【痛くなる前に!】巻き爪~陥入爪について~

巻き爪を大きく分けると2種類

 

巻き爪とは爪が伸びる進行方向に食い込む、もしくは爪の横幅の端が巻き込む状態のことを指します。痛みのない方もいらっしゃいますが、たいていの場合は爪が肉に食い込んで炎症を起こすことで、靴を履くにも痛みが生じ、最悪の場合歩くことさえ困難になります。

重症化する前に治療をスタートすれば、治療期間も痛みも少なく済みますので、気になる方は早めに専門機関を受診するようにしましょう。

 

巻き爪は大きく分けて2種類に分けることができます。

 

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巻き爪の種類①陥入爪(かんにゅうそう)

 

爪が伸びるのに伴い、伸びる進行方向の角が肉に食い込んでいく状態のことを「陥入爪」と呼びます。爪が食い込むと、まず赤く炎症を起こすようになり、その腫れが悪化することでさらに爪が食い込むという悪循環になりがちです。この炎症がひどくなると、常に出血して爛れているように見える肉芽(にくが・にくげ)ができやすくなります。この肉芽に爪が食い込み雑菌が繁殖することで、化膿した状態となり、ここまで進むとまずセルフケアで改善が見込まれることはないでしょう。

 

巻き爪の種類②湾曲爪(わんきょくそう)

 

爪の両端もしくは片側の端が、肉に巻き込むように湾曲していく状態のことを指します。爪の前方から見るとCの形や逆さまのU字、ひらがなの「の」の字や端と端がくっつくほどの筒状に見えるほど湾曲することがあります。爪ととともに肉も変形してしまい、痛みを感じていない方もいらっしゃいますが、たいてい湾曲の巻き込みが進行することで、自力で爪を切ることも難しくなります。そこまで進行してからの治療には時間もかかりますので、陥入爪と同様に進行する前に早めのケアを始めることが望ましいです。

 

巻き爪を放置しておくと治療方法が限られてくるのと同時に、不自然な歩行によるその他のトラブルを引き起こしやすくなります。

腰痛や股関節痛、生理痛や頭痛など一見巻き爪とは関係のない症状が、実は巻き爪による不自然な姿勢での生活が原因となっているケースは大変多く見られます。つま先をかばって歩くことで、足全体をしっかり使う筋肉が退化し、巻き爪と外反母趾を併発することにもなり兼ねません。しかし巻き爪は早期発見・根気よく治療することで再発を防ぐことも可能です。夏が到来し、裸足の機会が増える前に、まずは足の状態をチェックしてみましょう。

では、陥入爪について触れていきたいと思います。

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陥入爪の原因

 

サイズの合わない靴を履いている

 

ハイヒールやつま先のきつい靴を履いている時間が長いと、爪が圧迫されて巻き爪になりやすいと言えます。特に立ち仕事や外回りが多いお仕事の方は、前のめりにならない靴、つま先が圧迫されない靴を選ぶことを優先しましょう。

どうしてもハイヒールを履かなければならない時は、ストラップやラバーバンドなどで足の甲が固定されるデザインのものを選ぶと、巻き爪のリスクは軽減されます。

男性の場合は足の横幅が固定できるような紐靴タイプのものを選ぶようにすると良いでしょう。

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深爪している

 

頻繁に深爪する習慣があると、常に爪の周りの肉が盛り上がっている状態が続いてしまうので、爪が伸びるのを邪魔するようになります。少し爪が伸びただけで肉に食い込むことが気になり、さらに深爪を繰り返すことになります。軽度の陥入爪の治療の際、爪を伸ばすようにするだけで改善されることが多々あります。まずは爪を切るタイミングを、横から見た時に肉の膨らみと同じぐらいの位置まで来てから、という習慣に変えるようにしましょう。

 

遺伝

 

巻き爪が遺伝するという意味合いよりは、爪が反りやすい・巻きやすいといった、元来の性質によるところが大きいです。爪が反りやすい方に、隣の足の指に刺さるなどのトラブルが起きることがあるように、爪が巻きやすい方は気をつけていないと巻き爪になるリスクが高くなると思っておいた方が良いでしょう。

