こまめに爪を切っていたのに巻き爪が化膿した経験はありませんか?
「爪が当たるのが痛いから少し伸びたらすぐ切っていたのに、ある日突然爪の横が赤「腫れてきて尋常じゃなく痛い!」
巻き爪になっている人に一番多いのが、「爪が巻きやすい場所だけいつも短めに切りそろえておく」という過ごし方ではないでしょうか?
足の親指は爪の質がかなり硬く、家庭用の爪切りで切ると切り口がガタガタしやすいものです。
巻いた爪を持ち上げながら切った時に断面が層になっているのを見かけたことはありませんか?
他の指の爪が多少巻いても切り揃えればなんとか過ごせるのに対して、このように親指の爪は質が硬く、切った後にきちんと整えておかないと滑らかになりにくいものです。
この爪が硬いというポイントこそ、巻き爪が足の親指の爪に起こる確率が一番高くなる理由です。
他の指よりも分厚い爪が丸まろうとするわけですから、その力が他の指の爪よりも強いのは当然のことです。
そしてその切り口がガタガタのままになっていることにより、少しの切り残しやささくれでも皮膚に接触しやすくなり、結果巻き爪が周りの皮膚に刺さって傷となり炎症が悪化すると化膿します。
頻繁に爪を切ると起こりやすくなる巻き爪トラブルの一つが化膿を伴う陥入爪なのです。
化膿する巻き爪=陥入爪になる原因とは?
①深爪し過ぎている・深爪の頻度が高い
巻き爪から化膿する原因NO.1は深爪であると言っても過言ではありません。
爪を噛む癖がある、巻き爪ではないけれどいつも深爪している、などの人も同じように言えるのですが、爪の白い部分は多少皮膚の上に被さっているぐらいが適度です。
そうしておくことで、指を使い、力をかける時に自然なバランスとなるように人間の体はできています。
そして深爪が続くと、爪と皮膚の生え際の弱い部分がいつも露出することになってしまうので、小さな傷がつきやすい状態が続くことになります。爪の白い部分は、デリケートな爪と皮膚の繋ぎ目を守っていると言えます。
②足は雑菌が繁殖しやすい
いつも裸足で生活ができれば足にストレスもありませんし、爪と指の間も清潔に保ちやすいのですが、多くの人がそんなわけにはいきませんよね。
靴下を履き、靴を履くことで足はいつも蒸れた状態になり、雑菌が繁殖する絶好の住み家となります。水虫もなかなか完治が難しい疾患ですが、それは足が置かれている環境からどうしても菌の繁殖するスピードが勝ってしまうからなのです。
足そのものですらそんな環境ですから、もっと乾燥しにくい爪と皮膚の間は菌の温床となります。
傷が無い状態であればトラブルが少ない環境でも、少しの傷がこの爪と皮膚の間につくと一気に悪化するのは想像に難くないですね。
巻き爪だけでなく、擦り傷や切り傷なども足にできると普通の消毒や止血だけではすぐに悪化することがありますので、十分に気をつけましょう。
③爪が乾燥して縮み硬くなっている
爪を切る時にかなり力を込めてバチン!と切らなければならないような厚みの爪は、切った後もガタガタでトゲのようになりやすいものです。その少しのトゲが化膿の原因になります。
家庭用爪切りのカーブが二枚爪になりやすいようであれば、爪専用ニッパーを使った方が切った後のトラブルは少なくなります。
また、爪そのものを柔軟に保つには、薄く整えて保湿をするのが効果的です。
少し手間ではありますが、巻き爪しやすい端を薄くしておくだけでも、巻く力が弱くなり軽度の巻き爪であれば痛みを半減させることができます。
そして加齢や乾燥、紫外線など爪が乾燥しやすくなる要素は身の回りに溢れていますので、爪の根元の爪母を保湿して足も爪もカサカサにしておかないのがポイントです。
爪専用のクリームやオイルが理想的ではありますが、使用期限の来ている乳液やオールインワンゲルなどを爪や踵に使っても十分保湿の効果を見込めます。
④爪の栄養状態が良くない
年齢にともない肌の潤いが失われやすいのと同様に、爪もまた乾燥しやすくなるのですが、年齢のせいだけではなく若い人でも爪の質が悪くなっているのが現代人の特徴です。
これは、添加物の多い食生活や過度のダイエットなどにより栄養が爪の先にまで行き渡っていないのが原因で、痩せてはいても顔色が悪く髪がパサパサしやすい人は爪の健康状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。メイクをしてネイルをして、カラーリングをして・・・本来の自分の姿と向き合う機会が少ないと体からのSOSにも気づきません。
爪に縦に線が入ったり、割れやすくなっていたり、様々なサインが爪から発せられていませんか?
