【放置は危険!】化膿した巻き爪と対処法について

【こんなお悩み相談をされました】

1

先日、こんなご相談をいただきました。

 

【巻き爪が化膿してしまいました】

 

私は以前から巻き爪の痛みに悩まされて来ました。

もともとハイヒールやサイズの小さい靴を履くことが多く、爪に違和感がでるとすぐに巻き爪になってしまいます。

市販の巻き爪矯正グッズを使ったり、治療薬で痛みを抑えるようにしてきましたが、最近巻き爪が食い込んでいる部分にいつもと違う痛みが出てきました。

立っているだけで激しい痛みを感じますし、膿が溜まっているようにも見えます。

お風呂に入ったときに、膿を洗い流したりガーゼでふき取るようにしているのですが、すぐにまた膿が溜まります。

自分なりに巻き爪ケアをしているにもかかわらずこのように膿が出て化膿してしまうのはどうしてでしょうか?

また、巻き爪が化膿した場合の正しい応急処置と治療法、化膿を予防するにはどうしたらいいのかを教えていただきたいです。

 

ご質問をいただきありがとうございます。

化膿してしまった巻き爪は、痛みも激しく見た目にも痛々しいですよね。

実は、巻き爪が化膿すること自体は珍しいことではありません。

しかし、化膿しているということは巻き爪がかなり悪化していることを示しています。

おそらく、市販薬でごまかしながら、痛みを我慢していたのではないでしょうか?

爪の変化を見逃したり、間違った爪のケアをしているとすぐに化膿してしまうことがあるのです。

化膿している状態が続くと、そこから皮膚が腐っていく恐れもあり、最悪の場合患部を切除しなければいけなくなる恐れもあります。

巻き爪が化膿する理由と対処法についてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

【化膿とはどんな状態か】

 

化膿とは、組織が傷ついた部分が炎症を起こしている状態です。

炎症が起きる理由の多くが、傷口から細菌が感染したことで体が防御反応を起こしているためです

つまり、化膿とは体に入ってきた異物をやっつける、もしくは体外に排出するために人間に備わっている仕組みなのです。

風邪を引いた際に、鼻水や痰が出るのと同じですね。

さて、化膿と言うと、傷口から黄色い海のようなものが出ている状態を想像する人も多いのではないでしょうか?

実は、膿が出ていなくても患部が熱を持っている、赤く腫れあがっているといった症状があればその部分は化膿している可能性があります。

自己判断できない場合は、医療機関で専門家に診断してもらうのが確実です。

2

 

化膿した時に傷口から出てくる膿は、黄色っぽい色が付いていることもあれば無色透明なこともあります。

細菌に感染して出ている膿からは、独特のにおいがする場合も少なくありません。

膿の正体は、体を守ろうとして壊れた白血球や組織の残骸です。

化膿は、傷の大きさ・形状に関わらず発生するもので、擦り傷・切り傷・裂き傷・刺し傷・虫刺され・にきびなどから化膿することもあります。

膿が出ているまま放置していると、そこからさらに感染が広がったり、痛みが長期間にわたって続く可能性があります。

最終的には、患部が腐敗して壊死する、皮膚の奥の方まで細菌感染が広がる、敗血症になるなど命にかかわる危険もはらんでいます。

 

【巻き爪が化膿する理由について】

 

◆細菌が付きやすい状態になっている

 

巻き爪が化膿する理由のひとつに、巻き爪が発生する場所が関係しています。

もともと爪周辺は、爪の間や皮膚との境目に汚れが溜まりやすく、生活していく中で細菌に触れる機会が多い場所です。

特に足は、手と違って頻繁に洗うこともできないため、ほこりやゴミに混ざって細菌が侵入しやすいのです。

巻き爪がひどく、肉に食い込んで出血しているような状態では、簡単に傷口から細菌に感染してしまいます。

細菌感染を防ぐために、傷口を清潔にする、汚れが溜まらないように傷口を保護するなどの対策が必要になってきます。

◆過剰に清潔にしている

 

汚れやすい、不潔な環境でも化膿は起こりやすいですが、逆に清潔にし過ぎていても化膿する恐れがあります。

汚れるのが不安だからと普段から洗浄や消毒をし過ぎると、皮膚にいて細菌から身を守ってくれる常在菌も一緒に殺してしまうことになります。

皮膚に常在菌がいるからこそ、細菌に触れることがあっても感染せずに済んでいるのです。

消毒液にはアルコールが使われているため、肌が乾燥しやすくなるのも問題です。

だからと言って不潔にしておいて良いわけではありませんので、一度医療機関で相談してみましょう。

医療機関で処方された塗り薬などは、用法・用量を守って使うことが大切です。

 

◆疲労がたまっている

 

