【自分でやっても大丈夫?】巻き爪のテーピング方法

巻き爪を自分でケアする方法

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【こんなお悩み相談をいただきました】

 

最近、仕事で1日中靴を履いていると、巻き爪なのか爪と当たる皮膚が赤く腫れて痛いです。

爪を切りそろえておいても、少し爪が伸びてくると皮膚にぶつかってキリがありません。

巻き爪のイメージは爪が普通ではない湾曲をしているイメージなので、自分はそこまで重症ではないと思うのですが、この段階で治療に通うのは抵抗があります。

 

それに、仕事が日曜日休みで平日の仕事が終わる時間も遅く、専門機関が開いているような時間帯に通院するのが難しい状況です。

できれば毎日自分でケアできる方法があれば教えていただきたいです。

 

よろしくお願いします。

 

 

ご質問ありがとうございます。

質問者様のように、仕事の都合上平日に通院することが難しく、そこまで重症ではない段階なら自分でケアしたいと思う方は多いですよね。

しかしセルフケアには正しい知識が必要で、間違った方法を続けていると悪化したり、化膿したりすることもありますので、巻き爪のセルフケアに関する方法を知っておくと良いですね。

 

またまだ成長期のお子様がいらっしゃるご家庭や、お家で養生なさっている高齢の方がいらっしゃるご家庭でも、巻き爪の簡単なケアは知っておくと大変役にたちます。

巻き爪自体は何らかの方法で矯正をしないとほとんど改善されないと言われていますが、痛みを和らげる方法を知っておくことで、専門機関を受診する時間ができるまでの間を快適に過ごすことはできるでしょう。

 

そこで今回は、自分でもできるセルフケアおもに「テーピング」についてお話していきたいと思います。

 

正しい巻き爪のテーピング方法

 

まずは巻き爪のテーピングに使えるテープを用意します。

薬局でそのように説明をすれば、適した素材と薄さのテープを購入することができます。

お手元にある絆創膏でも代用は可能ですが、水に弱いものですと足も意外と汗をかくのですぐ剥がれてしまうかもしれません。

またある程度の強度が必要になるので、傷の手当てをする時に使うような布テープですと、テーピングの役割を果たせないこともあります。

 

巻き爪のテーピングには2通りの方法があります。

 

①爪に当たる皮膚を引き離す方法

 

テープの端を爪と皮膚の境に貼り、そのまま引っ張りながら指の腹を通り反対側に巻き付けます。

指の腹を通ったテープを、爪の反対側の下の方に貼り付けます。

ちょうどらせん状に巻き付く形になります。

爪の両側が皮膚に食い込んでいる場合は、反対側にも同じ処置を施します。

指の腹の方から見るとテーピングが交差するような形になります。

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②爪と皮膚の間にテーピングを詰める方法

 

巻き爪がきになっている爪に3ミリほどテープがかかるようにして指のカーブに沿ってテープを貼ります。

①の方法のように、皮膚を引き離すようにテーピングしないように気をつけましょう。

3ミリほど出しておいたテープを爪と皮膚の間に優しく詰めていきます。

この時、爪と皮膚の間にテープを入れる余裕のない方は、この方法を無理に続行しない方が良いです。

爪の側面と違って、爪と皮膚の境目は傷になりやすく、爪が剥がれてしまう可能性もありますので、痛みを伴うようであればこの方法は合っていないと言えるでしょう。

 

どちらの方法を取り入れるにしても、入浴後や足を除菌ウエットティッシュで拭いた後など、清潔な時に行うことを忘れないでください。

テーピングが強力で効果が続きそうでも、最低1日に1度はテープを交換することが望ましいです。

テーピングにより、悪化したり傷口が化膿したりした時はすぐに中止し、専門機関を受診しましょう。

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他にも自分でできる巻き爪のケアは?

 

コットンパッキング法

コットンやティッシュペーパーを米粒ぐらいの小ささに丸めて爪と皮膚の間に詰める方法です。

この方法を取り入れる場合は爪の両側にある程度の長さがないと、爪と皮膚の間に傷ができてしまうことがありますので、無理に詰め込むことは避けてください。

また、進行している巻き爪にはあまり効果がなく、あくまでも痛みを和らげる応急処置的な方法です。

コットンパッキング法もテーピングと同じく、足が清潔な時に行い、1日に1度は交換しなければなりません。

 

巻き爪ブロック

巻き爪の矯正を自分で行う方法です。

爪の両端にワイヤーを引っ掛けてその反動で爪を持ち上げる矯正方法となります。

巻き爪ブロックは強度とサイズを自分で選ぶことができるので、最初に自分の爪を計り、巻き爪の進行度合いに合わせてタイプを選びます。

この時に、サイズが大きすぎるものや、反動力が足りないものを購入してしまうと、巻き爪の矯正にはならずもったいないお買い物になってしまいますので注意しましょう。

 

巻き爪ブロックは、外れやすい一面があるので、付属のテープで固定することになります。

 

巻き爪ロボ

爪を柔らかくしてから形を整える方法です。

巻き爪ロボを装着したままお湯に浸けて、爪が柔らかくなったところで矯正したい角度までネジを回して調整します。

最後にドライヤーで乾かしたら完成です。

巻き爪ブロックとの違いは、施したその日から巻き爪が緩和されるという点です。

ただし、歩き方や爪の強度によっては巻き爪が再発することもあります。

また、巻き爪ロボ自体が比較的高額であるということも考慮に入れておくと良いでしょう。

 

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巻き爪の度合によって専門機関での処置が変わる?

