【我慢できない!】巻き爪で内出血を起こす原因と対処法

爪の内出血は放置すると危険です

 

「マラソンに出るので練習を始めたところ、靴を脱いだら親指の爪が真っ黒に!このままにしておいて良いのでしょうか?」

 

爪の中で起きる内出血は「爪下血腫」とも呼ばれ、爪が伸びるのとともに上に上がってきて、皮膚に吸収されることもありますが、多くの場合そこから爪が剥がれ落ちて、再生するまでに半年から1年程かかります。

 

皮膚の外の怪我ではないので、内出血を起こした瞬間に痛みを感じることが少なく、知らない間に真っ黒になっているケースがほとんどです。そして、あまりにもその血腫が増えてしまうと細菌も繁殖しやすくなる危険性から、穴を開けて中の血を抜かなくてはならない場合もあります。

 

このように爪の内出血は皮膚に起こる内出血と違い、爪が剥がれてから元通りになるまで時間がかかることに加え、内出血の度合によっては多少の手術も必要になることから、気を付けたい爪の怪我の一つとして覚えておきたいところです。

 

爪で内出血を起こすのはどんな時?

 

①巻き爪で皮膚が圧迫される時

巻き爪の巻いている部分の痛みもさることながら、巻いている部分の根元が圧迫されて指が押さえつけられているような違和感を覚えることはありませんか?

 

軽度の巻き爪であれば、履く靴によっては痛い、立ち仕事をしていると痛い、裸足であれば痛みを感じない程度です。しかし進行するに従い、爪全体が指を圧迫している痺れなどを感じるようになり、その圧迫が皮膚の強度を上回ると血腫が溜まり、内出血を起こします。

 

巻き爪による内出血は、瞬間的な痛みに対して起こるものではないので、フットネイルをしている方はオフした時に初めて気づくほどわかりにくいものです。しかし一度爪の下で内出血を起こしてしまうと、その部分が伸びてなくなるまで留まり続けるので、見た目としてはかなり損なわれます。

 

→対処法

内出血がどんどん広がっていたり、爪がグラグラするほど血腫が溜まっていたりする時は、専門機関を受診して内出血を取り除くことも視野に入れましょう。そこまでひどい内出血でなければ、早めに巻き爪の矯正を行い、爪が指を圧迫する力を和らげることが望ましい状態です。巻き爪で内出血が起きる箇所には個人差があり、根元部分に起きる人もいれば、巻き爪の巻いている部分近くに起きる人もいます。他の病気の治療などで薬の副作用などが考えられない限りは、まず爪の健康状態をチェックしてみましょう。

 

 

②足に合わない靴を履いている時

巻き爪の人の靴選びはとても難しく、爪が当たるから大きい靴を履けば良いかというとそういうわけではありません。

 

靴がフィットし過ぎていると、巻き爪を助長するだけでなく、つま先が靴とぶつかってその衝撃を受け続けることで内出血を起こしやすくなります。反対に大きめの靴を履いていると、中で滑って足が動いてしまい、結果的にはキツイ靴を履いている時と同じような負荷がつま先にかかるようになります。1日中履いてもつま先の痺れや足の裏の疲れを感じないかどうかが目安となります。

 

→対処法

 

理想的なのは、靴の中で指先がギュッと踏ん張れる程度の適度なスペースがあり、横幅がフィットして前に滑らない靴です。運動靴でも革靴でも、紐やストラップで調節できると安心ですね。ヒールのある靴を履かなければならない時は、隠れるようならショートブーツで甲をホールドできると長時間立っていても前に滑らなくて安定感もあります。パンプスでは甲が浅いものがオシャレではありますが、できればストラップのあるものまたはヒールを5センチ以内にしてインソールにクッション性の高いものを使用してあれば、巻き爪の人の足を守ってくれることでしょう。

 

 

③地面からの衝撃をダイレクトに受ける激しい運動をしている時

巻き爪による内出血の中でも多くを占めるのは、足に無理のあるヒールの靴ではなくランニングによるものだと言われています。

 