免疫機能が衰えていると、健康な時には感染することのないような弱い細菌にも感染する確率が上がります。

何日も睡眠不足が続いていたり、疲労を溜めたまま休息をとらないでいると、免疫力が落ちていきます。

「いつもなら治る傷が全然治らない。」「風邪をひきやすくなった。」という自覚症状があるようなら、免疫力が低下している恐れがあります。

免疫力が低下していると、回復にかかる時間も増大するため巻き爪が悪化しやすいのです。

◆冷えやすい

 

体が冷えやすい人は、全身の血行が悪くなっています。

血行不良になると、全身の筋肉が緊張して硬くなってしまいますよね

すると、白血球の成分である顆粒球と呼ばれる膿の素がたくさん作られるようになり、化膿しやすくなるのです。

◆持病がある

 

持病を持っている人は、その病気の影響で化膿しやすい体質になっている可能性があります。

特に、日本人に多い糖尿病によって血糖値が上昇すると、白血球の働きを妨げることになります。

白血球は、人間の免疫機能に欠かせない役目を果たしているので、この働きが弱まると傷が治りにくく、細菌に感染する確率も上がってしまいます。

また、糖尿病の人の血液中には糖分がたくさんあり、侵入してきた細菌の栄養になってしまうことで、さらに細菌を増やしてしまう恐れもあるのです。

 

 

3

 

【化膿した時の応急処置】

 

傷口が化膿した時にできる応急処置方法をご紹介します。

まずは、化膿した部分やその周辺をきれいに流水で洗い流しましょう。

その後、清潔な布で水気をふき取り、市販の消毒液で膿と傷周辺を消毒します。

消毒効果が強すぎると、痛みが強く出ることがあるので、普通のケガの際に使う消毒液を使ってください。

 

4

 

ここで、腫れや赤身がひどい場合は、患部を冷やして炎症を抑えましょう。

長時間冷やし過ぎると低温やけどの恐れがあるので、冷やし過ぎには注意してください。

市販の化膿止め用塗り薬や抗生物質入りの薬は、化膿の症状に有効に作用します。

どれを選べばいいか分からない時は、薬剤師がいる薬局で自分の症状について相談しながら選んでもらいましょう。

ここでご紹介しているのはあくまで、一時的に症状を和らげる応急処置です。

傷口が化膿していたら、できるだけ早く医療機関を受診してください。

 

ここで、腫れや赤身がひどい場合は、患部を冷やして炎症を抑えましょう。

長時間冷やし過ぎると低温やけどの恐れがあるので、冷やし過ぎには注意してください。

市販の化膿止め用塗り薬や抗生物質入りの薬は、化膿の症状に有効に作用します。

どれを選べばいいか分からない時は、薬剤師がいる薬局で自分の症状について相談しながら選んでもらいましょう。

ここでご紹介しているのはあくまで、一時的に症状を和らげる応急処置です。

傷口が化膿していたら、できるだけ早く医療機関を受診してください。

 

【化膿を防ぐために】

 

巻き爪の化膿を防ぐためには、以下のような方法があります。

◇傷のケアをしっかり行う

巻き爪が皮膚に食い込んで、流血などが見られる場合は、化膿の恐れが高くなります。

傷口がブドウ球菌やレンサ球菌といった空気中にいる細菌に感染して起こるのが化膿です。

特に、土やほこりなど不潔なところには細菌も多いので、できるだけ患部を清潔にすることが大切です。

汚れたら洗浄するようにして、必要に応じて消毒液で殺菌し、傷口に細菌を滞在させないよう注意してください。

◇巻き爪治療をする

化膿は、かなり症状が進行した巻き爪と言えます。

化膿するほど巻き爪が進行する前の段階で、巻き爪治療を始めれば化膿する可能性をぐっと減らすことができるのです。

初期の巻き爪ならほとんど痛みを伴わずに治療することも可能です。

 

◇免疫力を高める

免疫力が低下していると、健康な人は感染しないような弱い細菌にも感染しやすくなります。

免疫力が低下する原因は、

 

・ストレス

・不規則な生活

・暴飲暴食

 

などが挙げられます。

特に、体が疲れているにもかかわらず十分な休息をとらない生活をしていると、免疫力が下がっていきます。

規則正しい生活を送り、ストレスとうまく付き合うことができれば、免疫力の低下を防ぐことが可能です。

また、体温が下がると免疫力も低下するため、ゆっくりと入浴する、適度な運動習慣を身につけるなどして低体温にならないよう工夫することも重要です。

◇バランス良く栄養を摂る

食事は体を作る源です。

脂っこい食べ物やビタミン不足など偏った食生活は、化膿しやすい体質に繋がる恐れがあります。

このような体質になるのを防ぐためには、炎症性の肉や油を避けることです。

逆に青魚やクルミといった食べ物は、炎症を抑えてくれる抗炎症作用がある食材なので積極的に摂取しましょう。

さらに、ビタミンEには炎症作用を抑制する力があります。

ビタミン類は野菜に多く含まれているので、食事のどこかに野菜を取り入れるように工夫してください。

 

