【痛すぎる!】剥がれてしまった巻き爪はどう対処すればいい?

巻き爪が剥がれた後には健康な爪が生えてくる?

 

「足をぶつけて巻き爪の端が途中から剥がれたら、その爪は捨てる?全部剥がす?」

 

爪は、皮膚と爪の間を引き離すような負荷に弱いのですが、上から押さえつけられる負荷が強過ぎても湾曲を通り越して割れてしまうことがあります。爪は一度割れてしまうと骨のように途中から再生されることはないので、いわゆる「死んだ」状態になります。この状態が長く続けば続くほど、次に生えてくる爪の健康を左右することになるわけです。

 

何もトラブルがない限り、存在を気にすることもない爪。ネイルアートを施す習慣のない人からすれば、伸びたら切るもの・・・程度の認識ですよね。

ところが爪にトラブルを抱えてしまうと、歩く・立つ・靴を履くなどのすべての動作において苦痛を伴うことになります。重症化すると最悪の場合、爪が痛くて眠れないという問題にもなりかねません。

 

爪のトラブルの代表的なものとして、爪水虫や爪剥離症などがありますが、巻き爪もその代表格の一つです。世代や性別を問わず巻き爪になっている進行が増え続けていると言われる昨今ですが、巻くだけでも痛みを感じる巻き爪が剥がれたら、皆さんはどう対処していますか?

 

爪が剥がれてしまった時の対処法

 

全て、もしくはほとんどの爪が剥がれてしまった時

爪が剥がれた時とっさにその爪を保管する人の方が少ないと思いますが、爪が生える工程は本来、形状記憶に沿って生えてくると言われています。そのため、剥がれてしまってもガイドラインとなる元の爪が残っていた方が、それに沿ってまた伸ばしやすくなります。

 

剥がれた爪を保管する際、また同時に残った部分を温存する際に気を付けたいのが、良かれと思って自宅にあるような消毒や軟膏を使用することです。運よくその成分に効き目があって効果・効能に間違いがなければ回復に至りますが、自然治癒力を妨げて悪化する危険性もありますので、自己判断での薬の使用は控えましょう。

 

流水で洗い、自然乾燥させてから剥がれた爪も持って専門機関へ行くことをおすすめします。

 

爪の途中から剥がれてしまった時

よく見かけるのがこの状態で、根元はしっかり残っているものの、爪の途中から割れるように剥がれてしまっているケースです。この場合、途中まで剥がれているなら全部同じ長さにした方が良いと思って全てはぎ取ってしまう人が多いのですが、剥がれなくてもよかった所までダメージを受けないように絆創膏などで温存するのが得策です。

 

割れた部分を補強して、爪が完全に伸びるまで残しておくことで、爪がない部分に周りの皮膚が先回りして盛り上がってくるのを防ぎます。というのも、爪が剥がれた時に怖いのは細菌が侵入することでもありますが、爪がない状態が続いて周りの皮膚が同化し、いざ爪が再生しようとしている時に皮膚に食い込んで巻き爪になることも二次災害として考えられるからです。

 

巻き爪が途中で剥がれて根元の巻き爪が残った時

巻き爪の矯正をするためには、ほとんどの方法において伸びた白い部分を必要とするので、爪が途中で剥がれてしまうと巻き爪の矯正方法によっては適用できなくなる可能性が出てきます。

そのため残っている爪の長さによっては、矯正できるようになるまでに一旦スカルプチュアネイルで仮の爪を作って、伸びるまでの間は本格的な矯正を保留にするケースもあります。

 

この方法は巻き爪以外にも、爪が前に伸びずに厚みがどんどん増してしまう爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)という爪の疾患にも適用されることがある方法です。この疾患を発症する明確な原因はまだ解明されていませんが、窮屈な靴、過度な負荷のかかるスポーツ、爪母を損傷するほど怪我など、巻き爪を発症する原因と類似している点が数多く見受けられます。そして、巻き爪が剥がれてこの爪甲鉤彎症に発展する危険性があることも知られるようになってきました。

 

 

爪がほとんど剥がれた時、または途中から剥がれた時、巻き爪かそうでないかに関わらず「爪を無理に剥がさない」ということが大切です。そして剥がれ落ちてしまった爪は再生するまで必要になりますので、流水にさらして乾燥させてから専門機関を受診する際に持って行きます。途中まで割れている場合も無理に剥がさずに絆創膏などで補強しておきます。

 

皮膚が露出している、あるいは出血がある場合は、そのままにしておくと伸びた爪が皮膚に刺さり陥入爪になる可能性がありとても危険です。陥入爪から肉芽になり、爪が元通りの大きさにならずに成長を止めて、厚みだけが増していく爪の病気もあります。

 

あらゆる危険性を想定して、少しでも爪が剥がれた後に異変を感じたら専門家に相談するようにしましょう。

 

 

短い爪でもできる巻き爪の矯正方法

巻き爪が剥がれた時に痛みを伴う苦痛も勿論ストレスになりますが、爪を持ち上げるための白い部分がなくなり矯正できなくなることもストレスの一つです。前述のようにスカルプチュアネイルで仮の爪をつくり、伸びるまで補強する方法を挙げましたが、白い部分がなくても爪の土台があればできる巻き爪の矯正方法もあります。

 

VHO式巻き爪矯正法

V(Virtuose=熟練した) H(Human=人道的な) O(Orthonyxie=まっすぐ)の頭文字を取って名付けられた方法で、ワイヤーを爪の溝に引っ掛けて持ち上げるのが特徴です。