ランニングはここ最近の健康ブームの中で定着し、爪の健康のためにもダイエットや体づくりの観点からも、大変好ましい習慣とも言えますが、それはあくまでも正しい土台があってこその習慣です。

 

例えばO脚の人が急に長距離のランニングを始めてしまうと、必ずと言っていいほど膝を故障する傾向にありますし、同じように巻き爪の人が急にランニングを始めると、巻き爪が悪化したり内出血を起こしたりする原因にもなります。万全でない部分の負担を他の部位が受け止める形になると言えばわかりやすいのではないでしょうか。

 

→対処法

まずは巻き爪を緩和して、爪が地面から受ける衝撃をバランスよく分散できる状態にすることが大切です。自分の巻き爪の程度を把握して、矯正が必要なのか、テーピングで十分なのか、外反母趾を併発していることはないかなど、健康状態を客観的にチェックしましょう。

 

④急激に体重が増加した時

意外と多いのが、妊娠中に巻き爪が悪化したり、その巻き爪で内出血を起こしたりするケースです。

 

スポーツをしていた人が止めた時、通勤に毎日歩いていた人の生活環境が変わった時、怪我や病気で絶対安静にしていなければならない時など、様々な状況で巻き爪は進行する可能性があります。しかし妊娠している時期の体重の増加は自分でコントロールするのが難しい側面から、巻き爪が悪化する原因になることがわかってきました。体重の増加で爪と皮膚がぶつかりやすくなり、さらに浮腫みから慢性的に爪に圧迫される時間が長くなるからです。

 

妊娠中・出産後は栄養が優先して赤ちゃんの方に行ってしまうこともあり、髪や爪を生成する要素が不足しがちです。そのため、爪も硬く分厚くなる傾向にあり、巻き爪から内出血を起こしている妊婦さんを数多くお見かけします。

 

→対処法

 

妊娠中のダイエットは大変危険ですので、無理な体重のコントロールはしないようにしましょう。安定期に入り適度な運動の許可が出たら、歩くことも大事ですが、まず何かに摑まってつま先で立つ踵の上げ下げをして、指先に満遍なく力が分散するように意識してみましょう。腹圧をかけることなく足の指を使う運動をすることが巻き爪の悪化を食い止めます。

また、タンパク質は筋肉を作り出す際にも、爪を生成する際にも重要な栄養素です。糖質や炭水化物を控えても、タンパク質を節制することがないように食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

 

爪の内出血から爪が剥がれたらどうする?

 

ある程度、次の爪の土台が出来上がった状態で爪が剥がれ落ちる分にはそれほど問題ありませんが、まだ指先まで半分以上あるのに爪が剥がれ落ちてしまった時には注意が必要です。

生えかけの爪が皮膚に刺さり陥入爪になる危険性があり、爪が伸びるたびに化膿している部分に当たって激痛を伴うこともあります。

 

他にも、爪が成長障害を起こすと、前に伸びずにどんどん分厚く肥大化していく病気になります。最悪の場合、爪が元に戻らずに一生付き合わなければならない可能性も・・・。

 

そうならないために、爪が割れたときや剥がれ落ちた時は、その爪を持って専門機関を受診すること。またすぐに受診することができない場合は、次の爪が生えてくる目安になるようにしばらくは剥がれた爪を皮膚の保護として清潔にした上でテーピングしておくと、皮膚の盛り上がりを防ぐことに繋がります。

 

サキュレでの治療方法

 

整骨院サキュレでは、巻き爪の専門医によるカウンセリングから、爪のクリーニング、ケア、施術までの過程を、お客様お一人おひとりに合わせた内容で丁寧に行っております。

炎症や化膿などがない健康的な爪の状態で矯正が可能であると判断された場合、処置を進めていきます。

矯正方法としては、インベントプラスという特殊なチタンワイヤーを使用する特許を取得した技術を導入し、画期的な施術を提案しております。

チタンワイヤーを爪の両端に引っ掛けて浮き上がらせ、皮膚と接触しないような角度に調整します。

爪の中心で繋ぎ止めるワイヤー自体は、上からジェルネイルと同じ要領でコーティングし、外からは触れないようになりますので家事や炊事などの邪魔になることはありません。

 