 

スポーツなどによる怪我や負荷

 

激しいスポーツなどで、爪が剥がれる・指が腫れるなどの怪我をした後に、爪の成長より肉の成長の方が早いことから、巻き爪へと進行することがあります。サッカーやジョギングのように、足に負荷のかかりやすいスポーツや、つま先を特に繊細に使うことが必要とされるバレリーナの方など、慢性的に巻き爪のトラブルに悩まされている方も多いです。

 

年齢によるもの

 

幼児の爪は柔らかいように、年齢とともに爪の先に水分が行き届かなくなって爪は徐々に硬くなります。爪が硬くなると肉の方から跳ね返す力が負けてしまうので、より硬く厚い爪が肉に深く食い込むようになります。また、爪は何もしないと巻き込むようにできているため、年齢とともに運動不足になり地面からの圧力が足りなくなった時、必然的に巻き爪になりやすい傾向にあります。

 

妊娠などによる急激な体重の増加

 

足の爪は常に体の体重を支えていますが、急激に体重が増加すると爪にも負荷がかかるために爪の周りの肉に食い込みやすくなります。一時的な体重の増加から発生した巻き爪が、妊娠中に運動不足になって悪化するケースや、抵抗力が落ちて化膿しやすくなるケースもあり、産前産後のトラブルとして少なくありません。そういった意味でも、妊娠中毒症を防ぐという意味でも、体重の増加を緩やかにする必要があるのです。

 

爪の水虫(爪白癬)

 

白癬菌というカビの仲間が爪に蔓延り、感染症を引き起こしている状態です。爪が侵食され変形することで、周りの肉の部分の方が盛り上がり、爪が再生される時に巻き爪となりやすい傾向にあります。爪白癬は男性や老人がなりやすいというイメージもありますが、ブーツなどが定着した最近では女性にもポピュラーな病気であり、自覚症状のない軽度の爪白癬感染者は日本人の10人に1人と言われているほどです。これは日本人の花粉症の患者数とほぼ同数というデータもあります。

 

 

もしかして爪水虫が原因で巻き爪に?

 

初期の段階では痛みも痒みも感じられない爪水虫。

 

自覚症状が無いために、爪全体が感染してボロボロになるまで未処置にされている方は意外とたくさんいらっしゃる病気です。

足の水虫と同じ最近ですので、もちろん他人にうつしてしまうこともありますし、家庭内や手の爪に感染が広がる可能性もあります。

 

もしかして爪水虫かも?!と気になる方は、セルフチェックしてみましょう。

 

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【軽度】・・・爪が分厚くなり、黄ばんで濁った色になっている

足の爪が分厚くなって自分で爪が切りにくくなってきたという方はいらっしゃいませんか?

さらに淀んだ爪の色をしているようであれば軽度の爪水虫になっている可能性はあります。

 

【中度】・・・爪の白い部分以外にも白い変色がある

この場合、白癬菌がかなり繁殖してしまっている状態と言えます。この時、伸びた爪の内側(皮膚にあたっていた部分)がもろく弱くなっていることが多く、爪を切っている時に異変に気付かれる方も多いでしょう。

 

【重度】・・・爪全体がボロボロになり、変形する

ここまで進行してしまうと、医療機関では爪を剥がすという処置をするところもあります。

爪は髪の毛と同様に、一度死んだ角質の層でできているために、内服薬などによる治療が難しいという一面があるからです。

このまま放っておくと爪が変形したままの状態が続き、周りの皮膚が盛り上がることで巻き爪になりやすいと言えます。これが前述した陥入爪(巻き爪)の原因の一つとなるわけですね。

 

巻き爪の原因にもなる爪水虫の治療方法

 

菌の繁殖を抑えながら爪が再生する過程を地道に待たなければなりません。爪が完全に生え変わるのには約6か月前後を必要としますので、地道な治療が待っていると考えておいてください。

専門機関での治療方法は主に3つあります。

 

