巻き爪でも爪の急な変色に戸惑っていませんか?
「何この変な爪の色!!変色してる!」
巻き爪になっていると自覚していても、もし自分の爪の色が変化したら不安に思いますよね。
変色は意外と日常的に起こり得る爪のトラブルですが、正しい対処法を知っている方は少ないのが現実のようです。
爪の色が変色している時に考えられる原因は、巻き爪以外にも様々なものがあります。
爪の外側からバイ菌が入って変色を起こしている場合、剥がれている場合、体の内側の疾患が爪に兆候として現れている場合など一概には言えません。
原因を知り、早めに正しい対処をすることが悪化を防ぐ一番の最善策です。
爪が変色している時に考えられる原因とは?
①爪甲剥離症
爪の白い部分ではなく、皮膚と密着しているピンクの部分に細菌が入り込み、爪が黄色く変色して剥がれてくる症状のことを指します。
必ずしも爪の先端から剥がれていくとは限らず、中間だけ黄色く変色していると思ったらその部分だけ剥がれていたというケースも。
伸ばしていって切り落とした後、健康な爪と皮膚に戻ることもありますが、菌が留まり続けてしまうと、爪が定着せずボロボロになり、生えて来なくなる危険性があります。
また足は特に靴下や靴を履く時間が長く通気性が悪いので、菌が他の指にうつりやすく、他の指の爪でも同じトラブルが起こりやすくなります。
②爪白癬(爪水虫)
爪が白く濁って表面がガタガタになったり、ふにゃふにゃになったりして、最終的にはボロボロと崩れてくる症状が多いです。
爪と爪の間に水虫菌が入ると、爪の表面だけが層になって剥がれ落ちて、切り落とした後は正常な爪が生えてくることもありますが、ほとんどの場合爪だけでなく皮膚にも水虫菌がうつって症状が悪化し、家族間・集団間で感染する力も強いです。
爪白癬が原因で爪が変形し、厚みが増して巻き爪になるパターンもありますし、逆に巻き爪が原因で炎症を起こしていた爪と皮膚の間に水虫菌が入って爪白癬になるどちらのパターンもあります。
どちらの場合も爪白癬を治療してからでないと巻き爪の処置には入れませんので、専門機関での爪白癬に特化した適切な治療を受けて正常な爪が生えそろってからのスタートになります。
③緑膿菌によるカビの一種
ジェルネイルをすると3~4週間ほど持つので、自分でするマニュキュアよりも楽という側面はありますが、途中でリフトしてきたときは皆さんどうされていますか?
爪とネイルの間に入り込んだ湿気が中でカビを繁殖させて、爪に緑膿菌というばい菌を常在させる原因になることがあります。
爪全体が黒っぽい緑色に変色したら要注意です。
ネイルはしばらくお休みをして、爪の治療が優先となります。
ネイル以外にも陥入爪で膿んだ周りの皮膚から爪にばい菌が入り込んだ可能性も考えられます。
④貧血
爪は硬いので皮膚とは別物のように考えられがちですが、指を覆っているだけで皮膚の一部です。
そのため、ばい菌やカビ、水虫菌以外の外的な要因ではなくても爪は変色・変形します。
特に体内の血液の栄養状態をチェックするのに適した場所となるので、爪白癬のように爪がボロボロになるなどの変化ではなくピンクの部分が白く血の気が無いような色に見える時は貧血の兆候と見て取れます。
貧血の時には爪が指に沿わず反り返ってしまう症状も特徴的です。
このスプーンネイルは、まだ爪が柔らかい乳児や幼児に見られやすい症状ですが、食生活を見直すことで改善しやすい一面もあります。
最近では妊娠されている方も楽しめるネイルがありますが、産婦人科での検診の際に爪の色で貧血や肝炎などの兆候を診る目安にしていることもありますので、健康的な妊娠生活のためになるべく自然な爪でいることをおすすめします。
⑤煙草含まれるニコチンの影響
外的な要因としてはニコチンの色素が沈着して爪が変色していることが考えられます。
喫煙をする頻度にもよりますが、電子タバコではない煙草を1日にかなりの量を喫煙される方の多くに爪、歯、皮膚に色素沈着の兆候が見られます。
単純に色素が落ちないという理由もありますし、喫煙により壊されたビタミンCの不足により皮膚や爪表面の新陳代謝が健康的に行われず、新しく出てくる皮膚や爪まで変色しているということも考えられます。
⑥糖尿病による黄色爪症候群
爪の変色の他にも、体が浮腫みやすくなったり、呼吸が苦しく感じたりするなど明らかに爪だけではない変化があります。
爪は極端に伸びるのが遅くなり、爪そのものが弱くなり剥がれてくることもあります。
爪の変化から内臓疾患が見つかるケースもありますし、内臓疾患の治療のための内服薬の副作用で爪が変色することもありますので、体調とともに爪の変化には十分注意して過ごしましょう。
爪の変色に気づいた時に受診するべき専門機関は?