この矯正方法は、今まで使用されてきたワイヤー矯正法よりも爪への負担を大幅に減らすことができ、1回の施術から目に見える効果を実感していただける内容となっております。

この方法を導入している専門機関が少ないことから、まだまだ一般的ではありませんが、巻き爪の矯正方法としてはこれから定着していくことが期待されている技術です。

 

インベントプラスにかかる所要時間は5分~10分程度です。また、ワイヤーを装着した爪が先端に伸びてくるまで1~2ヵ月は継続して装着していられますので、毎日取り換えなければならない手間もありません。

 

また、インベントプラスは従来の金属製のワイヤーよりも嵩張らないのが特徴であり、装着したままでもスポーツを行っていただくことも可能です。特殊なワイヤーの上からコーティングも施すことで、従来の生活の妨げになることはまずありません。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

先日、ランニングをした後に靴を脱いだら親指の爪が真っ黒になっていて、とても驚きました。調べてみたところ内出血のようで、久しぶりに走ったからかな?という程度に考えていたのですが、日常生活にも痛みを感じるようになり受診しました。

 

靴下を履く時、靴を履く時、何かにぶつかった時、色々な場面で激痛を伴うのです。

 

これはただの内出血ではないと思い聞いたところ、巻き爪が原因だということがわかり、矯正の施術をしていただくとその場で痛みから解放されて、自分の足なのに信じられません。

 

一度内出血したものは、消えるか爪と一緒になくなるまでは残ってしまうようですが、巻き爪の矯正を始めたことで足の痛みを庇うように生活していたのがとても楽になりました。知らない間に姿勢も歪んでいたんですね。

 

まだまだランニングの距離もタイムも伸ばしていきたいので、爪と相談しながら無理なくトレーニングを続けていきたいです。

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

靴を脱いで爪が真っ黒になっていたら・・・それはそれは驚いたことと思います。

スポーツ選手でも巻き爪や爪の内出血といったトラブルは、実は日常茶飯事です。足のトラブルを回避するために、その人の足に合わせた靴が開発されるぐらいですから、何事にも足が万全でないと100%以上の力は発揮できないのではないでしょうか。

 

プロスポーツ選手ではない私たちは、そんな足元の大切さを二の次にしてしまうことが往々にしてあるのですが、市販されている靴の中でも自分により合ったものに出会うということはとても大切です。もし今後スポーツを持続的にする予定があるようでしたら、きちんと足を測定してもらって、足に合う靴を選んでもらうことに時間をかけてください。

 

そして巻き爪が原因で内出血を起こし、好きなことができないどころか日常生活に支障を来すことがないように、足の健康が生活密接に関わっていることを皆さんに理解していただけるように願っています。

 

 

我慢できない!巻き爪で内出血を起こす原因と対処法  まとめ

 

今回は、巻き爪から内出血を起こす原因とその対処法について考えてきました。

 

特に多いのが、足に合わない靴を履いていて圧迫される時、激しいスポーツをした時、体重が急激に増加した時などです。どの原因にも共通して言えるのが、巻き爪になりやすい環境=巻き爪から内出血を起こしやすい原因であるという点ではないでしょうか。

 

他にも巻き爪以外に内出血を起こす原因としては、爪に重い物を落とす、ドアなどで指を挟むなどの状況が考えられます。

 

いずれにしても、内出血から爪が剥がれ落ちる可能性があり、剥がれ落ちた後の爪の成長には経過観察を必要とします。そのため、自己処理や自己判断は控え、少しでも不安に感じることがあったら専門の機関で相談するようにしましょう。

 

 

サキュレではインベントプラスによる巻き爪の矯正と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら巻き爪を改善していくこともできます。

巻き爪は爪のトラブルでありながら、全身に関係していることの多い疾患です。

気になる症状がある場合はお気軽にご相談くださいね。

 

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