①内服薬

②外用薬

③レーザー治療

民間療法

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①内服薬による治療

菌の繁殖を抑える感染症用の飲み薬を服用する方法です。

「ラシミール」や「イトリゾール」というお薬が一般的によく使用されます。

こちらの内服薬はかなり強いものなので、どんな状態の方でも飲めるわけではありません。肝臓にかなり負担がかかることから、高齢の方への投薬は見送られることもありますし、妊娠・授乳期での服用は見合わせた方が良いでしょう。

 

近年では「パルス療法」という治療法が注目されており、この方法に沿っていくと服用の回数を激減させることも可能だと言われています。それは1週間集中してお薬を飲み、3週間はお休みするというサイクルを3回繰り返していく方法です。新しい爪に生え変わるまでの6か月間お薬を服用するよりもかなりの期間を短縮できる、画期的な方法ですね。

こちらもどなたでも服用が可能なわけではないので、副作用の検査などをふまえて、専門医の診断が必要となります。

 

②外用薬による治療

塗り薬を爪に直接塗布しながら治療を行う方法です。

「クリアネイルショット」などのお薬が効果的だと言われています。

ちなみに、いわゆる足の水虫の塗り薬は爪の奥深くまで浸透する力が弱いので、ほとんど効果がないと言えるでしょう。爪を薄く削った上から専用塗り薬を塗布し、細菌の繁殖を抑えながら新しい爪が生え変わるのを待ちます。

この爪を削る際、飛び散った爪の粉の中にもカビの細菌がいるのを忘れないよう、衛生面には注意することを心がけましょう

内服薬の服用が可能であれば、体の内側と外側からの治療が可能となりますので、より早い完治が見込まれます。

 

③レーザー治療

爪に特殊な光をあて、細菌の繁殖を抑えつつ代謝を促進するレーザーリネイルという方法です。

事前に麻酔をしておく切開や剥離などの手術と違い、即日ピンポイントでの治療が可能となり大変注目されています。

レーザーをあてた箇所が少し熱く感じる程度で、副作用もない安全性の高さからも今後一般的になっていくことが期待されている治療法です。

しかしながら、保険適用にされているところを見つけるのが難しいことから、自費での治療となる可能性があり、治療費の面では高額になる可能性があることを想定しておく必要があります。

 

番外編~民間療法~

足の水虫でも効果があると言われているのが、酢を使った殺菌方法です。

科学的根拠があるわけではないので、何もしないよりは効果が期待できるという程度の治療法となります。酢の持つ殺菌力が爪にどこまで浸透するのか、爪水虫の段階にもよるところではありますが、この方法を実践されている方は酢を爪に直接ティッシュやコットン・綿棒などで塗布しているようです。

その他にも、白癬菌が高温に弱いことから、高めの温度で足湯をするのも効果があるという例があります。

 

爪水虫は完治させておかないと繰り返す危険のある感染症の一種です。

早期発見と適切な治療が完治への近道となりますので、爪水虫を発見した時は早めに医療機関での指導を仰ぐようにしましょう。そして、爪水虫から巻き爪になるという二次災害は避けたいところですね。

 

 

さて余談となりましたが、陥入爪の治療方法について深めていきましょう。

 

巻き爪の一種、陥入爪の治療方法

 

爪の切り方をスクエアカットに変える

 

深爪が陥入爪の原因となるケースが多いことから、爪を切る段階で予防するという方法です。

皮膚とぶつかるのが嫌ですぐに爪を切ってしまうという方は、爪の白い部分を1~2ミリほど残してカッティングするようにします。爪の両端が丸くならないように皮膚と並行に切ることから、スクエアカットと呼ばれています。軽度の陥入爪であれば、爪の切り方を変えるだけで痛みがなくなったという方はかなりの数いらっしゃいます。

お子様の爪を切る際にも言えることなので、不衛生ではない程度に爪を切り過ぎないということを忘れないようにしましょう。深爪の習慣は親子で共通することの多い習慣でもあることから、親子そろって巻き爪になっているという方は、今一度爪の切り方について見直してみてくださいね。

 

コットンパッキング

 

