【なりかけ?】巻き爪の症状が出始めたらどう対処すればいい?

なりかけのその巻き爪、正しく対処できていますか?

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「切っても切ってもこの場所だけ変形してくる・・・もしかしてこれが巻き爪なのかも!」

 

ある特定の爪の端が皮膚に食い込むように変形して、そのたびに他の爪よりも高い頻度で爪を切ってしまう。食い込むように生えてくるから他の爪より切りにくい。

そんな風に不便を感じていながらも、巻き爪になりかけていることに気づいていない人がとても多いようです。

 

この『巻き爪の爪だけ深爪しがち』というのは、実は正しい対処法ではありません。

むしろ、巻き爪を助長していると言っても過言ではないでしょう。

そんな、なりかけの巻き爪に気づいた時にどのようなケアをしておくかを知っておけば、深刻化する前に食い止めることができます。

 

また、どのような状態が巻き爪に分類されるのかも理解して、早めに対処していけると良いですね。

 

実はそれ・・・巻き爪になりかけている初期段階です

 

指先が爪に押されている感じがする

きつい靴や何かに押されているわけでもないのに、なぜか爪に押されている感じがするのは、爪の変形が始まっている兆候かもしれません。

長い間ネイルを施したままにしている時、あるいは保湿を怠って乾燥している時など、爪が収縮して指を押さえつけるように巻くことがあります。

→そんな時はどうする?

ネイルをしている場合は早めにオフをして、角質化してきている爪を薄く整えて保湿をします。

サンダルを履く季節に足の指先が紫外線に晒されて乾燥していることも考えられますので、皮膚と同様に紫外線対策も行っていきます。

この時、爪の生えてくる根元(爪母)をしっかりトリートメントするのを忘れないようにしましょう。

自分でネイルをオフできないものに関しては、同じように爪母だけでも潤いと栄養を届けられるよおうにケアしておきましょう。ハケ状になっているネイル専用オイルなどがおすすめです。

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普通の爪切りでは切りにくい部分がある

 

本来、爪と皮膚の間には適度な隙間があり、指と同じぐらいのカーブを描いているのが正常な爪の状態です。それが、何らかの理由により皮膚と密着するように爪が変形してきたり、持ち上げないと家庭用の爪切りで爪を切るのが困難に感じたりしているようであれば、それは巻き爪の初期段階と言えます。

切った爪の切りカスが一定の曲線を描いているかどうかを見るのも一つの方法です。

→そんな時はどうする?

生まれつき爪の一部が指に沿って湾曲しており、それ以上皮膚に食い込むようなことがない時は様子を見ましょう。しかし明らかに年齢を重ねるにつれて湾曲が進んできている時は要注意。

小さい頃は湾曲していても爪が柔らかいために不自由がないことがほとんどですが、大人にとってからでは状況が変わってきます。

まず、すぐに深爪するのをストップして、指に被さる程度までは伸ばすことを心がけましょう。

伸ばす途中で湾曲が気になる人は、コットンパッキング法やテーピング法を取り入れて、皮膚との間に隙間を作りながら爪を伸ばすのも有効です。

 

もっと本格的に巻き爪用品を検討されるのであれば、巻き爪ブロックという自分で簡単な巻き爪の矯正を行えるケア用品も市販されています。

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爪がゴワゴワして分厚くなってきた

 

一見巻き爪と関係のないように見えるこの段階も、巻き爪に発展する可能性があるので気をつけて経過を観察していきましょう。

怪我をして爪が割れた後などにもこの症状が見られることがあり、怪我が治っても爪だけ変な生え癖が残ってしまうということも考えられます。

爪が分厚くなると必然的に巻く力が強くなることを意味しますから、その力を分散するのが有効な手段となります。

→そんな時はどうする?

分厚くなると巻く力が強くなるのですから、薄く削って巻く力を分散させましょう。

指に接地しているピンクの部分を削り過ぎると皮膚の感触がダイレクトに伝わり痛みを伴うことがありますので、あくまでも削るのは適度に全体を整える程度が目安です。

分厚い爪を切るのに家庭用の爪切りでは綺麗に切れないことがあります。

ネイルサロンで使用するような専用ニッパーは切断面も綺麗に仕上がり、一石二鳥です。

無理矢理切ろうとして爪が割れる、ささくれが残るなどの小さなきっかけが、皮膚に刺さり炎症を起こして陥入爪になる恐れもあります。

自分の爪に合った爪切りを持っておくのも巻き爪の予防になります。

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急な体重増加や運動不足で爪が皮膚を圧迫している

 

妊娠中やその他の環境の変化、食事の不摂生、代謝の低下などにより、爪と指のバランスが取れていない時も爪が巻く力が上回ることがあります。

一時的なものであれば、産後に巻き爪も治る、ダイエットにより爪の圧迫感もなくなるなど改善することはありますが、そのままにしておくと進行することも。

 

→そんな時はどうする?

