その素敵な夏の靴が、あなたの巻き爪を悪化させる?
「巻き爪矯正中だから、サンダルを履いてもいいかな…迷う!」
巻き爪の治療中、どんな靴を履けばいいのか迷ってしまった…そんな経験はありませんか?
アンクルストラップのオープントゥサンダルは今年の夏も人気が続いているサンダルですが、足を支える部分が少なく、細く高いヒールが多いので、歩くたびに足の親指に力が入るだけでなく着地のたびに指先に衝撃が加わることから、巻き爪を悪化させてしまうタイプの夏靴代表と言えるでしょう。しかし残念ですが、巻き爪のために今年のサンダルはお勧めできません。
女性が選ぶ夏の靴には様々な種類があります。靴下やストッキングで締め付けることもなく、パンプスのように圧迫もしない素足ではける夏のサンダルは、巻き爪の痛みをしばらく忘れられる快適な靴かもしれません。しかし、サンダルの季節に開放的になり過ぎると、サンダルの種類によっては巻き爪を悪化させ、靴やブーツを履く季節を迎える頃にかえってひどい痛みに悩まされることになりかねません。
巻き爪の症状を持つ女性に適した夏の靴選びについて考えてみましょう。
巻き爪になりにくい、巻き爪女性が選ぶべき靴とは?
靴について考える前に、巻き爪が起きる原因について考えてみましょう。
・爪の切り方、深爪
・体質によるもの
・指や爪への過度な負荷
・歩行不足や歩き方のくせ
・外反母趾による足の変形
・爪水虫
・加齢
・急激な体重の増加
・間違った靴選びによる爪の圧迫や足への負担
などと言われています。
体質や加齢など自分では防ぎようの無いものもありますが、靴による爪への圧迫は選ぶべき靴、避けるべき靴を知ることにより防ぐことができます。また仕事や冠婚葬祭などで、巻き爪によくないと言われる靴を履かなければいけない場面でも、よくないことを知っていれば、着用の時間をなるべく短くするというような配慮もでき、巻き爪のさらなる悪化を少しでも避けることに繋がるのです。
巻き爪をさらに悪化させない靴選びは、自分の足のサイズ(何cm)、ワイズ(Aから4Eで表示される足の幅)を知ることから始まります。自分の足の特徴をよく知っておきましょう。
◎足元にゆとりがあり、指の付け根をまげることができる
つま先の部分に全ての指が自由に動ける程度のゆとりのあるものを選ぶ事が大切です。指同士が密着は爪が変形する原因になるだけでなく、外反母趾を防ぎ、独立した足の指がしっかりと地面をとらえることで歩行もしやすくなります。
◎ヒールの高さが3cm以内
ヒールが高すぎると体が前のめりになり、歩くたびに体重が足の指に力が入ってしまいます。ヒールが高い場合は太いヒールを選ぶと、細いヒールに比べて体の安定性が高まります。
◎歩行の衝撃を吸収する靴底素材を選ぶ
足指だけでなく足首や膝といった足全体への負担が軽減され、しっかりあるくことにより歩行不足解消につながる。
◎かかとが覆われ、かかと周りがしっかりフィットする
かかとが覆われていることで着地が安定し、かかと周りがフィットしていることで体が前のめりになる事を防ぎます。
私たちの足は夕方になるとむくみが出ることがほとんどで、午前中よりサイズが大きくなります。夕方のむくんだ状態で靴を選んでおくと、自分のサイズに合った靴ながら多少のゆとりが生まれ、圧迫しすぎずフィットする靴を選べるので、靴の購入は午後をお勧めします。同じ人でも左右の足でサイズが異なることは珍しくありません。靴の購入の際は必ず両足とも履いてみて、試し歩きをしてみましょう。
巻き爪の方、治療中の方の夏の靴選び
選ぶべき靴を踏まえて、巻き爪を悪化させない夏の靴選びをしてみましょう。
・夏の靴その1 トングサンダル ✖
下駄や草履のように親指と人差し指で鼻緒を挟むタイプで、素足ではく、いわゆるビーチサンダルと同じデザインのサンダルのこと。ヒールがある場合と無い場合があります。
指で支えているので重心がつま先になり、歩くたびに親指の爪に圧力と衝撃が加わることになります。
・夏の靴その2 ミュール ✖
いわゆる「つっかけ」と呼ばれる履物の形状で、足指の付け根部分は覆われていますが、かかと部分は覆われていません。映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンが使用したことから日本ではヘップとも呼ばれます。
支える部分が指だけなので、歩くたびにずれるサンダルを足の指が食い止めることになり、ズレないようにするために重心がつま先になって指先、爪に圧力がかかり、爪がさらに食い込むことになります。
・夏の靴その3 サボ 〇
「サボ」とは、つま先が丸く少し上に反ったような形で、もともとはヨーロッパなどで履かれていた木をくりぬいて作った靴のことです。
現在ではつま先から甲の部分をゆったりと覆って、かかとの部分は出ているサンダルのことを指します。指先を圧迫せず衝撃にも強いことから、実際に巻爪の痛みを感じなくなるという声がある一方で、とてもカジュアルな靴なので、プライベートでしか使用できないというデメリットも聞こえてきます。女性専用のサボサンダルとして、厚底もしくは厚底にチャンキーヒール(太く、ずんぐりとしたヒール)の組み合わせで、足先が少しカットされ、甲全体をしっかりと覆うタイプのサボサンダルも人気の夏靴です。ヒールが高い割に甲の部分が足首付近まで広くしっかりと覆われているので歩きやすく疲れにくいのも特徴です。ただし、ヒールが高く、長時間の使用は指先の圧迫につながるので使用に関しては△です。
夏の靴その4 ローファーデザインのバブーシュ△
2018年のトレンドとして「ローファーデザインのバブーシュ」がファッション誌でもよく取り上げられています。指先から甲の部分にかけて、普通の革靴を履いているかのように見えるしっかりとした作りですが、かかと部分がおおわれていないので、裸足で気軽に履けることも人気の理由です。本来のバブーシュは靴ですが、人気のローファーデザインもヒールが低いので、巻爪の痛みを悪化させることはありません。サボサンダルと違って、足先がとがったスマートなスタイルが多いので、指先の圧迫には注意が必要です。
