【履いて大丈夫?】巻き爪でのストッキング・靴下

ストッキングは巻き爪を悪化させているのか?

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爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症をともなう巻き爪。

その巻いている部分は外側だったり内側だったり、親指ではなく人差し指や小指であることも。

どの指の爪が巻き爪になるかは、その人の生まれつきの足の形や靴による圧迫、歩き方や運動など理由も対処法も様々です。

 

その中でもストッキングを履くのは、巻き爪の足に良くないのかどうか?

特に女性のみなさんは気になるところではないでしょうか。

毎日ストッキングを着用しなければならない、しかも立ち仕事や外回りでヒールのある靴を履くことが多い。そんな方には、ヒールが巻き爪を助長させているのか、ストッキングが良くないのか、判断に困るところですよね。

 

ストッキングのメリットは裸足にならず足を綺麗に見せられること、1年を通して防寒対策になることファッションの邪魔をしないことなど、良い点もたくさんあります。

しかし一方で、つま先が圧迫されたままになりやすい、靴の中で足が前に滑りやすいなど、巻き爪の人にとってはデメリットになる点もあるのです。

 

先日、ストッキングと巻き爪に関するお悩み相談をいただきました。

 

 

【来年の春から社会人になりますが、毎日ストッキングを履く生活をしなければなりません。既に巻き爪なので、新生活が始まるまでになんとかできますか?】

 

無事就職が決まり、来年度から社会人になるのですが、仕事の関係上毎日ストッキングを着用してパンプスを履かなければならない職種です。

実は就職活動をしている時から、ストッキングにパンプスで過ごしていると夕方頃には巻き爪が痛み、1日は持ちません。

こんな足の痛みが毎日起こると考えると、就職できることはありがたいのですが、とても憂鬱です。

 

ストッキングをタイツに置き換えても痛くなるのは同じことで、せめて通勤の時だけスニーカーにするなどの対策しか思い当たりません。わがままかもしれませんが、こんなに足は痛くなるのに、見た目にスタイリッシュではない靴で妥協して人前に出るのも嫌なのです。

何か今からできる対処法は無いものでしょうか?

 

ご質問ありがとうございます。

 

学生生活をしている間は、その日の気分や足のコンディションに合わせて靴下や靴を選ぶことができますし、1日中立って歩いているわけでもないので、もともと重度の巻き爪に悩まれている場合を除いてほとんど足にストレスの無い生活を送ることができますよね。

サンダルを履くにも裸足で良いわけですから、前に滑ることもなくある程度ヒールが高くても好きなデザインのものを履くことができていたと思います。

 

しかし新生活とともに足元の環境も一変し、ストッキングにパンプス、スーツ用の薄手ソックスに革靴に変化したことで巻き爪が悪化する人は意外と多いものです。

さらに、平日休みの仕事であれば各種専門機関へこまめに通うこともできますが、土日休みの仕事の場合はなかなかそうもいかず、週末はひたすら足を休めることに徹する・・・そんな過ごし方ではなんだかもったいないです。

 

最近では様々な形のストッキングや巻き爪でも履けるパンプスが市販されており、皆さん独自の対処法を編み出しながら痛みと戦っているというお話もよく伺います。

しかしそれを毎日する手間を考えたら、やはり巻き爪を根本的に解決しておくことが、遠回りに見えて毎日を快適に過ごす一番の近道になるのではないでしょうか?

 

巻き爪に良いストッキング・良くないストッキングあれこれ

 

どのぐらいのフィット感が理想?

足を綺麗に見せるということに重きを置くと、足にかなりフィットするタイツやストッキングになります。ダルダルと余っているものでは美しくありませんからね。

それらのストッキングやタイツが、つま先だけゆとりのあるものであれば、巻き爪でも履くことができますが、つま先までフィットしているものは常に爪が圧迫されることになり良い環境とは言えません。

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どのぐらいの厚みがあると良い?

こちらも足を綺麗に見せるという観点から言うと、薄手のものである方が良いわけですが、靴の中で前に滑る上に足を保護できるほどの厚みもありません。もし可能であれば、デニール数の高いタイツやストッキングの方が足と靴の間でクッションになる役割を果たしてくれるからおススメです。全体的には薄手でも、つま先だけ厚手になっているものもあります。ストッキングならなんでもいい・・・ではなく、足の状態に合わせて選びたいですね。

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外反母趾対策のストッキングは巻き爪にも使える?

巻き爪を発症している人の中には高い確率で外反母趾の人がいるのは知られていますが、これは足の使い方がどちらにも影響しているからだと考えられます。

足の指で踏ん張る力が働かないと、爪が地面にきちんと着地せず爪が巻く力の方が勝ってしまいますし、指先が弱って外反母趾になりやすいからです。

このような歩き方を改善するために、足の親指と小指だけが独立したストッキングも販売されています。かなり特殊な造りになりますので、抵抗のある方は5本指ストッキングを選ぶのが良いでしょう。

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5本指ソックスは絶対に巻き爪に良い?