『歩く』、『立つ』などの指先まで力がかかる運動は、爪にとって必要な負荷です。

地面からの圧力と爪の巻く力のバランスが取れている時、爪は適度な曲線を維持することができます。巻き爪の初期段階でも軽いウォーキングで解消できる場合がありますので、健康的な生活スタイルを見直してみましょう。

 

また、ちゃんと運動を取り入れてもその歩き方や姿勢が間違っていると、適切な効果を得ることはできません。巻き爪予防の運動とともに、腰痛や猫背、骨盤の歪みなども改善しておくと運動の効果がはっきりと体型にも爪にも現れます。

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巻き爪の初期段階でも専門機関は対処してくれるの?

 

専門機関では、明らかに膿んでいる、すぐに矯正を始めなければならないほど進行している、などの緊急性がある巻き爪は早急に対処していきますが、まだ巻き爪になる前のなりかけの状態でできる処置は限られていると言えるでしょう。

すなわち、爪を剥離するほどでもなく、無理に爪の幅を細めるような施術を必要としない巻き爪においては、率先して治療を行うということはまずないということです。

 

しかし専門機関を受診しておくことで、巻き爪以外の疾患が見つかることもありますし、爪水虫や陥入爪など専門機関でしか処方できない薬もありますので、まずは巻き爪が怪しいと思った段階で相談するのが良いです。

 

そこで問題ないと診断してもらい、紹介状などを入手できればスムーズに矯正の段階に入ることができます。

爪水虫や皮膚に化膿などがあると、その症状が収まってからでないと処置をスタートすることができませんのでご了承ください。自分で判断ができず、どこを受診すれば良いかわからない時も、お気軽にご相談いただければカウンセリングの上、アドバイスさせていただきます。

 

最近では専門機関でも様々な手法で巻き爪の矯正を行っているところがあります。

長さがないとできないものから、穴を開けるもの、サキュレでのインベントプラスとは違う形状の特殊金属の反動を利用して矯正するものなど、一昔前の巻き爪と言えば手術と思われてきた時代からはかなり進化してきています。

 

どの手法を用いるにしても、器具が外れたり爪が伸びて取り替えたりする時には通院が必要となりますので、通いやすさや開院時間なども目安にされると良いでしょう。

 

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

専門機関では、まだ巻き爪には入りませんよと言われて、処置をスタートする前に様子を見ましょうと言われていたので、迷いながらの受診となりました。

しかし、あきらかに爪が指を圧迫している感じがなくなり、とても気が楽になりました。

それに巻き爪には色々な症状の初期段階があることを教わったので、受診して間違いなかったと確信を持ちました。

 

巻き爪は早く見つければ治療期間も短く済むそうで、自分ぐらいの軽度であれば数ヵ月で完治できるかもしれないとのこと。早めに相談して良かったです。

爪に押されているなんて感覚的なことを思う自分はおかしいのかな?と思っていましたが、これからもちょっとした変化に気を配っていきたいです。

 

夏までにネイルができるように間に合うと良いのですが、爪に装着しているインベントプラスの器具も細いワイヤーのアクセサリーのようで意外と気に入っています。

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

巻き爪は立派な爪の疾患ですが、他の病気に比べると後回しにされがちな存在であることは否めません。しかし恐ろしいことに、そのままにしておくとどんどん進行し、やがて歩行時に痛みを伴ったり、歩くことさえ困難になったり、かなりのストレスを感じるようになることは間違いありません。

 

そうならないためにも、ちょっとした爪の変化にも気づいてもらえたらと思っています。

特に、加齢や体型の変化による爪の異変は潜在的にはかなり多いと言われています。

加齢により爪という末端にまで栄養や油分が行き渡らなくなることや、加齢により体型が変化して体のバランスが変わったこと、絶対的な運動量の低下などが主な原因となります。

 

それが最近では若い年代にも増えており、過度なダイエットやO脚によるバランスの崩れ、車通勤による運動不足、足に負担のかかる靴など、巻き爪を引き起こす要因もまた増えているのが現状です。

 

なりかけ?巻き爪の症状が出始めたらどう対処すればいい?  まとめ 

 

今回は、明らかに巻き爪になる前のなりかけの状態とその対処方法についてお話してきました。

ネイルのしっぱなしや紫外線の影響により爪が乾燥している時、爪が指先を押しているような感覚があります。ネイルをお休みできれば一番良いのですが、仕事やオシャレのために妥協したくない人も多いことでしょう。

そんな時は、日焼け止めや保湿などをこまめに行って、生えてくる爪のケアを怠らないようにしましょう。

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他にも爪と皮膚との間に爪切りが入る隙間がなくて切りにくい、また爪が分厚くなって家庭用爪切りでは切りにくい時などは、専用ニッパーを揃えることも視野に入れてみましょう。無理に家庭用爪切りを使い続けると、切り口がガタガタになって皮膚に刺さるなどの二次災害を生んで、陥入爪になってしまうことがあります。爪を薄く整えて、爪に負担のない状態で切りそろえることが巻き爪予防になります。

 

これらの症状と並行して、運動不足や体重の増加なども巻き爪の一因になっていることがありますので、正しい姿勢と正しい骨格で適度な運動を心がけて爪も体も健康な状態でいられるように見直してみましょう。ウォーキングをしているはずが、ベタベタと歩いていたり、膝や腰が曲がったまま足の裏まで体重が分散されていなかったり、自分では気づかないこともたくさんあるでしょう。

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

 

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