陥入爪の治療方法の中で、スクエアカットと並んでかなり一般的な治療方法です。

米粒大に丸めたコットンを爪と皮膚の間に入れて、爪が皮膚に食い込まないように持ち上げるという内容です。これはスクエアカットにする前に爪が伸びていく段階で使用されることが多く、爪の端が持ち上げられた状態で爪を伸ばすことができるので、痛みが軽減されるという利点があります。

セルフケアに取り入れる際の注意点は、爪が乾燥して硬い状態の時に無理にコットンを詰めようとしないということです。お風呂上りなど爪も皮膚も柔らかい状態の時に詰めるのが良いタイミングと言えます。

また効果を得ようと無理にコットンを詰め過ぎて爪が割れてしまうと意味がないので、少しずつ無理のない範囲から詰めるようにしましょう。

 

テーピング①

 

片側だけ陥入爪の場合、テープを貼るスタートの位置は爪が皮膚に食い込んでいる場所からになります。テープを貼りながら指に巻き付けることで、爪とぶつかりやすい皮膚を引っ張って隙間を作ることができます。両側が陥入爪の場合は、この貼り方を反対側からも行い、テープが交差するように貼っていきます。衛生面の問題もありますので、テーピングはこまめに替えるようにしましょう。また歩行時の骨格が不自然になるほど強くテーピングする必要はありません。指に痛みが伴わない程度にとどめておきましょう。

 

テーピング②

 

爪を外側から囲むようにテーピングし、後から爪と皮膚の間にテープの端を詰めていく方法です。

コットンパッキングのように爪と皮膚の間に余地を作ることが目的なので、この②の場合は皮膚が強く引っ張られない程度に優しく貼ることがポイントです。爪の間にテーピングを詰めることから、必ず足が清潔な状態の時にするのが一番良いタイミングです。爪と皮膚の間に不衛生な状態が続くと、足の水虫や前述のような爪の水虫になる危険性もあります。衛生面には十分に注意をしましょう。

この方法により悪化した時は、すぐに医療機関を受診するようにしてくださいね。

 

VHO式矯正法

 

Virtuose Human Orthonyxie の頭文字を取った名称の治療法で、意味は「熟練した技術による人道的な巻き爪矯正法」というニュアンスです。

重度の巻き爪にも応用が可能な方法で、手術をしないという観点からこの名前が付けられたようです。

方法は、フック上に引っ掛けるタイプのワイヤーを皮膚に埋まっている爪の端に入れて持ち上げるという内容です。原理はコットンパッキングやテーピング法と同じなのですが、抜群の通気性により衛生面が非常に安心です。また皮膚に負担をかけないので痛みも少なく、ワイヤーをした状態でも日常生活を快適に送ることができます。短期間での治療も可能となりますが、歩き方や靴の選び方によっては陥入爪が再発することもあります。治療後も十分なケアを心がけましょう。

 

マチワイヤー法

 

マチワイヤーというニッケルとチタンの形状記憶合金を使用した矯正方法です。VHO式矯正法が爪の端に引っ掛ける施術を行うのに対し、マチワイヤー法では爪先端の白い部分両側にドリルで穴を開けてワイヤーを通していきます。伸びた部分に穴をあけるので、爪を切る感覚と同じように痛みはありません。プレートが戻ろうとする反動の力を利用した治療法で、矯正力・持続力ともに優秀ですが、爪が十分に伸びていないと導入できないという側面もあるので、爪が伸びるまでは他の方法で悪化を防いでおくという病院もあります。

爪の幅を減らす・完全に切除するといった、見た目が大幅に変わる施術ではないので、女性には理想的な施術方法ではあります。

しかしながら、これはどの矯正法にも言えることですが、絶対に再発しないと確証されているわけではないので、陥入爪の原因と日頃のケアを怠らないようにしましょう。

 

プレート矯正法

 

マチワイヤー法が伸びた爪の先端に穴を開ける方法なのと違い、爪の根元から矯正することが可能な方法です。形状記憶合金のプレートが真っすぐに戻ろうとする反動の力を利用するのですが、近年ではグラスファイバー製のプレートを使う方法も広まってきました。見た目にもより自然な治療方法が実現されています。

