?

正しい爪の切り方、ダメな爪の切り方についても教えていただきたいです。

 

ご質問をいただきありがとうございます。

 

深爪は、良くないとわかっていてもクセになるとどうしてもやってしまいますよね。

長い爪は、家事などに邪魔という気持ちもよくわかります。

確かに爪を伸ばしっぱなしにしておくと、ケガをする恐れもあり、不潔な印象を持たれることもあります。

しかし、爪を深く切り過ぎてしまうのが良くないのも事実です。

特に、深爪は巻き爪の一因になるので注意が必要です。

今回は、深爪が体に及ぼす影響と、巻き爪と爪の切り方についてご説明します。

 

巻き爪の原因にも?深爪がもたらす影響とは

深爪とは、爪の白い部分が無くなりその下の皮膚が露出してしまっている状態です。

ちょっと爪を切り過ぎただけで、深爪になってしまう事ってありますよね。

しかし、深爪は想像以上にいろいろな悪影響を体にもたらします。

 

2

 

 

①細菌感染のリスクが高まる

人間の爪には、指先を保護するという役割があります

爪の裏の皮膚の部分は爪床と言い、毛細血管がたくさんあります。

この部分がむき出しになっていると、ちょっとしたことで細菌に感染しやすくなります。

本来この部分が外に露出しないように守っているのが爪なのですが、深爪によって爪床が外に出ると大変危険です。

実は、私たちの身の回りには非常に多くの細菌がいます。

例えば、携帯電話を操作したり、洋服を着替えるだけでもたくさんの細菌に触れることになるのです。

その際に深爪をしていると、細菌に感染して炎症や化膿をする恐れがあります。

爪床に細菌が感染して発症する代表的なものとして、「化膿性爪囲炎」という病気があります。

指先の切り傷やささくれから細菌に感染し、爪床が赤くはれて痛みが発生します。

痛みがひどくなると、手術で患部を切除しなければいけないケースもあり、厄介な症状です。

さらに、爪床は普通の皮膚よりも柔らかく傷つきやすいため、ちょっとした刺激でケガをしてしまう可能性もあります。

 

②細かい作業がしづらくなる

 

私たちは、手を使ってさまざまな作業をしますよね。

指先に爪という硬い存在があることで、指先に力を入れることができているのです。

そのため、物を掴む、鉛筆で字を書くといった普段当たり前に出来ていることが、爪を切り過ぎるとやりづらくなります。

思うように指先に力を入れられなかったり、細かい作業ができないといった問題は深爪が原因で起きるのです。

 

③巻き爪のリスク増大

 

深爪になっている人は、普通の爪の人に比べて巻き爪の発生率が高いです。

爪を深く切り過ぎていると、表に出る皮膚の部分が多くなります。

この表出した皮膚は、歩いたり走ったりすることで地面から圧力が加わり、だんだん上に盛り上がってきます。

一方で、切られた爪は伸びようとするので、盛り上がってきた皮膚と伸びたようとした爪が接触します。

爪の成長を皮膚が邪魔することになり、まっすぐ伸びることができなくなった爪は、内側に巻くように伸びてしまうのです。

同様に、爪の横部分を切り過ぎるのも巻きやすくなる原因となります

 

3

巻き爪の元になる深爪の原因

 

◆爪を切り過ぎる習慣

 

小さいときから爪を短く切る癖がついていると、深爪になりやすいです。

爪が短い状態が当たり前なので、少しでも長くなると落ち着かなくなります。

だんだんエスカレートすると、いつも深爪状態まで爪を切るようなクセがついてしまうのです。

爪の白い部分が見えると、すぐに爪切りを出して切るような人は要注意です。

正しい爪の切り方を覚えて、その通りに爪の切り方を変えていくのが深爪を防ぐ最善の方法になります。

 

◆爪を噛む

 

イライラしたり不安な時に爪を噛んでしまう癖があると、深爪になる恐れがあります。

子どもの深爪の多くがこの爪を噛むという行為が原因になっていますが、爪に強い力が継続して加わることで、爪が折れたり傷ついて深爪になります。

子どもの頃に身に付いた爪を噛む癖が、大人になってからも取れてない人もいます。

また、爪を噛むのはストレスや精神不安がきっかけになるケースが多いです。

自分の思うようにならないこと、緊張感がある時に無意識に爪を噛んでいませんか?