爪甲剥離症の場合
爪は皮膚の一部ですので、まずは皮膚科を受診して爪にいる菌の特定をしてもらうことが治療への第一歩となります。
爪甲剥離症の原因になりやすいのがカンジダ菌だと言われているので、特定できれば塗り薬の抗菌薬とイトコナゾールなどの飲み薬を処方されます。
爪の表面だけでは菌の有無や特定が難しいので、専用ニッパーなどで部分的に切除して検査をするケースもありますが、治療薬を特定できればあとは爪が伸びて剥離していた部分と完全に離別できれば治療は完了となります。
稀に菌の特定ができない場合、日光による爪の炎症が原因であることや、知らない間に爪に化学物質が残っていることなどが挙げられます。
その場合は、爪への日光を遮ることや、乾燥させることなどが有効になります。
知らない間に爪に化学物質が残っている時は、日々使用されている衣料用洗剤の成分の見直しなどを行うことで劇的に改善されることも。
爪白癬の場合
爪に直接塗る水虫の塗り薬と、内服薬を処方されます。
その他には、足を清潔に保つために帰宅したら足を洗う、通気性を良くするなど日頃の積み重ねが大切です。
ビジネスシューズを履く時間が長い方は要注意で、通気性の観点からも他の指への感染を防ぐ観点からも5本指ソックスが推奨されています。
爪以外の皮膚そのものに水虫が常駐してしまうと厄介ですので、民間療法とはなりますが酢をいれた水で足や爪を殺菌するのも効果があると言われています。
緑膿菌の場合
抗生物質を処方され、なるべく爪を乾燥させるように指示されることがほとんどです。
爪と皮膚の周りにテープなどを貼って水気が入らないようにする方法もあるようですが、そもそも水分が入った状態で爪の出入り口を塞いでしまうと菌の繁殖の格好の場所となってしまいますので、自己判断によるケアは中止しましょう。
その他の内臓疾患からくる爪の変形・変色については、皮膚科とともに内科を受診しないとはっきりとした原因が特定できないことがほとんどですので、紹介状をもらうなどして双方の専門機関が共通の情報を共有できる状態で治療を進めるのが安心ですね。
サキュレでの治療方法
整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。
炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。
矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。
チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。
爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。
この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。
この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。
インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。
インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。
サキュレで施術をした人の感想
まさか巻き爪が原因で爪と皮膚の間にばい菌が入って剥がれかけていたとは、呑気にネイルそのままできるかなと考えていた自分を恐ろしく思います。
幸いにも、剥がれた後は正常な爪が生えてきたので、日にち薬で綺麗な爪に戻ることができました。
しかし新しく生えてきた後は巻き爪から解放されるかな?と期待とはうらはらに、例外なく元に戻った後は巻き爪になってしまい、矯正していただく運びとなりました。
しかし施術を受けたその日に皮膚に食い込む痛みもなくなり、比較的軽度の巻き爪だったせいかそこまで通院期間もかからなさそうなので安心しています。
爪の色が汚くなって初めて爪に向き合ってみて思いましたが、ネイルをする場所ぐらいの認識しかなかった爪に対して、こんなにも色々な信号を出してくれる場所だということを勉強して、もっと普段から気をつけて見ていこうと思いました。
嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
巻き爪になると必ず爪が変色するという意味ではありませんが、普通ではない状態=体に例えると抵抗力が落ちている状態と言えます。
爪が綺麗に生えそろっている時と、巻き爪や割れ爪、剥がれ爪などの時では、ばい菌の入り込みやすさには雲泥の差があり、どうしても二次的な爪の疾患が生まれやすくなります。
特に爪は手も足も水に触れる時間が長く、皮膚とも密接しているので、ばい菌が繁殖する温床になりやすいのです。そこに少しの傷があるだけで、皮膚の中まで入り込みやすくなるのは当然と言えば当然の話です。
爪の外側で起こったトラブルから内側に飛び火してしまった後は、実は外側からケアするのが難しいのも爪の疾患の特徴です。爪白癬に対処する塗り薬もありますが、効き目という観点で考えると内服薬の方が即効性もあり、悪化を食い止めるには一旦内側から対処しておかないと、最悪の場合爪のトラブルだけではなく指や手足そのものに害が及ぶことにもなり兼ねません。
色に注目!巻き爪と爪の色の変化 まとめ
正直、巻き爪だけだと放置してしまう・・・という人も多いのが現状ですが、巻き爪をそのままにしておいてもまさに百害あって一利なしとはこのことです。
巻き爪が進行した先に待っているのは、痛み、炎症、化膿、切除、変形、変色などの決して良い変化ではないことを十分に理解していただきたいものです。
その中でも今回は、変色に特化してお話してきました。
爪の変色と一言で言っても、白濁するものから、黄色く変色して剥離してくるもの、カビのような真菌が原因で緑色に変色するものなどがありました。また爪そのものの変色だけではなく、爪の下の皮膚から血液の栄養状態までわかることもあり、爪が色々な意味で健康のバロメーターになっていることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
それらの治療が完了してはじめて巻き爪の矯正にはいることができますので、全体的な治療期間としては1年~それ以上は予定しておいた方が心の準備ができますね。
それを踏まえて、ちょっとした爪の変化にすぐに気づくことができれば、治療にかかる時間も少しで終わりますし、治療にかかる金額も抑えることができるでしょう。
また、普段から爪と皮膚の間を清潔にして爪に良いとされる栄養を取ることも効果的です。
サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。
手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。
巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。
気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね
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