この方法は根元から矯正できるので即効性があり、プレートを付けた直後から効果を実感できるという利点があります。ただし、マチワイヤー法に比べると持続力が少ないので、1~2か月に1度は通院の必要がありますし、あまりにも重度の巻き爪の場合には効果が感じられないこともあります。

 

アクリル固定ガター法

 

VHO方式の仲間で、局部麻酔はしますが爪を切除することなく治療することが可能で、爪と食い込んでいる皮膚の間にチューブを挟んで爪と皮膚がくっつかないようにする手術です。保険適用となりますが、医療機関のみで可能な施術です。チューブに使われるアクリル樹脂は柔らかく強度にも優れ、治療期間に外れにくいという利点があります。また化膿しかけている肉芽の治療を同時進行で行うこともできるので、重度の巻き爪にも対応が可能です。

爪の間に半分に切ったストローが挟まったような形状になるため、最初のうちの異物感があるのは否めません。アクリル固定ガター法は、どちらかというと肉芽の治療を優先させるものであり、他の矯正法に比べると矯正力は劣ります。しかし、肉芽の治療を終わらせないことには痛みも解消されませんので、優先順位を決めて完治を目指すようにしましょう。

 

フェノール法

 

フェノールというベンゼンから合成された薬品を使用した治療方法です。

巻き爪を起こしている部分がボロボロになっていたり炎症を起こしたりしてワイヤーやプレートなどの治療方法が無理だと判断された場合、フェノール法が採用されることが多いです。

まずは局部麻酔をして陥入している爪を根元から切除し、フェノールという薬品で白癬菌に感染している爪が生えてこないように爪母(そうぼ)を焼き殺します。

処置にかかる時間も短く、当日に帰宅することも可能です。麻酔が切れた後に数日間痛みが残ることはありますが、本来の巻き爪の痛さに比べると刺すような痛みではない分、耐えられると言えるでしょう。

重度の巻き爪にも施術ができますし通院の回数も少なく済みますが、爪の幅が明らかに狭くなるというデメリットがあります。

 

爪母完全切除法

 

あまりにも重度の巻き爪で爪の保存が困難だと判断された場合、医師の適切な判断により爪を全て切除し、今後も生えてこないようにする治療法です。フェノール法で焼き殺すのは部分的な爪母でしたが、爪母完全切除法の場合は爪が生えてくる奥の皮膚組織を完全に殺します。

もう二度と巻き爪に悩まされることがない反面、永遠に爪が再生されることがないので見た目の違和感は一生続くでしょう。

術後の感染症などを予防するために術後数日間は安静にする必要があり、部分切除に比べると痛みが続くことになるため、鎮痛薬を処方されることが多いです。

重度の巻き爪から一瞬で解放されるという利点はありますし、巻き爪の治療を繰り返すこともなくなるので、爪が無くなっても抵抗のない方には有効な治療法と言えます。

しかしここまで手の施しようがない程重症化する前に発見し、完治を目指すことを心がけたいものです。

 

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巻き爪が重症化しないために【陥入爪まとめ】

 

日頃の爪の切り方や怪我などを発端に、軽度の巻き爪から完全に爪を切除しないと危険になる巻き爪まで、その症状と治療法は千差万別です。

巻き爪に気づいた時に爪を切り過ぎないこと、そして爪と皮膚の間にクッションを入れるというセルフケアで十分対応が可能な段階であれば、完治も早いのです。

 

しかし矯正法等の治療方法になってくると、治療後に絶対に戻らないという確証はなく、その後の日常生活で気をつけるべきこともあります。まず巻き爪治療後は、足の指先までしっかり使ってたくさん歩くことが大切です。爪は何もしないと丸まっていく習性を持っており、足の指に負荷をかけることで重力が均等にかかり爪のカーブを適度に保つことができるようになっています。

 

できれば爪を完全に焼き殺すほど巻き爪が進行する前に、早期発見・早期治療に取りかかれると良いですね。

暖かくなって、また足を出す季節がやってくる前に、皆さんも爪の健康について考えてみてくださいね。

気になる方はHPをご覧ください。

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