【年齢が関係している!】加齢による巻き爪

加齢と巻き爪の関係

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【こんなお悩み相談をいただきました】

 

自宅で70歳を過ぎた母と一緒に住むことになりましたが、爪を切ろうとしたら爪は白くボロボロになっている上に、かなり巻き爪が進んでいて焦っています。

本人はそれほど気にしていないようですが、このままにしておくわけにはいかないですよね?

年齢的に、手術をしても治りが遅いのではないかという不安もありますし、同居をしている自分も仕事をしているので、できれば毎日はお手入れしなくても良いような巻き爪のケアはないものかと探しています。

 

母は近所へ買い物に行く程度ですが、外に出ることは可能です。

巻き爪を改善できる何か良い方法はないでしょうか?

 

よろしくお願いします。

 

ご質問ありがとうございます。

質問者様のお母様のように、年齢を重ねて巻き爪が進行する方は意外とたくさんいらっしゃいます。

介護付き老人ホームでも爪のトラブルは多く、爪の水虫である爪白癬と巻き爪はよく相談される爪の病気です。

爪も髪の毛や皮膚と同じで、タンパク質の層である角質から成っています。年齢とともにその角質は乾燥しやすくなり、潤いの足りないガサガサとした質感になっていきますよね。

20代から30代を境に、細胞が水分を維持できる量は減っていき、新陳代謝も低下しながら、張りや艶などが失われていきます。

 

爪も同様のことが起こり、乾燥して縮みやすくなることから、巻き爪が進行するという現象が起こるわけです。質問者様のお母様のように、歩く運動量も減っている場合は余計に爪が丸まる力の方が強くなっていることが考えられます。

 

年齢は関係ない!爪の健康のために続けたい習慣

 

爪が硬く縮んで巻き爪が進行しないようにするには、爪の保湿を続けることがポイントです。

また、爪白癬を起こしている時は、早めに処置を開始しないと足の爪全体に広がったり、一緒に生活をしている人の爪にも影響したりしますので、爪の些細な変化にも気づいていきたいですね。

①ハンドクリームで爪にも潤いを

お風呂上りは肌も乾燥しやすいですが、爪もどんどん水分が失われていきます。

爪用の保湿剤でなくても構いませんので、ボディクリームやハンドクリームを爪にも塗り込んで保湿しましょう。

年齢を重ねると足の裏の踵の角質もガサガサになりやすいので、一緒にケアしてしまいましょう。

二枚爪になりやすい、縦に筋が入っている時は爪が乾燥している時です。

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②オイルで水分をコーティングする

肌と一緒で、保湿した水分が逃げないようにするには、最後に油分で蓋をするのが効果的です。

最近では爪用のキューティクルオイルも市販で見かけますので、最後のひと手間に加えてみてはいかがでしょうか。

爪が生えてくる付け根の爪母に栄養が足りていると、生えてくる爪も潤いのある健康的な爪に変化していきます。

 

③食事にも適度に油分を取り入れる

年齢とともに、油分がお腹にもたれる・・・これは消化の機能が低下しているのである程度は仕方のないことです。しかし、だからといって油分を摂らない生活をしていると、爪や髪の毛、皮膚の細胞が水分を保持していられなくなります。

脂質の多い肉を無理に食べるのは難しいですが、魚から摂ることもできますし、バター、オリーブオイル、米油などを調理に取り入れることで気軽に油分を加えることはできます。

油分を控えていたらコレステロール値が高かった人が、思い切って油分を摂ることでコレステロール値が下がるということもある程、人間の体には適量の油分が必要なのです。

 

④爪白癬は塗り薬でケアする

高齢になると、爪白癬に効果的な飲み薬は体への負担を考慮してあまり推奨されていません。

しかし、足の水虫と同様に直接塗布する薬はあります。

爪が白濁し、ボロボロと脆くなってきたら爪白癬の可能性があります。早めに専門機関を受診しましょう。

 

⑤爪は薄く整えておく

爪が分厚くなればなるほど、丸まろうとする力も強くなりますので、適度に薄く整えておきましょう。

そうすることで、クリームやオイルが浸透しやすくなるというメリットもあります。

薄くし過ぎると爪が割れたり裂けたりして、再生する前に陥入爪になることがありますので、やり過ぎには注意が必要です。

 

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⑥できるかぎり歩く

爪は何もしないと丸まろうとする力の方が勝ってしまうため、爪の健康と運動は切っても切れない関係にあります。

寝たきりになったから巻き爪になるのか、巻き爪になったから寝たきりになるのか、どちらが先かは人によって違いますが、歩くと爪が痛くなると思っている方はまず爪を治すことから始めてみましょう。以前のように、趣味に旅行に毎日を楽しめるようにしていきたいですね。

 

⑦足に合った靴を選ぶ

靴で圧迫されて爪が湾曲しやすくなっている場合もあります。

最近では、足を測定して靴を選んでくれるシューフィッターの方を靴売り場で見かけます。

オシャレなウォーキングシューズも増えていますし、軽くて足に合った靴を選ぶ楽しみを見つけてみませんか?

 

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巻き爪に気づいたら・・・まずは専門機関を受診しましょう!