 

5

【病院での治療方法】

 

病院で化膿した巻き爪を治療する際は、以下のような方法があります。

 

薬を使う

巻き爪の周りに膿が溜まり、細菌感染を起こしていることが分かれば、抗生物質が処方されます。

抗生物質は飲み薬、塗り薬、注射などがあり、傷口の状態を見て先生が判断します。

場合によっては、飲み薬と塗り薬を併用して使うこともあります。

抗生物質に加えて、痛みを抑える消炎鎮痛剤も処方されることが多いです。

 

フェノール法

フェノール法は、巻き爪の治療で良く行われる治療法のひとつで、特に化膿した巻き爪に適用されます。

爪の変形が強い、重度の巻き爪にも行われる方法です。

局所麻酔を行い、湾曲している爪の端を部分的に切除して、爪の幅を狭めます。

その後、フェノールという薬品で切除した部分の爪が再び生えてこないように施術します。

湾曲している部分が無くなるので、皮膚に食い込むことが無くなり、痛みも軽減していきます。

化膿していない巻き爪なら、爪の湾曲を取り除く方法もありますが、激しく化膿している巻き爪にはそれも難しいため、この方法が取られることが多いです。

膿を出す

巻き爪の周りに膿が溜まっている場合は、膿を外に出す処置をすることがあります。

消毒後、患部の周りに圧力を加えて徐々に膿を外に排出します。

膿を出すと、腫れが引いて痛みも和らぎます。

 

手術

化膿が進行し、日常生活に支障が出るような痛みがある巻き爪は、手術で化膿している部分を取り除くことがあります。

局所麻酔で行われることが多く、術後の痛みも数日で引いていきます。

ただし、巻き爪の状態によっては、爪全体を切除しなければいけなくなることもあるので、手術の際は内容についてしっかりと話し合うことが大切です。

 

【整骨院サキュレでは】

 

接骨院サキュレでは、痛みが強く出ている巻き爪や化膿している巻き爪の施術も患者さまと相談しながら行っていきます。

まずは、現在の巻き爪の状態をチェックし、痛みが出ている理由や巻き爪になった原因を探っていきます。

6

 

ここで、患者様が施術に関して不安に思うことや疑問をしっかりと解決してから施術に入っていきます。

サキュレの巻き爪治療は、インベントプラスという爪を傷つけずに行える施術方法を取り入れています

痛みもほとんどなく、多くの巻き爪の症例に適用できる方法です。

インベントプラスを含め、色々な角度から巻き爪の治療・再発防止を考えております。

【辛かった巻き爪が完治した喜びの声】

 

それでは当院で施術を行った方の喜びの声を紹介します。

 

【化膿した巻き爪の痛みに苦しんでいましたが、無事に治りました】

 

巻き爪になっていることに気付いていましたが、忙しさにかまけてそのまま放置していました。

最初は、たまに痛む程度でしたが次第に歩いているだけで痛みが出るようになり、常に激しい痛みを感じるようになりました。

巻き爪の様子を見てみると、爪の端が皮膚に食い込んで、赤く腫れあがり膿が出ていました。

自分で膿を出してみたり、市販の薬を使うなどの対処をしていましたが、なかなか改善しないため、サキュレに相談してみました。

病院に行こうと思っても、深爪を注意されて終わるのではないかという不安があって、行けませんでした。

巻き爪に関する丁寧な説明と親切な対応のおかげもあって、今では痛みも治まっています。

また、不安に思うことがあれば相談させていただきたいと思っています。

 

ご感想ありがとうございます。

サキュレでの施術と対応に満足していただけて、スタッフ一同非常に喜ばしい気持ちでいっぱいです。

サキュレでは、巻き爪の施術はもちろん、患者さまが安心して施術を受けていただけるよう、しっかりと説明することを心掛けております。

夏になると細菌が増えて、化膿する確率も高くなるのでより一層爪のケアに力を入れていきたいですね。

 

【化膿した巻き爪と対処法について まとめ 】

 

化膿とは、傷口から細菌に感染しそれを体外に追い出すために体に備わっている防御反応のひとつです。

化膿した巻き爪は痛みが激しく、患部を切除しなけれないけないケースもあるため、早めに専門家に相談しましょう。

免疫力が下がっていたり、患部を不潔にしていると化膿しやすくなるので、注意してください。

整骨院サキュレでは、今までの巻き爪の症例から患者さまの状態にあった施術方法を選択していきます。

初めての巻き爪治療では、不安に感じることもたくさんありますよね。

小さな疑問でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

市販薬を使っても痛みが取れない方、再発を繰り返す方もお気軽にお問い合わせください。

 

巻き爪バナー決定

 

その他の記事