爪の質感を見るとカルシウムを取れば改善できるように思われがちですが、爪は筋肉や細胞、髪の毛と同様にタンパク質が主な栄養源です。そのために、肉や魚、大豆類など良質なタンパク質を三食にわたって十分に摂取することが必須条件となります。
それに加えて、細胞分裂の手助けをするビタミン類や亜鉛、鉄分などもきちんと摂取しなければ効率よく体づくりの役には立ちませんので、いろいろな食材を満遍なく食べることがいかに大切かよくわかりますね。
専門機関で陥入爪を治すには
・皮膚に直接傷をつけた部分を取り出す
ほとんどの場合、化膿するに至るまでに爪の端が残ったままになっていた、爪が割れていたなどの原因となる場所があるはずです。
そこから端やトゲを取り出してまずは皮膚にこれ以上傷がつかないようにします。
化膿がかなり進んでしまい、爪が剥がれそうなどの危険な状態であれば、一旦ギリギリまで切除してしまうこともあります。
そこまで進行してしまうと、局部麻酔なども使用して、多少大掛かりな処置が必要になることもありますので治療後の安静期に必要な期間は余裕を持って予定しておきましょう。
・化膿止めの内服薬や炎症止めの軟膏などが処方される
市販の消毒液では炎症を止められないからこそ化膿にまで進んでしまうわけですから、体の中からバイ菌に対抗する必要があります。
そして自宅で過ごしている際に、絆創膏よりもカバー力の高いラバー系の傷パッドを使っていて化膿が進んでいることもありますので、処置後の過ごし方、消毒や取り替えの頻度などについても、詳細を聞いておきましょう。
・場合によっては爪が生えてこないようにすることも
最近の考え方としては爪を温存して行う療法がメインとなってきてはいますが、化膿の状態によって足の指が壊死する可能性があるなど専門家の見地から危険な状態だと判断された場合には爪がもう二度と生えてこないように処置されることもあります。
爪が無くなることでもう二度と巻き爪や化膿に悩まされることはなくなりますが、本来爪があった場所が皮膚になるわけですから、見た目の面でも体重を支えるバランスの面でも、不自然になるのは致し方ありません。
このように、専門機関を受診しなければ悪化のスピードを早めてしまうような状態になる前に、ちょっとした爪の変化を見逃さないことが大切です。
サキュレでの治療方法
整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。
炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。
矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。
チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。
爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。
この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。
この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。
インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。
インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。
サキュレで施術をした人の感想
痛い巻き爪なんとかしようと相談してから矯正に入るまでに、化膿を治すというワンクッションがありました。
今までも親指の爪の横の皮膚が赤く痛くなることはあったのですが、指が1.5倍ぐらいに腫れ上がって何かジュクジュクしてきた経験はありませんでした。
あの痛みはできればもう二度と味わいたくないものです。
そうなってしまった原因がまさか自分がマメに爪を切ることにあったとは、盲点でした。
巻き爪になりかけていると自覚はしていたのですから、先にそちらをなんとかしておけば良かったんですね。
化膿がおさまり矯正を初めてから、爪が皮膚の上に乗っている光景を久しぶりに見ました。今までは爪の白い部分がいつも見えないぐらいに、爪の生え際が生々しく赤くなっているのが普通でしたから、前よりも爪の手入れが楽になったのがとても嬉しいです。
矯正はしていてもまだまだ生えてくる爪はゴワゴワして硬い様子なので、保湿もしっかりして柔軟性のある健康的な爪になるのが目標です。
嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
今回の相談者様のように、すぐに巻き爪の矯正器具を取り付けるのが危ないと判断された場合は、まず専門機関で化膿を治療することが優先となります。
そうでないと矯正器具を取り付ける工程にも痛みを伴ってしまいます。
巻き爪の矯正が始まったら、何もしなくて良いというわけではなく、今まで以上に爪の健康について見直していただきたいものです。
適度な運動や、爪にも良い食生活、体の保湿をするように爪にも保湿をする、などできることはたくさんあります。
巻き爪になっている人の爪の質が、概して乾燥して縮み、爪を通して綺麗なピンク色の皮膚が見えないというのも共通して見られる傾向ですから、爪の質を向上することもまた巻き爪を防ぐのに効果があるということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
巻き爪の矯正と一緒にご自宅でできるセルフケアについてもアドバイスいたしますので、お気軽にご相談くださいね。
めちゃくちゃ痛い!化膿した巻き爪の原因と対処法は? まとめ
今回は、巻き爪をなんとかしようとして頻繁に切りそろえようとするばかりに、傷がついて化膿しやすくなる悪循環についてお話してきました。
特に足の親指の爪は他の指の爪よりも硬くて切りにくく、その切り口を整えにくいことから、周りの皮膚に傷をつけてしまうこともしばしば。
そのガタガタの爪の断面が皮膚に刺さり、巻き爪の痛みとは違う質の激痛となって指が腫れてきたら要注意!きちんと治療しておかないとますます悪化することもある陥入爪へと進行します。
化膿を起こしてしまった場合に優先するのは巻き爪の治療の前に化膿を鎮めることであり、そのためには専門機関で処方される化膿止めの内服薬や、炎症止めの塗り薬などが必要になります。明らかに指が赤黒く腫れて普段の靴を履けない、膿が出てくるなどの症状がある時は、すぐに専門機関を受診しましょう。
皮膚がそんな状態になっても爪は容赦なく伸びてくるのですから、化膿の痛みに巻き爪が食い込んで日常生活が痛みに支配される・・・痛くて眠れない・・・などの苦痛が押し寄せることになります。
化膿を治しておけばその後の巻き爪矯正にスムーズに入ることができますので、自分の爪の状態を知るということは大切なことです。
サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。
手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。
巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。
気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。
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