心当たりがある人は、ストレスの原因を取り除くようにした方が良い場合もあります。

物理的な方法として、爪にマニキュアをしたり絆創膏や包帯を巻いて噛めないようにするというやり方もあります。

爪を噛む癖を治すために、苦み成分が配合されたトップコートが販売されています。

 

◆スポーツ・ケガによる損傷

 

手や足の先に負担がかかるスポーツをしていると、指先に負荷がかかり過ぎて深爪になることがあります。

バスケットやサッカーといった激しく動き回るスポーツは、体重の圧力がかかり、余計に足先に負担がかかります。

できる対策としては、窮屈な靴を履くことはやめて、自分の足にフィットする靴を選ぶことが重要です。

また、事故などで指先を損傷して、爪が欠けたり割れたりすることで深爪を招いてしまうこともあります。

このような深爪を防ぐためには、ケガをした後に正しいケアをしてきれいにケガをなおすことが大切です。

 

◆爪が弱っている

 

爪が弱いと、伸びても簡単に折れてしまい深爪になります。

爪には感覚が無いので、あまり意識することはないですが、ひとつひとつの爪に細胞があり、栄養が行き渡っています。

爪はその人の健康のバロメーターにもなり、体調が優れないと爪の状態も悪くなりがちです。

偏った食事や不規則な生活をしていると、爪にも悪影響が出るのです。

女性に多い過度な食事制限によるダイエットが、爪の栄養不足を招き、深爪になるリスクを増大させます。

また、生活の中で爪に負担がかかるような環境に置かれることが多い人も爪が弱くなります。

例えば、強い洗剤を使って洗い物をする、薬品を扱う仕事をしている、水の中に手を入れるといった機会が多いと爪が弱ります。

爪が折れやすくなっているのは、爪自体が薄くなっているからです。

薄くなった爪を補強するために、ネイルトップコートを塗って爪を補強するのも深爪防止には効果的です。

 

4

 

 

巻き爪・深爪になりにくい丈夫な爪を作るには

 

・保湿をする

弱った爪を健康にするためには、まず自分の体を健康な状態にすることが大切です。

加えて、乾燥も弱くて折れやすい爪になる要因のひとつです。

「乾燥するのは冬だけだから」と、指先の保湿を怠っていませんか?

爪全体が白っぽくなっていたり、爪周りの皮膚が硬くなっていたら乾燥のサインです。

ハンドクリームやボディクリームを継続して塗りましょう。

爪周りは凹凸が多いので、しっかりとまんべんなく塗ることを意識してください。

爪周囲を集中的に保湿したい場合は、爪専用の保湿オイルを塗りこむとぐっと保湿効果がアップしますよ。

乾燥した爪は、深爪・巻き爪両方が進行しやすくなるので、季節を問わずケアしてください。

 

・栄養を摂る

爪を構成する主成分はたんぱく質なので、丈夫な爪を作るために良質なたんぱく質を摂りましょう。

特にお肉や魚といった、たんぱく質が豊富な食材を避けていると皮膚や爪に必要な栄養素が不足することになります。

毎日の食事のどこかで、肉か魚どちらかを摂ることをおすすめします。

ただし、脂身が多い肉はたんぱく質の含まれる量が少ないため、脂身の少ない部位を選んで食べるようにしましょう。

さらに、卵や乳製品・大豆製品にも良質なたんぱく質が多く含まれています。

また、女性に多い鉄分不足が、爪の栄養不足・変形に繋がることもあります。

レバー、海藻類、大豆製品、青魚、貝類などには鉄分が豊富に含まれています。

これらの食材を積極的に摂取して、鉄分の不足を補いましょう。

 

正しい爪の切り方とは

 

深爪や巻き爪を防ぐために、どのように爪をカットすればいいのか以下にご紹介します。

 

爪を切るポイントは、

 

・爪の白い部分を1~2㎜残す

 

・爪の横の部分を切り落とさない

 

・少しずつ切る

 

の3点を抑えてください。

 

ひとつめのポイントは、「爪の白い部分を残す」という事です。

爪の白い部分とピンクの部分の境目には、爪と皮膚を固定しその間から細菌が侵入しないように守ってくれているハイボニキウムがあります。

深爪をする人は、白い部分を全て切ってしまいますが、そうするとこのハイボニキウムも無くなってしまい、細菌に感染しやすくなります。

爪を切る時は、少しだけ白い部分を残すように意識してください。

ふたつめは、巻き爪を予防するために、「爪のサイドを残しておくこと」が重要になります。

この部分をカットしてしまうと、爪が本来持つ内側に巻いていく力が強くなり、巻き爪が進行します。

イメージとしては、まっすぐ横に切り、爪の形が四角くなるようにしてください。

四角くすると、両端が直角になりますよね。

そのままでは、引っかかりやすく危険なので、やすりで角を削って少し滑らかにしましょう。

みっつめのポイントとして、「一度に全体をカットしない」ように気を付けることです。

一度に切ろうとすると、必要以上に多く切り過ぎて深爪になりやすいですし、爪への負担も大きくなります。

真ん中・右・左と3回程度に分けて切れば、調節もしやすく形をと問えるのも簡単です。

 