 

5本指ソックス自体は、足の指それぞれに意識が行き、脳にもとても良いとされていますが、フィットし過ぎるストッキングと同様にきつい5本指ソックスは爪を圧迫します。

せっかく5本指の靴下を履くのであれば、シルク混合の素材や綿100%など、素材にこだわることで衛生面でも足の健康面でも快適に過ごすことができるでしょう。

天然素材はストレッチ素材と違い、ぎゅうぎゅうと圧迫するほどの圧力はありません。

適度にフィットして吸湿に富んだものが理想的ですね。

着圧ソックスも同じ理由で、ふくらはぎの浮腫み対策にはなってもつま先の圧迫対策にはなりません。できればつま先の開いている着圧ソックスや着圧レギンスにするのがベターです。

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巻き爪は手術すれば再発しない?

 

痛み止めや化膿止めを処方されて炎症を抑えた後、矯正という方法で爪を温蔵できれば良いですが、専門機関で推奨されている考え方によっては、痛みのある箇所を切断して終わりということもあります。

爪母から焼き殺す場合は爪の幅が狭くなりますし、化膿している部分の爪だけを切断すると、爪が伸びてくる段階で巻き爪が再発する、炎症が肉芽になるなどの弊害も考えられます。また爪の幅が狭くなったからといって、その狭い中で巻き爪になることもあります。

 

よほど重度で矯正という方法が全く通用しない特殊な巻き爪を除き、爪の幅は変えず矯正しながら再発しないように心がけて生活を見直すことが長期的な観点で必要となります。

 

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので、靴下やストッキングを着用する時も邪魔になりませんし、チタンワイヤーの中にゴミが入る心配もありません。

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

仕事が始まってしまうとなかなか施術してもらうタイミングが取れないかもしれないと思い、新生活が始まる前に相談できて良かったです。

私の巻き爪は本当に軽度で、まだ爪が皮膚に食い込むほどではないため、夕方痛くなる程度で相談をしても良いものか迷いました。

しかし、施術をしていただいた次の日から、出かけていても夕方から夜にかけて爪が痛くなることもなく、バイト中も快適に仕事をすることができました。

 

この調子でいけば、卒業旅行も好きな所へ思いっきり楽しく行けそうです。

社会人になってからでも、遅い時間まで営業されている日もあり通いやすそうで安心しました。

 

しかし巻き爪の矯正をしていただいたとはいえ、ストッキングにつま先の薄いパンプスを履いているとやはり足には良くないようなので、まずは前に滑らない外反母趾対策のパンプスを探してみようと思います。

巻き爪用のパンプスはなかなかありませんが、外反母趾対策用のパンプスも足に良い設計になっていて、最近ではそれとわからないものもあるようなので、おしゃれに妥協せずに足にも良いものを選びたいです。

 

また、スカートではないパンツスーツの日も作って、ストッキングではなく靴下で過ごせる時間を増やしたいです。

他にも綺麗で足に負担のかからない歩き方なども教えていただけたので、自身を持って新生活に臨みないと思います。

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

職場によっては、会社ではストッキングだけれどナースシューズのようなサンダルを指定されているところもあるかもしれませんが、その場合もやはり巻き爪にピッタリフィットするストッキングは負荷になることに間違いありません。

 

会社で定められた規則に反するほど足が痛いと感じると、仕事どころではありません。

そうなってしまう前に巻き爪の矯正を施しておくことで、足に良くない環境が続くとしても悪化を回避することはできます。

他にも足の浮腫み対策のためのソックスが、実はつま先まで締め付けられて巻き爪が助長されている場合もありますので、ご相談される時は今使っているものも細かく言っていただけるとどこに原因があるかわかります。

 

 

履いて大丈夫?巻き爪でのストッキング・靴下  まとめ

 

裸足で靴を履くよりもストッキングを履く方が靴を傷めにくいなどの理由から、女性のストッキング着用率は飛躍的にアップし、同時に外反母趾や巻き爪のトラブルが増えてきているのが現代人の傾向です。

確かに裸足で靴を履くと、足の汗を吸うものが何もないために蒸れやすいというデメリットはあります。しかし前に滑りにくいという面から見ると、裸足のように靴にフィットできれば前のめりになることもなく爪が圧迫されることもないのです。

 

海外のファッション誌ではよく、真冬でコートを着ていても裸足にパンプスというスタイルの人を良く見かけますが、これは海外の人にそこまでストッキングを履かなければならないという意識が根付いていないからではないでしょうか。もちろん仕事の種類によって堅い仕事をされている方は、ストッキングを着用する確率も高くなるそうです。

 

厳密に裸足でパンプスを履く人とストッキングを履く人の足の統計を取ったデータは存在していないようですが、少なくとも外反母趾や巻き爪のトラブルはストッキングを着用している人の方が多いのではないかと予想されます。

 

日本の湿度の高い気候と、社会人ならストッキングを着用するものだという根強い考えは、おそらく今後も変わることはないでしょう。

そのため、巻き爪に悩む人は定数は必ずいらっしゃることになり、我々としては心苦しい限りです。

 

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サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

インベントプラスではほとんど厚みも変わらず、今までと同じ靴を履いていただけますので、ストッキングにパンプスという方でも施術を受けることができます。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

また巻き爪とは関係ないかと思われるようなことが原因になっていることがありますので、気になる症状のある方はお気軽にご相談くださいね。

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