夏の靴その5 レインブーツ(長靴)〇
雨のシーズンや台風など、夏の出番も多いレインブーツ。最近のレインブーツはデザインもカラーもとても豊富で、ファッションアイテムの1つとして取り入れやすくなっています。クッション性にも優れ、痛みのある指先を保護することにも対応できるので、巻爪の人も安心して履くことができますが、デザインを追求するあまり、つま先が細めのタイプの物を選ぶと、指先を圧迫してしまうので、指先が自由に曲げられる程度の幅の広めのタイプを選びましょう。又、水を通さない様に作られているレインブーツには通気性がありません。長時間の使用は足先に蒸れを生じ、水虫などのトラブルを引き起こすことが巻爪の悪化にもつながってしまうので、短時間の使用にする、「五本指ソックス」を併用するなどの対策も必要です。
サキュレでの治療方法
整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。
炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。
矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。
チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。
爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。
この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。
この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。
インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。
インベントプラスに使う特殊なチタンは磁気を帯びない性質を持っているので、手術を控えた年配の方や体調に不安のある妊婦さんでも安心してご利用いただけます。
サキュレで施術をした人の感想
靴に当たる部分に痛みがある、家に帰って靴を脱ぐと親指の爪の横が真っ赤になっている。
少しずつ痛みが増す巻爪の治療をサンダルの季節のうちに進めたいと思い、サキュレさんに通い始めたのは去年の夏前です。
靴を脱ぐと痛みはスーッとやわらぐので、「面倒だし、このまま治療しなくても大丈夫かな?」などと思うこともあったのですが(先生ごめんなさい~)、思い切って治療を始めて本当によかったと思っています。去年の冬は痛みもなく、しっかりとタイツを履いた上にお気に入りのブーツで過ごすことができました。あのまま治療をせずに過ごしていたら、いまだに痛みと闘っていたかと思うとぞっとします。
またインベントプラスでの治療はそれほど目立たず、素足でいても平気だったので、お友達にも見てもらったくらいです。
巻爪の痛みはとても辛かったので、爪に関して気になることがあると、今でもサキュレさんに飛び込みます。早目の対応で巻爪の再発を防いで、爪のおしゃれも夏の靴も十分に楽しみます。
大学生3年生の女性から嬉しい声が届きました。今年は痛みがなくてよかったですね。感想をお寄せいただき有難うございました。気になることがありましたらお気軽にご相談くださいね。
夏は男女ともに、裸足にサンダルで気軽に街を歩くことができるので、巻爪の治療中の患者様にとっては楽に過ごして頂ける季節なのです。夏のうちに治療を進めることで、巻爪の痛みから解放されて秋や冬を迎えて頂けるのではないでしょうか?しかし、巻爪の予防や巻爪の痛みのある方にとっては、裸足になることや足を支える部分が少ない靴を履くことが、却って巻爪や痛みを悪化させることにつながる場合があります。足の負担を少しでも少なくするためには夏の靴選びには、注意が必要なのです。
おしゃれな女性の靴選びまとめ
巻爪を悪化させない、巻爪の痛みをひどくしないために選びたい靴の条件として、
◎足元にゆとりがあり、指の付け根をまげることができる
◎ヒールの高さが3cm以内
◎歩行の衝撃を吸収する靴底素材を選ぶ
◎かかとが覆われ、かかと周りがしっかりフィットする
などに注意する必要があります。
夏の靴は足を覆う部分が少なくなることから、指先への圧迫は減少するのですが、歩行の度に指先に必要以上の圧力が加わったり、爪先に衝撃が加わったりすることが多くなります。夏の靴を選ぶ際には、試し履きで店内を歩き、
・指先が滑って前に飛び出ていないか?
・歩くたびに痛みを感じないか?
・歩行中、前のめりになるなど姿勢が崩れていないか?
・歩行中、太ももに必要以上に力が入ることはないか?
など、確認することも大切です。又、足に負担の少ない靴はどうしてもカジュアルになりがちで、仕事や冠婚葬祭などの場面では履けないこともあるでしょう。足に大きな負担をかける靴は、使用する時間とシチュエーションを限定して、足への負担をできる限り少なくする工夫が必要です。
巻き爪の痛みを庇うために歩き方や姿勢がおかしくなるなど弊害もありますし、長年歪んだ骨格を一瞬で整える方法は残念ながらありません。
足の健康と全身の健康の繋がりについて、一人でも多くの方が慎重に考えてもらえるようになるのが私たちの願いです。
サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。
手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。
巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。
気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。
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