 

巻き爪で気をつけたいのは、炎症と化膿をおこしやすいという点です。

巻き爪が痛いと思っていたら皮膚が炎症を起こしていたという場合、自宅でのケアよりまずは炎症を抑えることを優先させなければいけません。

保湿や爪を薄く整えるなどのケアは、皮膚が健康である前提となってきます。

場合によっては炎症を抑えるために、抗生物質を処方されることもありますし、化膿止めの塗り薬を塗布しなければならないこともあります。

そういった判断を個人でするには難しく、高齢の方だと悪化してからでは遅いのです

 

化膿がさらに悪化し肉芽ができていると、まずはその完治をしなければ巻き爪の矯正を行うことはできません。自宅でケアを始める前に、専門機関を受診した方が良い理由はここにあります。

 

また巻き爪があまりにも進行し、矯正では完治が難しいと判断された場合は、爪母完全切除といって爪を根元から焼き殺して二度と爪が生えてこないようにする処置を提案されることがあります。

爪がなくなることで、この先一生巻き爪に悩まされることはなくなりますが、爪がなくなってすぐはバランス感覚に違和感を持つでしょう。爪自体は小さいのですが、気づかないところで大きな役割を担っているのです。

 

何科を受診するか迷った時は、まず爪は皮膚の一部ですので皮膚科を受診します。

巻き爪と同時に化膿や肉芽などが見受けられる時は、形成外科でも受診できますが、手術が必要かどうかのジャッジもまずは皮膚科で診断される場合がほとんどです。

保険が適用される処置と適用されない処置があり、予算としては8,000円から20,000円程度が相場だと言われています。

これを定期的に通うとなると出費も嵩むので、続けやすい方法を相談してみましょう。

 

巻き爪から傷になり、悪化すると巻き爪の矯正どころではなくなってしまう危険性があるということ。

専門機関での処置には保険適用と適用外があること。

まずは専門機関を受診し、自身の状態を知っておくことが、巻き爪ケアの第一歩となります。

 

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サキュレでの施術方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので、靴下やストッキングを着用する時も邪魔になりませんし、チタンワイヤーの中にゴミが入る心配もありません。

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。

 

サキュレで施術をした人の感想

 

爪のことをあまり深く考えていない高齢の母を連れて、相談に乗っていただきました。

やはり、身内から言われるよりも納得できたようで、専門の方に見ていただき治そうと思ってもらえたことが大きいです。

 

実は本人が自分のことで周りに迷惑をかけたくない・・・と気にしていたようで、本当は歩くのが痛かったということもわかりました。

施術をしてもらったその日から、歩く時の痛みがなくなったようで、性格も元の明るい母に戻った気がします。

 

爪ひとつの問題ではなく、毎日の生活をストレスなく送ってもらえるように、これからも悪化しないよう様子を見て通うつもりです。

これからは近所だけでなく、ちょっとしたウォーキングを兼ねてバス旅行などにも参加したいと楽しみを見つけてくれて安心しています。

 

巻き爪は遺伝的なものもあるようで、自分の爪にも気をつけたいと思います。

爪と健康について親子で考えさせてもらう良い機会になりました。

ありがとうございました!

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

足の小さな爪のトラブルが、まさか毎日の生活を楽しく過ごせるかどうかを左右するとは、当事者にならないとわからないものです。

ましてや、自分が面倒を見てもらっていると思っている高齢の方は言い出しにくく、巻き爪の発見が遅れがちであると言えます。

 

体調と同様に爪の健康についても一緒に見直していただき、歩くのが嫌になる前に対処できるといいですね。

爪への一番の刺激は、歩くことによる地面からの反発です。

しかし、巻き爪が痛くて歩くことをやめてしまうと、爪への刺激が足りなくなり、巻き爪が進行するスピードが速まってしまいます。

そうなってしまう前に、一度爪の健康について考える機会を持っていただけたらと考えています。

 

【年齢が関係している!】加齢による巻き爪  まとめ

 

皆さんの周りで、爪のことが原因で出歩くのを控えている方はいらっしゃいませんか?

今回は年齢と巻き爪の関係についてお話をしてきました。

加齢による肌や爪、髪の毛の乾燥は、努力をしても食い止めることは難しいものです。

ただ乾燥するだけでなく、爪の場合は縮んで巻き爪になりやすくなるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

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爪も肌の保湿と同様に、潤いを与えることで柔らかくなりますし、そのケアをすることで心も若々しく保つことに繋がります。

若い方のようにネイルを楽しむ高齢の方もたくさんいらっしゃいますし、男性でも爪を綺麗にしておくことで気持ちの張りにもなるほどです。

 

ご自宅ではなるべくお風呂上りにクリームやオイルでケアをする、硬く分厚くなっている爪をヤスリで薄く整えるなどの方法をこまめに続けていけると良いですね。

 

また巻き爪により膝を曲げて歩く高齢の方も多く、膝や腰にも痛みが出ると体勢を変えるのも苦痛で、寝たきりになってしまう危険性があります。

たかが巻き爪と思わずに、爪から健康的な生活が損なわれる可能性があるということをお伝えしたいです。

 

寝たきりになると食欲や抵抗力も落ち、いろいろなことに対する意欲が失われてしまいますよね。

できれば、年齢を重ねても明るく健康的な毎日を送れるように、私たちもお手伝いしたいという思いがあります。

年齢からくる巻き爪も、きちんとケアしていけば完治を目指すこともできるのです。

手術は避けたいけれど巻き爪をすぐにでもなんとかしたい方、なかなかご家族の話には耳を傾けてもらえない時、どんなお悩みでも構いませんのでお気軽にご相談くださいね。

 

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