爪の両脇にフックを引っ掛けて、中央で持ち上げるように捻じり固定します。どんな爪の幅にも応用でき、比較的重度の巻き爪矯正にも効果を期待できます。爪が伸びて先端に来るまで1ヵ月から2ヵ月程度交換しなくても良いのがメリットです。

 

B/S SPANGE式巻き爪矯正法

特殊な硬度のプラスチック素材のプレートを接着して爪を持ち上げる巻き爪の矯正方法です。ワイヤーに比べると、接着剤での装着となるため矯正力の面では若干弱くなりますが、仕上げにトップコートも施し見た目はかなり自然な仕上がりになります。プレートが外れない限り、ワイヤーでの矯正方法と同様の期間、取り替える必要はありません。施術をしている施設によって、万が一プレートが外れた時にも無償で処置してもらえるかどうかなど、事前に確認しておくと良いでしょう。

 

 

どちらの方法も、爪が途中から剥がれて白い部分が無くてもできる矯正方法になりますが、手術とは異なるものですので保険は適用外となります。また周りに出血がある、あるいは化膿している、肉芽腫があるなどの皮膚トラブルがある場合は、そちらの治療をしておかないと爪が伸びた時に皮膚と接触して健康な爪の成長を阻害してしまします。

また短い爪でも矯正できるとは言え、つめの幅が端から端まであることが条件です。剥がれて爪の一部しか残っていないような状態では、やはり爪の再生を優先しなければ、どの矯正方法も難しいと言えるでしょう。

 

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありませんし、穴を開ける必要がないので爪が伸びるのを待たずに施術をスタートできます。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

そして爪が伸びるのを待たなくても、爪の幅があれば両端に引っ掛けることができ、白い部分がなくても巻き爪の矯正をスタートすることができます。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

もともと巻き爪だったのが悪化して、半分ぐらいの所で真横に剥がれてしまい激痛でした。

爪を取っておかなかったせいで皮膚が盛り上がってしまい、両脇の巻き爪も痛いし伸びる方向にもぶつかって何重苦かわからないほど・・・。

そこで短い爪でも矯正できるか相談したところ、伸ばさなくても施術をしていただけることがわかり一安心。残っている爪が健康だったのが不幸中の幸いでした。

こんなことなら最初から矯正をしておけば、悪化して剥がれることもなかったかもしれない、と反省しています。

 

爪が元通りになるまで1年近くかかるようですが、巻き爪の矯正をしながら健康的な爪が再生できるように心がけていきたいです。

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

ただでさえ巻き爪が痛いのに、さらに爪まで剥がれてしまうとは、その痛みは尋常ではなかったことでしょう。剥がれにくいような構造になっているからこそ損傷した時のダメージは大きく、普通の怪我よりも治癒にかかる期間はかなりかかると心得ておきましょう。

 

爪が再生するよりも周りの皮膚が爪を押し込んで盛り上がるスピードの方が速いので、爪が剥がれた時にもその爪を固定しておいた方が皮膚の侵食を食い止めることに繋がり、結果的に爪が再生するのを手伝うことになります。

 

剥がれた爪の間に細菌が入ってしてしまい、明らかに変色が見受けられる時は、抗生物質の投与を視野に入れなければ指や手足そのものの健康を脅かすことになります。自己判断は避けて早めに専門機関を受診しましょう。爪が均等な厚みと長さで再生されるように、専門家の指示を仰いで思わぬトラブルにならないように気を付けたいものです。

 

 

痛すぎる!剥がれてしまった巻き爪はどう対処すればいい?  まとめ

 

今回は、巻き爪が剥がれてしまった後の対処方法や、短い爪でもできる矯正方法について考えてきました。の手術と、痛くない巻き爪の矯正を対比しながらお話を進めてきました。

 

そもそも爪が剥がれた時にまずどうするか、初動が大切なことがおわかりいただけたのではないでしょうか。爪がどの段階から剥がれてしまったかにもよりますが、白い部分の上だけ剥がれた程度であれば、ヤスリなどで整えて引っかからないようにしておけば、まず問題ないでしょう。

しかし、上半分ほど剥がれそう、あるいは皮膚が露出する程ほとんど剥がれてしまった時は注意が必要です。剥がれ落ちてしまった爪は保存し、再生するまで清潔な状態で固定しておいた方が、爪が成長するのを手助けすることに繋がります。まだ途中まで繋がっている時は無理矢理剥がさず、テーピングや絆創膏などで補強して、指先にかかるまでは固定しておきます。

 

指先にかかるような巻き爪であれば、割れたり剥がれたりしたことで一時的に巻く圧力が緩和されることもありますが、爪の根元から巻き爪になっていると爪が途中で剥がれても巻き爪の痛みは変わりません。そこで、爪の白い部分がなくてもできる巻き爪の矯正方法が適用され、爪の再生と同時進行で巻き爪の矯正を行っていくことになります。

 

一度矯正の処置をすると、外れない限り1~2ヵ月程度は装着したままで問題ありませんが、矯正をしながら次に生えてくる爪まで巻き爪にならないことが完治の目安となります。軽度であれば半年程度で完了しますが、重度の巻き爪には1年~2年の期間矯正が必要となる場合もありますし、普段の歩き方や食生活などにも気をつけることでその期間は短縮することも難しくありません。

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

 

 

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