巻き爪が軽度の場合

 

化膿している部分があると、痛み止めや化膿止めなどを内服することもあります。

また爪を部分切除する方法が処置されることもあり、皮膚に食い込んでいる爪の端を縦方向に切除します。

治りも早いですし痛みも少ないので、傷が悪化しないように気をつけておけば良いのですが、爪には内側に巻く力がもともと備わっているので、運動不足や靴による圧迫などにより巻き爪が再発することもあります。

爪が伸びてくる時に陥入爪になることもあります。

 

巻き爪が中度の場合

 

フェノールという薬剤を用いて爪を根元から部分切除します。

とても強い薬剤ですので、爪が分厚くても範囲が広くても、確実に爪母を焼き殺して爪の幅を狭くすることができます。

しかし、幅がせまくなったからと言って巻き爪にならないということではなく、狭くなった中で巻き爪を再発することはあります。

 

爪の幅を変えずに巻き爪の矯正を行う方法としては、プレート法やワイヤー法などがあります。

爪に対して横断する形でプレートやワイヤーを取り付け、その元に戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正していきます。

用いられるプレートやワイヤーによって、爪に貼る、爪の両端に引っ掛ける、爪の両端に穴を開けるなどの詳細は変わってきます。

 

巻き爪が重度の場合

 

プレートやワイヤーなどの反動力をもってしても矯正が不可能だと判断された場合、爪を完全に切除する爪母完全切除という処置をすることがあります。

この時に使用されるのは部分切除にも用いたフェノールですが、完全切除の場合は術後も安静にしなければならず、もう2度と爪が生えてくることはありません。

 

巻き爪に一生悩まされないというメリットもありますが、人間は力を入れるときに爪にかかる反動力を利用しているので、爪が無くなったことによりバランス感覚が変わるという可能性はあります。

また運動をしている方は踏ん張る力がなくなってしまう可能性があるので、爪母完全切除の方法はあまりおススメできません。

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サキュレでの施術方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。また矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので、靴下やストッキングを着用する時も邪魔になりませんし、チタンワイヤーの中にゴミが入る心配もありません。

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、長期的な予定に備えておくこともできます。

 

インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

平日は22時まで診ていただけることを知り、まだ自分はそこまで巻き爪が進んでいないと思っていましたが、まずは相談してみることにしました。

爪だけでなく、足首や足の形、股関節などまでしっかりと見ていただき、巻き爪よりも気になっていた腰痛の原因を知ることができ、大変気が楽になりました。

 

また比較的軽い巻き爪であれば、矯正にかかる期間も短くて済むようで、早めに相談しておいて良かったです。

 

爪がぶつかるのが気になって深爪気味になっていたのが良くなかったようで、万が一の時のセルフケアについても教わることができたので、次の診療までにもし期間が開いてしまっても心強いです。

 

矯正をしてもらった爪も、靴を履くのに邪魔にならず、何の問題もなく日常生活を送れることが嬉しいです。ありがとうございました。

 

 

詳しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

巻き爪は風邪や目に見える皮膚のトラブルなどと違って、専門機関を受診するのが後回しになりがちです。予約ができないと待つ時間が長くなるのではないか・・・と思うと仕事の合間に受診するのも二の足を踏むお気持ちはよくわかります。

 

そういった事情からか、巻き爪が重症化してからいらっしゃる方は大変多く、重症化してからの矯正はやはり半年から1年という長期に渡って施術していく必要性があり、通院の面でも料金の面でも負担になるのではないでしょうか。

 

巻き爪は急に重度からスタートするわけではないので、できれば巻き爪になりかけている最初の段階で受診されることをおすすめします。

 

【自分でやっても大丈夫?】巻き爪のテーピング方法  まとめ

 

今回は、いざという時に自分でもできるセルフケア「テーピング」についてお話してきました。

セルフケアの中には、コットンパッキングのように爪と皮膚の間にクッションを入れて爪と当たらないようにする方法と、テーピングのように皮膚を引っ張って爪と当たらないようにする方法があります。

 

どちらの方法をするにしても、お風呂に入った後や足を洗った後の清潔な状態で行うことが、雑菌を繁殖させないためのポイントです。

雑菌が繁殖してしまうと、赤く腫れていた皮膚が化膿して肉芽という状態になり、完治させるには時間がかかりますし痛みを伴います。

 

これらのセルフケアの他に、巻き爪ブロックや巻き爪ロボなどの自分でできる矯正アイテムもありますが、コットンパッキングやテーピングなどと同じで足が清潔な時に行うようにしましょう。

軽度であればこれらの巻き爪矯正アイテムでも症状の緩和は見込めますが、中度から重度の巻き爪の場合は、セルフケアでは改善されないことがほとんどですので早めに専門機関を受診することをおすすめします。

 

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巻き爪は爪だけの問題ではなく、痛みをかばうために歩き方が崩れて骨格に影響を及ぼしたり、栄養不足から爪のトラブルになったりするなど、様々な方向から爪の健康を考えることで見えてくる問題がたくさんあります。

 

自分では関係ないと思っていた習慣が、実は巻き爪を助長していたというようなことは、客観的にカウンセリングを行ってく中でたくさん見られます。

足の健康と体の健康について一緒に考えてみませんか?

そこまでひどい巻き爪ではないと思っている方も、まずはお気軽にご相談くださいね。

 

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