<さらにアドバイス!>

爪が弱い人・深爪をしやすい人は、爪切りで爪を切るのをやめてみましょう。

爪切りを使うと微妙な加減が難しく、ついつい切り過ぎてしまうのです。

また、爪切りは強い力で爪のカーブを無視して切ることになるため、爪への負担も大きいです。

「爪を切らないなら、どうしたらいいの?」と思いますよね。

切るのではなく、やすりで削るのです。

もちろん、爪用のやすりを使用してくださいね。

爪用のやすりは、金属性の物と紙製の物がありますが、爪への負担を極力減らしたい場合は紙製のやすりを選んでください。

 

5

 

病院での治療方法

 

病院での巻き爪治療は、巻き爪の進行具合によって大きく3段階に分けられます。

 

1.初期

初期段階の巻き爪は、爪の切り方を矯正したり、合わない靴を履く習慣をやめるだけで改善していく可能性が高いです。

病院で治療を受ける場合は、それに加えて痛み止めの内服薬や外用薬を使って症状を押さえます。

痛みが出ていないことも多く、この段階で治療を始められれば、楽に巻き爪をなおすことが可能です。

 

2.中程度

中程度になると、歩くときに痛みが出たり、爪に明らかな変形が見られます。

こうなると、習慣やクセを治すだけでは治療が難しいので、ワイヤーやプレートを使用して巻き爪を矯正します。

一般的な方法として、巻いている爪の両端に穴を空けそこにワイヤーを通し、ワイヤーの引っ張る力を利用して爪の変形をとっていきます。

この施術に痛みを伴うことは少ないですが、見た目が悪くなるなどの問題点があります。

 

3.重度

重度の巻き爪になると、爪の変形が大きく進行し、肉に食い込んでいます。

痛みもかなり激しくなり、立っているのも辛いような症状が出ます。

重症化した巻き爪の治療は、痛みの原因となっている爪を薬品で溶かしたり、手術でその部分を切除するという方法をとる場合もあります。

 

整骨院サキュレでは

 

整骨院サキュレでは、多くの巻き爪の治療経験から、患者さまの症状に合わせた治療法を提案しています。

患者さまがどのような症状で苦しんでいるのか、どうしたら楽になれるのか、治療法や価格までしっかり相談した上で治療を始めます。

爪を傷つけたり切除することなく、巻き爪を治療できる最新の治療方法インベントプラスを取り入れているのもサキュレの特徴のひとつです

痛みも少ないため、「治療の痛みが怖くてなかなか専門機関相談できない。」という人にもぜひ試していただきたい治療法です。

また、普通のワイヤー治療は爪をある程度伸ばさないと施術できないことが多いですが、インベントプラスは短い爪にもできるので、深爪気味の人にも対応できます。

もちろん、巻き爪の状態によっては別の方法が適している場合もありますので、いちどお気軽にお問わせください。

 

辛かった巻き爪が完治した喜びの声

 

それでは当院で施術を行った方の喜びの声を紹介します。

 

【深爪から巻き爪に進行していましたが、無事に治りました】

 

昔から爪を切り過ぎては、深爪になり、それが原因で巻き爪が悪化するということを繰り返してきました。

病院に行こうと思っても、深爪を注意されて終わるのではないかという不安があって、行けませんでした。

今回、痛みが強くなってきたので思い切ってサキュレに相談してみました。

巻き爪の治療だけでなく、深爪しないためのポイントや爪のケア方法などもアドバイスしていただき、とても助かりました。

爪を切る事よりも、切り方そのものに問題があったなんて思いもよりませんでした。

今では、巻き爪も治り丈夫で健康な爪を手に入れて、とても満足しています。

自分だけでなく、友人や家族にも爪の切り方や健康な爪を作る方法を教えたいと思います。

 

ご感想ありがとうございます。

サキュレでの治療に満足していただけて、スタッフ一同とても嬉しく思っております。

サキュレでは、巻き爪の施術だけでなく、治療を終えた後も快適に過ごしていただけるような対応を心掛けております。

普段から爪の切り方・ケアに気を配り、健康できれいな爪を保てるといいですよね。

【深爪と爪の切り方について まとめ】

 

6

 

誰でも一度は経験したことのある深爪ですが、繰り返していると巻き爪の原因になってしまう恐れがあります。

深爪を防ぐためには、単純に爪を切り過ぎないという事だけではなく、巻き爪になりにくい爪の形に整えることが大切です。

爪を切り過ぎるのが習慣になっている人は、自分が思っているよりも少し控えて爪を切ることから始めてみましょう。

また、丈夫な爪を作るためには毎日の生活にも気を配る必要があります。

不規則な生活、栄養バランスの偏った食事には気を付けましょう。

 

整骨院サキュレでは、今までの治療経験と新たな巻き爪の知識をもとに、巻き爪に悩む方の相談に対応しています。

どんなに些細なことでも、気になることや不安に思うことがあったらぜひお尋ねください。

繰り返す巻き爪に悩まされている方、思うように治療が進まない方もお気軽にお問い合わせください。

 

巻き爪バナー決定

 

その他の記事